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インターネット上の、コミュニケーションのインフラ=SNS
ガイド:「mixi」のサービスは、2003年10月にスタートしたそうですが、SNSに注目した理由をお聞かせください。
笠原:当社に在籍していた留学生の開発者が、留学生仲間で流行っているSNSを、自分も開発してみたいと提案してくれたのが発端です。当時弊社でも、トラフィックをジェネレートできるようなサイトの必要性を強く感じていましたので、早速自分でも使ってみて、検討を始めました。当時の海外のSNSは、非常にプロトタイプ的ではありましたが、アイディアが斬新であり、自分のプロフィールを最初に提示することや、ビジュアル化した友人リストを見ることができるなど、工夫をすれば友人知人とのコミュニケーションを いままでとは違った形で提供できるのではないかと感じました。
ガイド:いままでとは違った形というのはどういうことですか?
笠原:これまでのコミュニケーションツールは、たとえばメールにしてもメッセンジャーにしても、基本的には1対1ですよね?
ガイド:はい。
笠原:それに対してSNSは、1対多、もしくは多対多、というコミュニケーションが可能なシステムなんです。ゆるやかに繋がりながら、身近な友人とは日記で、同じ興味・感心のある人とはコミュニティで。より深く、広くコミュニケーションをとることが可能です。友人や 新しい知り合いに対し、リアルとネットと両方でコミュニケーションがとれるだけでなく、インターネット上で人間関係の再構築を行うことができるのが SNSのシステムだと感じました。
「mixi」は、1人が1IDを取得するような、インターネット上のコミュニケーション・インフラの一つとして確立されていくと思います。
「mixi」は、公園
ガイド:コミュニケーションのインフラということは、連絡をとったり挨拶したりする日常のコミュニケーションが、今後は電話やメールではなく、SNSに集中していく、ということだと思います。では「mixi」の役割というのは、「通信」ということでしょうか?
笠原:どちらかというと、通信というよりは、「場の提供」だと思っています。町でたとえると「mixi」は、公園や広場なのかもしれませんね。人と人が集える場所を提供しているというイメージです。
公園に人々が集まってきて、輪が出来ます。そこで話が盛り上がります。その輪がいくつもできていきます。これがコミュニティです。それで、その輪の中で誰かが「そろそろお茶でもいかない?」と言うと、ほかの誰かが「あ、それなら良いお店知っているよ」ということになり、たとえばネットショップに行ったり、アフィリエイトとして紹介したりする。そんなイメージです。「mixi」が公園ならネットショップは隣接する商店街なんです。
爆発的ユーザーの増加、その手法は?
ガイド:プレスリリースを拝見しますと、ユーザー数が50万人から100万人に増加するのにわずか4ヶ月間という短期間で達成しています。それに対して、サービスのスタート時点からユーザーが5万人に到達するまでに5ヶ月間かかっています。これを見ても、やはりスタートダッシュというのはとても重要で、ポイントになると思います。サービスのスタート時点で注力した点をお聞かせください。
笠原:まずは、とにかくユーザーの意見を聞きました。使い勝手はどうか?どこが良くてどこが良くないか?どういう機能を追加してほしいか?を徹底的に聞きました。
ガイド:ユーザーの意見はどうやって集めたのですか?
笠原:機能要望のコミュニティを立ち上げたり、ヒアリングを行ったりしました。もちろん日記やブログに書かれている要望なども丁寧にすくい上げ、運営サイドで追加すべきと考えていた機能と一緒に検討を重ねながら、改善、追加を行っていきました。こうして
・マイミクシィの日記の効新情報
・コミュニティの更新情報
・自分が書き込んだコメントの履歴
・携帯電話からの日記の更新
などの機能が追加されました。
ガイド:私も「mixi」の利用者なのですが、それって、マイミクシィ一覧ですよね。あれって、いいですよね。顔写真が一覧になっていて、誰だかがすぐにわかりますし。その写真をクリックするとすぐその方のページに飛ぶことができます。難しい言葉も無いし、画像をクリックするだけで、メールも送れます。ものすごくわかりやすいと思いました。
次回はSNSの収益のポイント、笠原社長が心がけていることにせまります!お楽しみに