デジカメ関連情報

更新日:2005年12月24日

機械式VS.高感度対応 手ぶれ対策の本命は?

デジタルカメラにおいて今年最大のトピックスといえば、なんといっても各社が趣向を凝らした手ぶれ対策。その流れは大きくふたつに分かれている。『機械式』と『高感度対応型』の手ぶれ対策。その勝者はどちらだ?

2~3段分の効果って?

最初は機械式手ぶれ補正機構の仕組みを見ていくとしよう。
LUMIX DMC-FXシリーズやDiMAGE X1などの機械式の手ぶれ補正機構を搭載したデジタルカメラにおいて「絞り、シャッタースピード換算で2~3段分の効果がある」などといわれる。
しかし、「2~3段分の効果」などと書かれてもさっぱりわからない読者がほとんどではないだろうか。
基礎的な写真用語を学んでいなければわからなくても当然である。やや長くなるが、解説してみよう。

手ぶれを起こすかどうかはシャッター速度が目安となる。

手ぶれを起こさずに撮影できるかどうかは、原則的にシャッター速度によって決まる。
一般的にコンパクトスタイルのデジタルカメラで、手ぶれなしの撮影には、1/60秒のシャッター速度が必要となる
もちろん、カメラの重さやグリップのしやすさ、あるいはユーザーの習熟度、ズームの有無などの要素によって変動はある。
しかし、ワイド端(ズームレンズでもっとも広く撮影できる位置)であれば1/60秒というシャッター速度を確保できればほとんどの場合で手ぶれを起こさずに撮影できるといっていいだろう。

これが1/30秒になるとほぼ半分ていどの写真で手ぶれを起こしているはずだ。
その半分の1/15秒では手ぶれなしで撮影できているほうが少なくなり、さらにその半分の1/8秒となるとほぼ全滅……というような感じになると思ってくれていい。
さて、前述の「2~3段」という表現を、実際のシャッタースピードに置き換えるとどうなるか。1段ごとにシャッタースピードは半分になる。1/60秒だったものが、1段の変化で1/30秒、2段で1/15秒、3段の変化であれば1/8秒となっていくわけだ。

つまり、機械式の手ぶれ補正機構が搭載されているカメラでは、手ぶれを起こさずに撮影できるシャッタースピードが1/15秒、もしくは1/8秒となるということを意味しているのだ。
これを可能にしているのが、角速度センサーというもの。
このセンサーが手ぶれを検出して、レンズやCCDを逆方向に動かすことによって手ぶれを打ち消しているというのが機械式手ぶれ補正機構の正体だ。

さて、この1/8秒という数字は室内でフラッシュなしで撮影する際に、多く用いられるシャッター速度でもある。
逆に「1/8秒というシャッター速度でも手ぶれを起こさないように搭載されたのが、『機械式の手ぶれ補正機構』である」という言い方もできるだろう。
では、実際にどのような効果があるのかを見てみよう
Page3へ)
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清水 博之

カメラとの付き合いは20年以上。銀塩カメラから始まり、デジタルカメラまで、幅広い知識を持つ。ライター…

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