文章:中妻 穣太(All About「インターネットセキュリティ」旧ガイド)
ガイドサイト横断: 子供を「ネットの悪意」からどうやって守るか?
中妻穣太の日記: [social]やっぱり、子供にネットのなんたるかを教えることは重要です佐世保の「小6掲示板殺人事件」はもう2ヶ月近く前の話になりますが、この事件をきっかけに、子供を「ネットの悪意」からどうやって守るかという議論は今なお深まっていっています。
先月、
「子供のPC・ネット教育」ガイドの金子友理子さんより、このテーマについてどのように考えるか意見を求められましたので、特に「Webフィルタリングソフト」をどのように捕らえるかという点を中心にしてコメントをさせていただきました。
私のコメントは以下の記事に掲載されています。
子供のPC・ネット教育: インターネット利用、その前に!この後金子さんは、Webフィルタリングソフトを中心とした記事群をお書きになりました。2本のフィルタリングソフトを評価し総合して、見事な「フィルタリング記事シリーズ」に仕上げています。ぜひご覧ください。
子供のPC・ネット教育: フィルタリングソフト入門多くのフィルタリングソフトは、IE以外のブラウザを使われると無力
しかし、こうしたWebフィルタリングソフトには、大きな問題があることがあります。
ローカルにインストールするフィルタリグソフトがどのような仕組みで動いているかといいますと、まず自分のPCの中に「内部プロキシサーバ(代理サーバ。PCが直接Webページを取得しなくてすむよう、代わりにWebページを取得してくれる)」を作り出します。
そして、その内部プロキシを通じて外部サイトにアクセスさせるように、ブラウザの設定を変更します。
その内部プロキシが「アクセスしてはいけないサイト」のリストを持っているので、 Webブラウザが「出会い系サイトに接続させてくれ」と要求してきた場合、内部プロキシがそれを拒否できる、という仕組みになっています。
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| フィルタリングソフトの仕組み。IEのプロキシ設定を書き換えて、内部プロキシ経由でしかアクセスできないようにする |
ところが、多くのフィルタリングソフトは、単に“IEのプロキシの設定を書き換えて”内部プロキシにアクセスさせるようにしているだけなのです。
IEの設定を変更できないようロックをかけたりもしていますが、もしIEではない、Mozilla、Firefox、Operaなどのブラウザをダウンロード・インストールしてそれでWeb閲覧をすれば、一切フィルタリングの影響を受けずに好きなサイトを見に行くことができてしまいます。
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| IE以外のWebブラウザを使われると、このタイプのフィルタリングソフトは無力になってしまう |
「対応ブラウザ」に「Internet Explorer」としか書かれていないフィルタリングソフトは、「Internet Explorer以外のブラウザに対しては無力です」と宣言しているのだ、と解釈しましょう。
おそらく、ちょっとできる子供ならば、これくらいのことはすぐに気がついてしまうのではないでしょうか?
これではちょっとお粗末だな…と思ったので、先の
「インターネット利用、その前に!」記事へのコメントでは、特定のフィルタリングソフトは推奨しませんでした。
ところがその後、そうした「IE以外には無力」なフィルタリングソフトとは一線を画す、優秀なフィルタリングソフトの存在を知ったのです。