北九州─東京間を早朝から深夜までシャトル運航
スターフライヤーがめざすのは、日本初の「24時間都市型シャトルエアライン」です。世界の空で活躍中の
エアバスA320型機を導入し、同じ区間を早朝から深夜までシャトル運航することで低コスト=低運賃を実現。成功モデルとしては、
イージージェットや
ジェットブルーなど欧米の新興エアラインを参考にしているようです。
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| A320の同型機(ANA)。写真提供/宇山厚さん=千葉県市川市= |
低運賃だけを特徴にしているわけではありません。使用するA320は通常、160~170席で運航しているエアラインが多い中で、スターフライヤーは144席程度に設定。“エコノミークラスで世界最大”というゆとりあるシート間隔で、人間工学を考慮したレザーシートを採用するほか、全席に個人型液晶テレビを装備します。
機体を提供するエアバスの日本法人、
エアバス・ジャパンのグレン・S・フクシマ社長も記者会見の席で「A320で日本の航空業界に参入するスターフライヤーは、低運賃でありながらもハード面・ソフト面ともに充実したサービスをお客様に提供することで、日本の航空業界に新たなスタンダードを構築するでしょう」とコメントを寄せています。
05年5月には機体デザインが発表されました。ボディ全体は「黒」を基調とし、下部に白を配した個性的な色使いも特徴の一つです。コーポレートカラーにここまで大胆に黒を採り入れたエアラインも珍しいですね。まさに従来のエアラインとは一味違った“新しい何か”を主張しているようです。
12月中旬にはフランス・トゥールーズのエアバス工場から黒く塗装されたA320の1号機が日本に到着し、06年1月からチケット受付を開始。新北九州空港が開港する3月16日から、北九州と東京を結ぶ1日12往復のシャトル運航がスタートします。ゆくゆくは北九州を拠点に、上海、北京、ソウルなどの近距離国際線や国内主要都市への路線拡大も視野に入れていると発表されました。就航に向け、いよいよカウントダインが始まった“九州の新しい翼”──私も出張などの際には、ぜひ利用したいと思っています。