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更新日:2008年04月04日

コミュニケーションツールを目指すFLO:Q

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今、Webでは世界規模でウィジェットというサービスに注目が集まっています。今回はそんなウィジェットを提供する「FLO:Q」にウィジェットの今、そしてこれからについて伺ってきました。

近年、ブログの普及に合わせ、ブログのサイドバーを彩るブログウィジェットの人気が高まっています。また、Windows Vistaでは標準で装備されているデスクトップウィジェットも少しずつではあるものの、注目を集め始めています。

今回は、このブログウィジェットとデスクトップウィジェットの両方を提供しているFLO:Qを運営するソニー株式会社、コーポレートディベロップメント部FLO:Qプロジェクト室マーケティングマネージャーの大濱基宏さんに今、新たなコミュニケーションツールとして注目をされ始めているウィジェットの可能性、そして今後について伺ってきました。

ユーザー同士の共有、コミュニケーションツールとしてのウィジェットを提供するFLO:Q
ユーザー同士の共有、コミュニケーションツールとしてのウィジェットを提供するFLO:Q

FLO:Qはユーザー、企業、クリエイターを結ぶコミュニケーションツール

FLO:Qのサービスについて語る大濱基宏氏
FLO:Qのサービスについて語る大濱基宏氏
ガイド:
まずは簡単にFLO:Qを開設したきっかけについてお聞かせください。

大濱:
FLO:Qを開始をしたのは2006年の10月。最初はブログウィジェットのみのサービスでしたが、2007年11月からデスクトップウィジェットのサービスを開始し、現在はこの2つのウィジェットを提供しています。

ブログウィジェットの方は今、約40のブログプロバイダで利用できるようになってまして、会員数は約80,000人。そしてデスクトップウィジェットの方は約15,000人の方にご利用頂いています。(2008年3月時点)

これまでは自らが能動的に情報を取りにいったり、メールマガジンなどで送られてきた情報を見て、Webにアクセスするというのがユーザーと企業によるコミュニケーションスタイルでしたが、ウィジェットが普及すれば、例えばサイトのRSSなどの情報を、ウィジェットが代わりに拾ってきてくれます。つまり、自分の欲しい情報だけを半受動的に受け取る、という形にコミュニケーションスタイルが変わるのでは、と考えたのがFLO:Qを始めたきっかけです。

また、ここ最近では、海外、特に北米でFacebookなどのSNSを中心としてこのウィジェットの利用者が近年、急激に増えているようで、「ウィジェット」の認知と普及も加速度的に進んでいると感じています。

ガイド:
FLO:Qとしてはブログ、デスクトップ、どちらのウィジェットも、ユーザーと企業を結ぶコミュニケーションツールとして考えられているということですか?

大濱:
そうですね。ただ、単純にユーザーと企業の接点の場を提供するだけではなく、ウィジェットを作るクリエイター、デザイナーにも積極的に入ってきて頂いて、ユーザー、企業、そしてクリエイターやデザイナー、その3者を結ぶコミュニケーションツールとしてFLO:Qを盛り上げていきたいと考えています。

ユーザーは自分の欲しい情報をまとめて表示したり、他のユーザーと共有したりできる。企業にとっては、顧客との新しい接点の場になる。クリエイター、デザイナーは、自分が作ったコンテンツを多くのユーザーに使ってもらえる場になる、というそれぞれのメリットをFLO:Q上で実現してもらえればと思っています。

ソニーがウィジェットサービスを行う意義

ガイド:
前回取材させて頂いた動画投稿共有サービスのeyeVioは自社のハードウェアとの連携という意味でソニーが運営する意義というのは理解できるのですが、ブログウィジェットやデスクトップウィジェットを提供するサービスをソニーがやるというのは、どういった意義があるのですか?

大濱:
現在、ユーザーはさまざまなデバイスから、さまざまなインターネットサービスやコンテンツを利用していますが、そういった中で、それぞれのデバイスが、サービスやコンテンツに合わせたインターフェイスを用意したり、その反対にそれぞれのサービスやコンテンツがデバイスに合わせて出力を変えたりというのは、どちらもかなり大変なことだと思うんですね。

ウィジェットの利点は、このハードウェアとサービス、コンテンツの間にうまく入ることで、ウィジェットがハブとなって個別に情報を最適化させられる点なんです。 欲しいときに、欲しい情報を、欲しい形で取ってきてくれるのがウィジェットなんですよね。

現在のインターネット環境の中で、私たちが、ユーザーとどう接点を持っていくか、ということを考えたときに、ハードウェア視点、コンテンツ視点で直接的なソリューションを提供していくことはもちろんのこと、その一方で、さまざまなサービス、コンテンツとつながることができる「ウィジェットサービス」を通じた接点というのも、ひとつのアプローチだと考えています。

ソニーの商品やコンテンツとの接点は間接的になるかもしれませんが、総合的に見れば、結果としてソニーとお客様とのつながりはより深いものになるのではないかと考えています。

<次ページではFLO:Qの特徴について詳しく伺っていきます。>

(執筆者:水上 浩一)

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