航空券関連情報

更新日:2001年07月16日

数字に見る航空機事故の確率

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ヒコーキ嫌いの言い分はいつも決まっています。「だって飛行機は落ちるじゃない」。では、そもそも飛行機とはどれくらい“危険”なものなのか? 事故の確率を数字で考察してみると──。

文章:秋本 俊二(All About「世界のエアライン」旧ガイド)
「コクピットに坐って滑走路から飛び立ってしまうと、ホッとしますよ。これでまた、着陸までのしばらくの間は安全な時間が過ごせるな、と」

以前インタビューした東南アジア路線担当のエアラインパイロットが、そんな話をしていました。彼らが不安に思うのは、むしろ空港に着くまでの時間だとか。自宅を出てから空港に到着するまでの道中では、事故が心配で気が休まらないそうです。

なぜ彼らは、そこまで飛行機を信頼できるのでしょうか?
 飛行機が好きだから、という単純な理由だけではありません。じつは統計的にきちんとした根拠があるのです。

そこで、ヒコーキ嫌いの人たちにぜひ見ていただきたいのが、次にあげるいくつかの数字です。

438年に1回

最近、ケーブルテレビの「ディスカバリーチャンネル」で『エアボーン』という番組を放映していました。“エア・カナダ867便”のフライトを支える人々やテクノロジーを追ったドキュメンタリー番組です。同番組の中で、航空関係の専門家が次のようにコメントしていました。

「航空事故に遭遇する確率は、統計的に見ればごくわずか。飛行機に毎日乗っていても、事故に遭うのは438年に1回です」

毎日乗っても、事故に遭うのは438年に1回──はたして本当なのでしょうか。同様な数字を、もう一つ紹介します。

0.04人と0.07件

事故率を測る目安としてよく引き合いに出されるのが、「輸送実績1億人キロあたりの死亡乗客数」と「10万飛行時間あたりの死亡事故件数」という二つのデータ。今年4月に刊行された『知らないと損するエアライン〈超〉利用術』(平凡社新書)の中で、著者である航空アナリストの杉浦一機氏は「輸送実績1億人キロあたりの死亡乗客数=0.04人」「10万飛行時間あたりの死亡事故件数=0.07件」という統計データを紹介しています。

この二つの数値について、詳しく説明しましょう。

(執筆者:秋本 俊二)

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