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| RSSは何故、普及しないのでしょうか? |
RSSという言葉を御存知でしょうか?ブログやIT系のニュースサイトなどで見かけることが多いこのRSS。簡単にいうとWebサイトの見出しや要約などの更新情報を一つのファイルにまとめて配信できるフォーマットです。(サイトによってはRSSの他にRDF、ATOMなどと記述されている場合もあります)。また気づかないうちに利用している場合もあるかもしれません。例えば昨年、開始されたiTMSの中のポッドキャスト。これもRSSを使って配信されています。
RSSは「お気に入り」と違ってリアルタイムで更新情報を知ることができます。「お気に入り」のように登録したWebサイトに訪問することなく最新の情報が入手できる上、自分にとって必要な情報だけを選択、閲覧できますので、ユーザーは時間をより有効に使えるというメリットがあります。
しかし実際にこのRSSを活用しているという方はそれほどいないようです。RSSで更新された情報を確認するにはRSSリーダーというツールが必要になりますが、このRSSリーダーの普及率は2004年8月に
CNET Japanと
Yahoo!リサーチが
共同で行った調査で4.7%という結果が出ています。少し古いデータではありますが、その後もRSSリーダーの普及率が飛躍的に上がったという話は出ていませんので現在でもこの4.7%という数字はあまり変わっていないと思われます。
総務省の調べによると昨年、3月末時点でのブログ閲覧者数は約1,651万人となっています。ブログはこれだけ普及しているのにも関わらず、RSSリーダーが普及していないのは何故なのでしょう?そしてこれからRSSはどうなっていくのでしょうか?
RSSリーダーは今後も普及しない?
RSSリーダーがいまだに普及しない一番の原因として、RSSリーダーを利用する際の手間というのが考えられます。通常、ユーザーがよく見るWebサイトを「お気に入り」に登録するにはメニューバーのお気に入りから「お気に入りに追加」を選択するだけです。しかし、RSSを登録するには、まず当該Webサイトの中からRSSやATOMなどのボタン(リンク)を見つけクリック。そしてそのURLをコピーし、自分のRSSリーダーに登録、と、「お気に入りに追加」に比べいくつもの手順を踏む必要があります。
Yahoo!ではRSSを配信しているサイトが検索で出てきた場合、1クリックで
My Yahoo!のRSSリーダーに登録できるサービスを行っていますが、現時点では全てのRSS配信サイトに対応していないため、自分の気に入った全てのサイトを1クリックで登録できるようになるにはまだ時間がかかりそうです。
そもそも、それ以前にこのRSSリーダー。ほとんどの場合、まず自分のPCにダウンロードしなくては利用できません。ブラウザ上で使えるRSSリーダーもありますが、これを利用するにはそれぞれのサービス提供サイトで会員登録が必要です。また、
Operaや
Firefoxや
ThunderbirdなどRSSリーダーが標準装備されているブラウザやメールソフトもありますが、それ自体の普及率がさほど高くないため、これもRSSリーダー普及の起爆剤にはなり得ていません。つまり、現時点では実際にRSSリーダーを活用するにはその前に踏まなくてはいけない段階が多すぎるというのがRSSリーダーが普及しない大きな原因でしょう。
RSSを配信しているサイトが少なすぎる
そして次に原因として挙げられるのがRSSを配信しているサイトが圧倒的に少ないということです。ブログに関してはRSSは当然、配信していますが、例えばRSSリーダーで多くの人が利用するであろう新聞社、テレビ局、ショッピングモールなどのWebサイトは、現在、ほんの一部を除いてほとんどRSSの配信をしていません。RSSリーダーを導入し活用しようと思ってもRSSを配信しているのがブログばかりとあっては、やはり「RSSリーダーを導入するまでもない」とユーザーが考えるのも無理はないと思えます。
それではこのままRSSリーダー、ひいてはRSSは普及しないままで終わってしまうのでしょうか?いえ、そんなことはありません。今年中盤以降、RSSの認知度、RSSリーダーの普及は爆発的に伸びていきます。それは何故でしょう?