ウィジェットを使い続けてもらう工夫とは?
ガイド:
FLO:Qのウィジェットに特徴というのはありますか?
大濱:
ブログウィジェットに関しては、6つのパーツタイプを用意しています。また、アフェリエイトや動画、ソーシャルブックマークなど26のサービスと提携していますので、ユーザーはこれらの中から、デザイン、コンテンツなどを自由に選ぶことができ、背景画像に自分の好きな写真をセットすれば、世界にひとつだけのオリジナルブログウィジェットをとても簡単に作ることができます。
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| FLO:Qが提供している6種類のパーツタイプ |
また、パーツタイプを問わず、すべてのFLO:Qに「MY FLO:Q」というコミュニケーション機能を用意して、ブログオーナーとブログ訪問者とが、いわゆるブログの記事を通じたコメント・トラックバックではなく、常にブログのサイドバーに表示されているブログウィジェット上でかわいいスタンプやフレームを使ったらくがきメッセージのやりとりをできるようにしたり、FLO:Qユーザー同士であれば、お気に入りの友達登録をできるようにしています。「コミュニケーション」をキーワードにFLO:Qを使い続けていただけるような施策には今後も注力していきます。
次にデスクトップウィジェットですが、これも自分の欲しい情報だけを集めて表示する、つまりブログ上でできることをデスクトップでも同じように体験できるという点と、自分でも簡単にウィジェットが作成できて、しかもそのウィジェットをほかのユーザーと共有するという機能が特徴です。
さらに、2008年1月末からは、味の素さん、J-WAVEさん、ユニクロさん3社との「企業コラボウィジェット」の配布を開始しています。それぞれの企業の カラーに合わせたデスクトップウィジェットはユーザーにもとても好評を頂いています。
ガイド:
さまざまなサービスを1つのウィジェット内で利用できたり、カスタマイズの自由度が高いなどFLO:Qのブログウィジェットというのは、
アクセス解析やブログペットなど単機能なものが多く、カスタマイズの自由度も少ないほかのブログウィジェットに比べ差別化がなされ
ていると思います。
ただデスクトップガジェットはWindows Vistaにも装備されていますし、Yahoo!やGoogleも提供しています。競合するサービスとして
差別化ということに関してはどうお考えですか?
大濱:
今現在、人気のあるデスクトップウィジェットは、CPUメーターや計算機などのユーティリティ系のものが多いと思いますが、FLO:Qとしては、デスクトップウィジェットユーザーの裾野を広げていくという意味でも、シールを貼る感覚で楽しんでもらえて、使っていくうちにその便利さを感じてもらえるようなウィジェットを、いろいろな企業さんやデザイナーさん、クリエイターさんとのコラボレーション等を通じてどんどん増やしていきたいと思っています。
また、FLO:Qというウィジェットプラットフォームをご利用いただくことで、各企業さんが個別にウィジェットを配布することではリーチしえなかったユーザーと接点を持つことができるようになりますので、こういったクロスプロモーションを目的にFLO:Qを使っていただけるというのも、ひとつの差別化要素になるのではないかと考えています。
FLO:Qはマルチウィジェットプラットフォームへ
ガイド:
最後にFLO:Qの今後の展開についてお聞かせください。
大濱:
まず、ブログウィジェット、デスクトップウィジェット自体の認知度を今以上に高めていく必要があります。ブログウィジェットの認知度はこの1年で大幅に伸びたとは思いますが、個人的にはまだまだかなと。デスクトップウィジェットにおいては、注目されているとはいえ、知っているのはごく一部のユーザーだけだと思います。ほんとにこれからですね。環境は整ってきていると思います。
また、ユーザーがインターネット上のさまざまな情報と接点を持っていく中で、それに対して、1つではなくさまざまなデバイスでその情報にアクセスできる 環境を作っていきたいと思っています。コミュニケーションのハブ、情報にアクセスするためのハブツールとして、FLO:Qをユーザー との接点の場にするべく、サービスを拡張していくことを考えています。
そして、現在はPCをベースにしたサービスですが、今後はモバイルやそれ以外のネットに接続可能なデバイスにも広げていき、FLO:Qを本当の意味でのマルチウィジェットプラットフォームへと進化させていきたいです。
「さがす、共有する、つながる」を実現させるプラットフォーム「FLO:Q」
今回の取材で「Find、Share、Communicate(さがす、共有する、つながる)」というFLO:Qのコンセプト通り、ウィジェットのコミュニケーションツールとしての側面を前面に出し、ユーザー同士、ユーザーと企業、そしてクリエイターやデザイナーなど多角的なコミュニケーションスタイルの変化に対応していきたいという思いを強く感じました。
まだまだ認知度の低いウィジェットサービスですが、だからこそ、今後大きく広がっていく可能性を秘めたサービスだとも言えます。大濱さんは「今のところ、順調にユーザーは増えているものの、新しいサービスなので、試行錯誤しつつ、チャレンジの連続です」とおっしゃってましたが、多機能でありながらも、どんなユーザーでも気軽に、簡単に利用できるウィジェットを提供するFLO:Qの挑戦に、今後さらに注目が集まりそうです。