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更新日:2005年09月25日

《新着News 05.9》 地球を守るエアライン

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航空業界の最新動向を伝えるシリーズ──「エアライン・ホットニュース」。05年9月号では、ブリティッシュ・エアウェイズ、シンガポール航空、スカンジナビア航空の3社の話題を取り上げます。

文章:秋本 俊二(All About「世界のエアライン」旧ガイド)
── 今月のニュース・ラインナップ ──
【News 1】 BAが「カーボンオフセット制度」スタート
【News 2】 シンガポール航空が東京—バンコク直行便就航
【News 3】 スカンジナビア航空の“オーロラバス”が都心を走る!



《News 1》
ブリティッシュ・エアウェイズが
「カーボンオフセット制度」をスタート


BA航空機
ブリティッシュ・エアウェイズのジャンボ機
ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)は地球温暖化の抑止に向け、05年9月12日から「カーボンオフセット制度」をスタートしました。これはBAを利用する人たちが、航空機のCO2排出量削減を促進する活動に任意で参加できる制度です。

「カーボンオフセット」という言葉を、みなさんは耳にしたことがありますか? 日々の生活の中でどうしても排出してしまうCO2。そのCO2(カーボン)を、たとえば森や緑を育てることで吸収し、埋め合わせ(オフセット)をしようというのが「カーボンオフセット」の発想です。最近は日本でもカーボンオフセット募金運動などが活発化し始めました。

BAの「カーボンオフセット制度」は、環境問題に取り組む団体“Climate Care”の活動にBAを利用する人たちが寄付を行うことで、航空機の運航にともなうCO2排出量を相殺しようというもの。簡単に言うと、航空機のCO2排出量削減に向けた対策費の一部を、航空機の搭乗者たちが自ら負担する仕組みです。Climate Careはこれまで、南アフリカ共和国への省エネ照明器具5万個の配布や、インドで再生可能エネルギーである練炭を燃料とするストーブの利用促進プロジェクトなどを進めてきました。

一人当たりの寄付金額は渡航距離によって異なります。ロンドン・ヒースロー空港と成田の往復で17.43ポンド(約3,490円)、ロンドン─マドリッド間では5ポンド(約1,000円)で、参加希望者はBAウェブサイトから申し込みができます。

秀島一生さん
朝日ニュースター『ニュースの深層』に出演中の秀島一生さん。エアライン評論の第一人者として現在、さまざまなメディアで活躍中です。
社会貢献活動に真剣に取り組む企業があると、多少出費がかさんでも市民たちは申し合わせてその企業の製品(サービス)を買い(利用し)、自分たちの手で企業を育てていく──欧米ではそんな運動をよく見かけます。日本のユーザーたちは、BAが始めた今回の新制度をどう受け入れるのか? インタビューに応じてくれた航空評論家の秀島一生さんは「高度1万メートルの大空からはじめて地球を、ふるさとを眺めた瞬間(とき)の感激は誰しも忘れられないもの。世界中の空を休まず飛びつづける航空は、その“利便性”と引き換えに、残念ながら地球温暖化につながるCO2の排出も確実に増やしてきました。私たちのかけがえのない青い海、緑の大地を守るための運動に、空を飛んだ人たち自らが参加できるというのは、とても意義深いことだと思います」と感想を述べています。

  ≫≫≫ つづいてシンガポール航空&スカンジナビア航空の最新ニュース

(執筆者:秋本 俊二)

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