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更新日:2003年01月27日
▼ユーザー行動に見るネット心理【第2回】 ネット上における“傍観者効果”
編集部 All About
集団時と個人おける人の心理的メカニズムを知っておけば、こちらの願っているアクションを相手に起こしてもらえる可能性がぐっと高まります。
文章:藤田 幸江(All About「ビジネスへのネット活用」旧ガイド)
お正月から数日たって、友人から以下のようなメールをもらいました。
今朝は超寒いね!つかぬことを聞きますが、さっちゃんとこに私からの年賀状メールカード届いてました?何通かまびかれているみたいで?開封通知が来ていないので…
おそらく私は、友人からの年賀状メールを受け取っているのでしょうが、他のスパムといっしょになってメーラーから削除されてしまったのかもしれません。差出人に見覚えがなかったり、タイトルが自分に無関係のようなものだと、こんなことも発生してしまいます。
そこで傍観者型効果というものについて、考えてみました。
◆ 集団と個人の心理メカニズム
効果とついていますが、よい結果が得られるのではありません。
傍観者型効果とは、人が大勢いる集団の中においては自らの行動を抑制してしまうという社会心理学における現象のことをいいます。
先の友人からの年賀状メールとはちょっと状況が異なりますが(私は受信したことに気づかなかった)、集団規模が大きくなるに比例して、各々の「責任が分散」してしまう状況。
この傍観者型効果(bystander effect)は、キティ・ジェノベーゼ殺害事件をよばれる悲惨な事件から対象研究されたものです。
1964年のある深夜、ニューヨークでキティ・ジェノベーゼという女性が自分のアパートの駐車場でナイフで暴漢に襲われました。彼女は大声で叫び助けを求めたにもかかわらず、誰ひとり周囲の人々は彼女を救おうとすることなく、結果殺されてしまったという痛ましいことがありました。
その後の警察の調べでは、38人が彼女の叫び声を聞いていることが判明されたのですが、通報さえしなかったのです。もし住宅が密集していない場所であれば、悲鳴をきいたらなんらかの行動を起こすはずです。
この事件から集団時と個人おける人の心理的メカニズムが対比されるようになりました。