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料理道具必要なものリスト!必須の調理器具・キッチン用品一覧

料理をするために必要なものの中でも、基本的な調理器具・キッチン用品の一覧です。まずこれだけそろえておけば大丈夫でしょう。100均ショップでは、安い料理道具がいつでも買えます。挑戦したい料理が出てきた時に、それに必要なものを買い足していきましょう。

大石 寿子

執筆者:大石 寿子

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料理道具必要なものリスト!初めに揃えたい調理器具・キッチン用品

これだけはそろえておきたい調理器具

   

料理道具に必要なもの!初めに揃えたい調理器具・キッチン用品とは

料理生活を始めるにあたって、まずこれだけそろえておけば大丈夫、という基本的な調理器具を選んで紹介します。100均ショップでは、安い調理器具がいつでも買えます。ネットでは、プロ仕様の道具を手軽に取り寄せることができます。

ダメモトで安価な商品を買うも、こだわりの逸品を探し当てて買うも、あなたの自由です。が、購入前にこちらを参考にしていただければと思います。
 

料理道具1:包丁(牛刀・ぺティナイフ)

牛刀とぺティナイフ共に鋼製
1本だけ持つなら牛刀を、2本めにはぺティナイフを
包丁は牛刀とぺティナイフの2本があれば、たいがいの料理は作れます。

画像の牛刀は、刃わたり27cmの業務用の鋼(はがね)の牛刀で、20年以上愛用しているものです。研ぐ等の手入れをきちんとすれば、壊れるまで(柄が取れる、刃が折れる、欠ける等)使えます。ステンレス製より重みがあるので切りやすいです。切れやすい分、取り扱いには十分な注意が必要です。鋼製の包丁を買い求める際は、一緒に砥石も買って下さい。

家庭用包丁として売られてるのは、刃わたり20cm内外のステンレス製が一般的なようです。背丈のある男性が使う場合は、少し長めの物を選ぶといいでしょう。

 

料理道具2:まな板(木製・プラスチック製)

まな板
プラスチック製の、適度に厚みのあるまな板を 
家庭用まな板はプラスチック製が扱いやすいです。キッチンの調理台に縁(ふち)がある場合、その縁の高さよりまな板が薄いと使い難いので、それを考慮して購入しましょう。

木のまな板は、包丁のあたりがよく、滑らないので切りやすく包丁を傷めません。が、まな板は傷みやすく、不潔になりがちです。軽いまな板を使う場合は、まな板の下に濡れ布巾を敷くと安定します。

 

料理道具3:ボウル・ザル・片手ザル(漉しザル)

ボウル・ザル
金属製も、1つは欲しいもの
とりあえず揃えたいのは、大きめのボウルとザル。熱に強い金属製のザルは揚げ物の油切りにも使えて便利です。

目の細かい片手ザル(漉し器)は、粉類をふるう、ゆで野菜や麺類の湯切り、出汁を漉すなど色々と活用できます。竹製の平たい盆ザルも、あれば重宝なものです。

 

料理道具4:鍋(両手鍋・片手鍋)

画像の鍋は取っ手が外せるティファール
両手鍋と片手鍋を1つずつ
たっぷり作った方がおいしい、シチューやおでん等の煮込み料理や、重ねないで調理する煮魚にも使える大きめのアルミ製の両手鍋と、ゆでたり、煮たり、炒めたりと気軽に使えるアルミ製片手鍋(ゆきひら鍋等)が1つずつあればいいでしょう。

もう1つ買い足すとしたら、ジャムや酢を使う料理作りや、ホワイトソース作りに適してる、ほうろう鍋(ミルクパン等)がいいです。

また、鍋やフライパンを選ぶ際は、自宅がIH(電磁調理器)キッチンの場合、IH対応鍋かどうかをしっかり確かめないといけません。

 

料理道具5:フライパン(鉄製・フッ素樹脂加工)

フライパン
1つ買うなら大きめのフライパンを
大きめの蓋付きフライパンがおすすめです。

鉄製は使うほどに油がしみ込み、長年使えてとても重宝なものですが、使いこなすまでがちょっと難しいので、初めてのフライパンは、表面がフッ素樹脂加工されたものの方がいいでしょう。鉄製とフッ素樹脂加工のものとでは、手入れの仕方が違うので、取り扱い説明書をしっかり読んでから使い始めましょう。画像は奥が鉄製フライパンで30年使い続けてるものです。手前が取っ手が外せるティファールのフライパンで、そのままオーブンにも入れられるので便利です。

また、中華鍋には両手鍋と片手鍋(北京鍋)があり、ゆでる、炒める、蒸す、揚げる、中国料理全般に使えます。家庭では、中国料理の本領である鍋返しがしやすい、片手の北京鍋の方が向いてます。

 

料理道具6:やかん(ケトル)

やかん
熱効率のよいアルミ製を
やかんは、たぶん皆さん、最初に買いたくなるものの1つではないかと思います。が、そんなに頻繁には使いません。お湯しか沸かせないやかんを買うくらいなら、今の私なら、卵もゆでられるしお湯も沸かせる片手鍋を買います。

とはいっても、我が家にも、やかんは2つあります。アルミ製の方が早く沸きます。

 

