文章:秋本 俊二(All About「世界のエアライン」旧ガイド)
ライト兄弟の人類初飛行から100年目に設立
現在の北九州空港は、立地的な理由から他空港に比べて離着陸数が制限され、
JALがMD-87型機による1日4往復の羽田便を運航しているにとどまっています。利用客は年間で30万人程度(05年度見込み)。首都圏に向かう旅客の多くは、新幹線や
福岡空港から飛ぶ便に流れていました。
「東京へ出張の際には、たいていJRの小倉駅か、福岡空港を利用することになりますね」と、あるメーカーの北九州支店に勤務するNさんも言います。「小倉駅からはどの時間帯でも東京行きの新幹線が出ていますし、また北九州市の中心部から1時間弱の福岡空港まで行けば羽田便がひっきりなしに飛んでいますから」
そうした状況が、陸域から3キロの海上に建設中の
新北九州空港の開港でがらりと変わるかも知れません。新空港は2,500メートルの滑走路を有し、大型機の就航や24時間運用が可能に。この新北九州空港がオープンする06年3月16日に新たに飛び立とうとしているのが、新規航空会社
スターフライヤーなのです。
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| 人類初の動力飛行に成功した兄ウィルバー(左)と弟オービルのライト兄弟 |
スターフライヤーが設立されたのは2002年12月17日。「12月17日」と聞くと、真っ先に思い浮かべるのが
ライト兄弟です。1903年の同じ日、ライト兄弟は米国ノースカロライナ州キティホークで、世界初の有人動力飛行に成功しました(ガイド記事
「鳥と飛行機 part2」参照)。それから100年後のこの記念すべき日に誕生したスターフライヤーは、はたしてどんなエアラインをめざしているのでしょうか。