各SNSが本格的に動画サービスを開始
今年2月5日、
mixiはプレミアムユーザー(有料会員)向けに動画投稿を提供する「mixi動画」のサービスを開始しています。先月21日からは一部の非プレミアムユーザーにも提供が開始され今後は全ユーザーに開放される予定です。
また、米MySpaceも先月28日、動画共有サービス「
MySpaceTV」のベータ版を日本語を含む7ヶ国語、15ヶ国でスタートさせています。
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| YouTube同様に世界規模で展開するMySpaceTV日本語版トップページ |
既に大規模なコミュニティが出来上がっている上でのサービスという点では、mixiやMySpaceの動画投稿サービスはYouTubeに対抗する手段としてはかなり有効だと言えます。
しかし、現状、mixi動画などは使い慣れたSNSの中でのサービスということで投稿の敷居は多少は低くなっているものの、機能的に使いづらかったり、見てもコメントをつけるぐらいでコミュニティの強みを生かしきれていなかったりと、まだまだ盛り上がりには欠けています。
動画を投稿し、多くのユーザー同士で共有するというサービスは、SNSとの親和性が高いと思われます。しかし当然ながら動画専用のSNSという訳ではありませんので、今後、mixi動画への投稿が全ユーザーに開放されるようになれば状況は変わるかもしれませんが、それまでにはまだ時間がかかりそうです。
*追記 mixi動画は7月12日付けで全ユーザーへの提供を開始しました。
視聴時間でYouTubeを大きく上回る「ニコニコ動画」
SNSの動画投稿サービスや、
アメーバビジョン、
ワッチミー!TV、など既存の動画投稿サービスが苦戦している中、唯一、健闘しているのが利用者数においてはYouTubeの約10分の1ながら、一人平均の月間利用時間では2時間10分28秒とYouTubeの倍の利用時間を稼いでいる
ニコニコ動画です。
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| YouTubeの2倍以上の利用時間を誇るニコニコ動画トップページ |
投稿された動画に対し、ユーザーがその動画上にコメントをつけられるというシステムはYouTubeなどに比べ、ユーザー同士がリアルタイムで同じ動画を楽しんでいるという雰囲気を感じられ、より共有感の強いサービスとなっています。
勿論、前述したように利用者数はYouTubeの10分の1と、今すぐにYouTubeの牙城を崩すとまではいきませんが、最近ではニフティが同様のサービス、
ニフニフ動画をスタートさせるなど、少しづつではありますが、日本独自のサービスとして定着していきそうです。
日本の動画投稿サービスの今後は?
今月10日、Q&AサービスのOKWaveはユーザーが動画のテーマをリクエストし、ユーザー同士で投票を行い、選ばれたテーマに沿った動画のみを投稿できるサービス「
OKVideo」をスタートさせました。このサービスは動画が視聴された場合などにポイントが蓄積されポイント数によって抽選で商品が受け取れる特典もあります。
YouTubeに日本語版が登場した今、日本の動画投稿サービスはYouTubeと同様のことをしているだけでは今まで以上に苦戦することになります。そしてそうならないためには、ニコニコ動画のようなリアルタイム感、OKVideoのようなユーザー同士の共有感など、YouTubeにはない付加価値が重要になってきます。
勿論、YouTubeとしてもいかに日本人の投稿者を増やすかという課題はありますので、この点においてはどちらも今後のアイディア次第となりそうです。
このままYouTubeが圧倒的な強さを見せ続けるのか、それとも日本製の動画投稿サービスが独自のサービスを展開し、YouTubeに迫っていくのか、今年後半は動画投稿サービスにとって勝負の時となりそうです。