料理道具7:しゃくし(おたま)・網じゃくし

しゃくし類
つくりがしっかりしたステンレス製のしゃくしと、アク取り網じゃくしを
つくりのしっかりしたステンレス製がいいです。握りの部分がプラスチックでできてるものは、熱で溶けたり変形したりするので気をつけましょう。オールステンレス製は、丈夫ですが、全体が熱くなるので火傷に注意しましょう。

画像のおたまは、内側に目盛りが刻まれてるもので、100均ショップで見つけました。天ぷらのカス取りやアク取りに使う網じゃくしは、1つを選ぶとしたらアク取り用です。(アク取り用で天カスはすくえるが、カス取り用でアクはすくえない。)

 

料理道具8:フライ返し(ターナー)

フライ返し
フライパンとの相性を考えて選ぶ
素材は、ステンレス、アルミ、ナイロン樹脂、シリコンなどがあり、形状も、平たいもの、持ち手とすくう部分に傾斜があるもの、直角に曲げてあるものなど色々様々です。

年々頑丈になってきているフッ素樹脂加工のフライパンですが、金属製のフライ返しを使ってはいけないものもあります。フライパンとの相性を考えた上で、使いやすそうなものを選びましょう。

 

料理道具9:しゃもじ・へら・ゴムベラ(スパチュラ)

ヘラ類
しゃもじは炊飯器の付属品を 購入するのは木ベラとゴムベラを
ごはん用のへら(しゃもじ)は炊飯器に付いてくるのでいいとして、混ぜながら加熱する料理に使える木べらはあると便利です。
ゴムベラもあったほうがいいです。熱いフライパンにも使える、熱に強いものが便利なのですが高価です。普通のゴムベラは熱に弱いので、そこに気をつけて使用しましょう。


 

料理道具10:大小の泡立て器

泡立て器
泡立て器は大小1つずつ欲しい いつかは買いたい電動ハンドミキサー
卵や生クリームの泡立てに使います。小さいものはドレッシング作りなどに使います。電動ハンドミキサーがあればかなり便利で、特にお菓子作りに威力を発揮します。





 

料理道具11:ピーラー(皮むき器)・カッター・おろし器

ピーラー類
ピーラー、カッター、おろし金の三点セットがあると便利
ピーラー、カッター、おろし金がセットになったものがあれば、色々使えて便利です。1つだけを選ぶとしたら、包丁で代用できないおろし金ですが、誰でも簡単に皮が剥けるピーラーも、かなり捨てがたいです。



 

料理道具12:はかり(スケール)

スケール
お菓子作りにはデジタルスケールを
受け皿がついたクラシックスケールと、コンパクトなデジタルスケールがあります。お菓子作りにはデジタルの方が適してます。クラシックタイプなら目盛りの刻みが細かい2kg用をおすすめします。




 

料理道具13:計量カップ・計量スプーン・米用カップ

計量器
計量カップと計量スプーンの大と小を
米用カップは炊飯器の付属品を。計量カップを1つ、計量スプーンは大(15cc)、小(5cc)があればいいです。

ただし、計量スプーンは、ものによって、弱冠の差が生じるようです。是非一度、手持ちの計量スプーンではかった水の重さを、デジタルスケールではかり直してみてください。

 

料理道具14:缶切り・栓抜き

缶切り・栓抜き
栓抜きと缶切りが1つになったもの
意外と買い忘れがちな缶切りと栓抜きですが、これも必要不可欠な調理器具の1つです。2つの機能が一緒になっていて、しかもワインのコルク抜きまで付いてる物もあります。




 

料理道具15:菜箸セット

菜ばし
菜箸は同じ長さのセットがいい
長いものと短いもののセットと、同じ長さのセットがあったら、同じ長さの長い菜箸セットの方がいいです。理由は、長いものは、先が焼けたり折れたりしていずれ短くなるし、慌てて2本掴んだ時に、同じ長さであったほうがいいので。



 

料理道具16:炊飯器

炊飯器
炊飯器は5合炊きがおすすめ
炊飯器は、お米を炊くだけでなく、煮物やケーキなど色々なものが作れます。炊飯器クッキングを楽しむには、5合炊きが向いてます。




 

料理道具17:あると便利な電気製品

電子レンジ・オーブントースター・フードプロセッサー
あったほうがいい電気製品の筆頭は、なんといっても電子レンジで、特別多機能なものでなくてもいいです。オーブントースターもシンプルなものの方が気兼ねなく使えます。フードプロセッサーは、あれば料理の幅が広がります。
 

料理道具18:その他の小物・キッチングッズ

布巾、落し蓋、鍋つかみ、鍋敷き、麺棒(すりこ木代わりにも使える)、ケーキクーラー、バット、巻きす、タイマー、ラップ、アルミホイル、ペーパータオル、オーブンペーパー、保存容器、保存用密閉袋
 

ガイドのワンポイントアドバイス

包丁とまな板と鍋と熱源があれば料理は作れます。初めから高価なものをあれこれ買いそろえても、使いこなせなかったら、宝の持ち腐れになってしまいます。

まずは最低限の調理器具を用意して使いこなし、料理の腕が上がって、レパートリーが増えて、挑戦したい料理が出てきた時に、それに必要なものを買い足していきましょう。


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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。

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