世界シェアでも第2位の出荷数を誇り、上はαシリーズ、中間およびエントリー向けはCyber-Shotというフルラインナップを誇っているソニーのデジタルカメラ。
DSC-G1はそんな中でも異形のCyber-Shotといえる。
まるで鬼子のようなこのデジタルカメラはCyber-Shotの中でどのような位置づけになるのであろうか。
DSC-G1の位置づけ自体は非常に簡単なものだ。コンセプトモデル、である。
モーターショーできらびやかなスポットライトを浴びて、車の近未来像を語るコンセプトモデルのデジタルカメラ版。
しかし、大きく異なるのはそのコンセプトモデルが市販品として入手できるところである。
ただし、最初に書いてしまおう。デジタルカメラとしてのDSC-G1はかなり古い設計になっている。
春モデルとして発売されている他のCyber-Shotが画像エンジンとしてBIONZを搭載し、デジタル端子に対応してハイビジョンテレビとの接続ができるのに対して、DSC-G1の画像エンジンは旧型のRealImageProsessorとなっている。
CCDも600万画素とデジタルカメラの心臓部分としてはDSC-T9(
レビュー)相当、すなわち1年半ほど前のものとなっている。
しかし、DSC-G1のコンセプトモデルとして見てもらいたいのはデジタルカメラとしての心臓部ではない。足回りやラグジュアリー感といった周辺部分だ。
いったい、この異形なCyber-Shotのどういったところがコンセプトモデル的なのか、それを中心にレビューしてみよう。
圧巻! 3.5型液晶ディスプレイ
まず、本体を手にとると飛び込んでくるのは異様なまでの大きさの液晶ディスプレイだ。
大きさは3.5型。2007年現在、多くのデジタルカメラで採用されている2.5型と比較すると、大きさがよく理解できる。
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| ▲左が2.5型、右がDSC-G1。DSC-G1側はメニュー部分を外に追い出して、ようやく2.5型と撮影画面が同じといったところ。 |
この液晶ディスプレイは単純に大きいだけではない。92万画素という高精細さを誇っている。
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| ▲この高精細具合は是非店頭で確認していただきたい。美しいディスプレイである。 |
つまり、DSC-G1は再生画像を見て楽しむというところに重きが置かれているといえる。DSC-T9からはじまった音楽とシンクロして再生するスライドショーも、もちろん搭載されている。
また、この高精細さを活かしてメニューも細かく作り込まれている。最近のCyber-Shotに共通のXMB風メニューであるが、液晶ディスプレイが綺麗なおかげでこれまでのものとはまったく印象の異なる仕上げになっている。
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| ▲このフォントの綺麗さには感動すら覚える(言い過ぎかなぁ?)。 |
特にフォントの流麗さは驚きに値する。
巨大! 2GBの内蔵メモリ!
もうひとつ、DSC-G1には大きな特徴がある。それは内蔵メモリを2GB搭載しているということだ。
昨今、フラッシュメモリが大幅に安くなったためにデジタルカメラ本体にメモリを内蔵するものが増えてきたが多くて数十MBといったところ。
まさに桁が違う(それもふたつも!)レベルだ。
このふたつが、スペック上ではこれまでのデジタルカメラとDSC-G1が大きく異なっている部分だ。
これらによって、DSC-G1はあるスタイルを提唱することに成功している。
そのスタイルとは?
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