文章:秋本 俊二(All About「世界のエアライン」旧ガイド)
世界中から120人を超すメディア関係者が集結
いよいよ“真打”の登場、といったところでしょうか。エアライン各社はここ1、2年、ビジネスクラスを中心に機内設備の刷新にしのぎを削っていますが、ついにあの
シンガポール航空も今年12月から導入する新機材、ボーイング777-300ER向けの新しいキャビンを発表しました。
10月17日の発表イベントでは、会場となったシンガポール本社に世界各国から120人を超すメディア関係者らが集結。欧米、アジア、アフリカ、中東などバラエティに富んだ記者たちの顔ぶれから、サービスでは常に先頭を走るシンガポール航空への関心の高さを改めてうかがい知ることができました。
 |
| 横1-2-1の座席配列。従来のビジネスクラスの約1.5倍、幅30インチ(約76センチ)、長さ76インチ(約193センチメートル)のフルフラットシートを採用したニュービジネスクラス |
「新キャビンのシートサイズなどに関する情報は本社から少しは入ってきていましたが、実際のプロダクトの内容までは私たち社員にもいっさい知らされていなかった」と、日本から会場入りしていた日本地区広報・アライアンス部部長の壬生塚明さんは言います。「それだけに、発表会は私たちにとっても本当に楽しみでしたね。世界中の社員たちの期待がこの日に集まっていたと思いますよ」
記者や関係者たちが固唾をのんで待ちわびる中、いよいよ展示会場の幕が上がりました。ついにベールを脱いだシンガポール航空のニューキャビン。ファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスの革新的ともいえる新シートを目の当たりにし、会場は歓声ともどよめきともつかぬ声で包まれました。
 |
| シンガポール航空日本地区の広報・アライアンス部長、壬生塚明さん |
「今回の開発では、お客さまの声を反映することに最も多くの時間を費やしました」と壬生塚さん。「数百人の利用者の方々にご協力をいただいて調査を進め、その結果生まれたのがこの新キャビンです」
利用者たちの声(要望)は、トータルすると次の3つに集約されたようです。──1、より広いスペースがほしい。2、睡眠や静かさを妨げないデザインにしてほしい、3、機内で過ごす時間も旅の目的に合わせて有効活用できるようにしたい。それらの要望が新キャビンにどう具現化されているのか、次ページ以降のGalleryでどうぞ実際にご覧ください。
── Gallery Index ──【P.2】
ファーストクラスで究極の贅沢を手に入れる【P.3】
ゆとりのフルフラット、ビジネストクラス【P.4】
エコノミークラスでも自分だけの快適空間を実現