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更新日:2005年03月14日

北海道の空にエアトランセが就航

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北海道の空に新たな翼が誕生しました。函館—帯広間を1時間で結ぶコミューター航空「エアトランセ」です。函館空港を発った第1便は3月13日、定刻の午前9時30分にとかち帯広空港に到着しました。

文章:秋本 俊二(All About「世界のエアライン」旧ガイド)

双発プロペラ機「ビーチ1900D」で毎日2往復


函館から帯広へは従来、陸路で6時間近くかかっていました。それがエアトランセの就航で、わずか1時間に。移動時間の短縮は今後、広大な北海道をいろいろ見て回りたいという観光客や多忙なビジネスマンに対し、大きく可能性を広げそうです。


エアトランセが使用する機種は、米国レイセオン・エアクラフト社の双発小型プロペラ機「ビーチ1900D」(18人乗り)です。1日2往復で、正規運賃を2万5,000円に設定。関係者の話では「赤い本皮貼りのシートで、すべてが窓側席、室内高180センチというクラス最高の居住性などが特徴」とか。

3月13日の日曜日、函館空港を午前8時30分に飛び立った第1便は、その約1時間後にとかち帯広空港に到着。空港では同機で帯広入りした社長の江村林香さんを迎えての歓迎セレモニーが賑やかに行われました。


エアトランセは、医療機器製造のシェンペクス(群馬県)が1997年に設立したエアァシェンペクスが前身です。エアァシェンペクスは2002年に帯広—函館線への新規就航をめざしましたが、準備作業の遅れで就航を再三延期。そこで事業を引き継ぐことになったのが、観光ハイヤー事業などで実績のある江村林香さんでした。

「航空業界は変遷期を迎えつつあり、地域路線が切り捨てられようとしています。だからこそニーズはあると思った」と江村さんは朝日新聞などのインタビューに答え、「函館—帯広が軌道に乗ったら、仙台や新潟などにも事業を拡大していきたい」と話しています。今後の活躍に期待したいですね。

(写真はいずれも十勝・帯広の情報サイト『十勝ナビ』よりご提供いただきました)

(執筆者:秋本 俊二)

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