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品川で味わう、シンガポール3大レストラン

ホテルパシフィック東京の前庭にオープンした、シンガポールレストラン「シンガポール・シーフード・リパブリック」。現地で数々のアワードを受賞した人気レストラン3店の共同プロジェクトをご紹介します。

村上 実

執筆者:村上 実

ホテルガイド

シンガポール・シーフード・リパブリック
~此処は東京、それともシンガポール~


外観
京浜急行・JR品川駅から徒歩3分。外国人客も多く、海外のような雰囲気

オレンジの瓦、白い外壁、いかにもコロニアル調のバルコニー、何気に通り過ぎたとき、「ここはシンガポール?」というイメージが脳裏を掠めた。夏の時期だけに、肌にまとわりつくモイスチャーがそう感じさせたのかも知れない。

変貌著しい品川。この駅前に聳え立つのが「ホテルパシフィック東京」。オープン当初は“華麗な貴婦人”といったイメージがあり、いまでも多くの常連客に愛されるホテル。この前庭に、4月2日、オープンしたのが「シンガポール・シーフード・リパブリック」。件の建物。

シンガポール政観がバックアップ!

入り口すぐそばに並ぶ、マッドクラブ。500~590gのSサイズから1kgを越えるYOKOZUNAサイズまで
このレストラン、なんとシンガポール政府がバックアップしているそうで、現地の有名レストラン3社が共同で日本初進出したという。目玉料理はそれぞれ調理法が異なる3種のマッドクラブ。

水槽からゲスト自らが魚介類を選んで好みの調理法でオーダーするシステムが人気の「シーフードインターナショナルマーケット&レストラン」、チリクラブチャンピオンシップにも輝いたシンガポールを代表するレストラン「ジャンボシーフードレストラン」、英国ガイド紙シンガポール最優秀レストランを12年連続して受賞している「パームビーチシーフードレストラン」というラインナップで、シンガポールでもこの3店の料理を同時に楽しむことは出来ないだけに、今回のオープンはシーフード好きには堪えられないインパクトがあるはず。

大型のマッドクラブは、なかなか日本への輸入がないため、今回はベトナム、インド、フィリピンなどから生きたまま空輸する独自のルートを開拓、現在は週2便の頻度でフレッシュなマッドクラブが供給されている。メニューは多彩で、エイジアン・エスニックの数々の料理がラインナップ、クオリティの高さと食材のバリエーションはまさに東京でもナンバーワンの評価を早くも得ている。

220席の客席で個室4室(30席)、ダイニング140席、テラス50席の構成。営業時間は11:00~23:00(年中無休)/ランチ11:00~15:30、ディナー16:30~23:00。

次のページでは、ここで差がつく!常連客になれる!ガイドのレストランウォッチ法を伝授。
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