文章:藤田 幸江(All About「ビジネスへのネット活用」旧ガイド)「何をするかを決めていないけれどネットで何かを始めてみたい」「ネットを介して収入を得たい」と希望する人はたくさんいらっしゃると思います。そんな人に向けて、本コラム「PC1台で始めるネット収入の道」は、パソコン1台から収入を獲得することが可能になること、そのためのヒントとなることをシリーズにてお伝えしてゆきます。
◆ 低リスクで始める起業最近、リスク少なくして始める起業関連の書籍が人気ですね。ベストセラーになっているものがいくつか出ています。
オールアバウトで“起業・独立開業”ガイドを担当している藤井孝一さんの「
週末起業」がよく売れています。
また“1人ビジネス”コンサルタントの西田光弘さんの「
1人ビジネスであなたも年収1000万円稼げる!」は、アマゾンで連続83時間1位を記録しました。
藤井さんの週末起業は、会社勤めをしながら休日にできる起業をすすめるものですが、いきなり大きな投資をせず、現在の稼ぎを維持しながら起業も並行しておこなうといったものです。
企業運営の資源である「時間」と「お金」をまず小規模で始めて、運営状況と先の見通しが確実になった時点で大きく育てる決断をしても遅くありません。
西田さんの1人ビジネスは、「人的資源」を最小限から始めるといった視点で書かれています。
実は西田さんは、1人ビジネスで1000万円稼ぐ前に社員5人の会社を設立し、失敗した経験をお持ち。幸い再起不能なほどの大ケガではなかったため、そこから学んだことを今の仕事に活かしています。
週末起業も1人ビジネスも、身の丈にあった方法で効率的な運営をし成長させることを目指すものです。運営のために必要な「時間」「お金」「人的資源」は最小限にして、コストパフォーマンスを高めるといった発想。
実は、私、藤田も1度起業においては失敗をしています。
会社を退職、有限会社を設立しました。資本金さえあれば(今では1円で株式会社を設立することも可能になりましたね)、会社を作ること自体は簡単です。
退職後、時間はありましたので、特に専門家に依頼することなく、自分で書類を作り、登記所や公証人役場にも申請手続きのために足を運びました。
始めたビジネスは、外資系企業や大使館等に勤務する外国人向けに、英文フリーペーパーを配布するサービスです。
1配布につき1万部の冊子(内容は日本の経済やインターネット関連)を刷って、企業に送ったり英字新聞に折り込みをして配布していました。紙媒体で1万部制作するとなると、膨大な経費がかかります。
それを広告収入で運営するという事業モデルですが、実際始めてみると軌道にのせられるようになるにはかなり先、悪ければ永遠に利益を出せないかもしれないといった焦燥感。西新宿の共同オフィスにスペースを借りて運営していました。
そして顧客開拓のために電話をかけまくりFaxで媒体資料を送り、アポをとり、自分で行きます。
私の従兄弟が企業のパンフやポスターの制作業をしていたので、お客様を紹介してもらいました。従兄弟の会社は小さいながらも、外資自動車メーカー等の大手顧客からの仕事を請け負っています。私の冊子を従兄弟に見せると、「実際の印刷部数はどのくらい?」ときかれました。
「え、発行部数1万部っていったでしょ?」と私。
「こういうものは、1万部と書いてあっても本当はその1/3程度のところがほとんどなんだよ」
従兄弟は素人が始めるとこうなんだから、といった感じであきれていました。
それを聞いて愕然。