文章:中妻 穣太(All About「インターネットセキュリティ」旧ガイド)
データ通信事業者のパワードコムのカスタマーセンターから、顧客の個人情報が入ったノートパソコンが紛失するという事件が起きました。
紛失したノートPCに記録されていた個人情報は、重複分を除いて合計3974ユーザとのことです。
IT Pro: パワードコムが一部顧客情報を紛失,業務用パソコンの盗難か?いかにネットワークシステム上でセキュリティを固めても、物理的に盗難にあったり、席を離れている隙に操作されたりするとどうしようもありません。
こうした「ネットワークの外の世界」のセキュリティを考えることも非常に重要です。
特にノートPCは盗難のターゲットになりやすいです。
近年ではデスクトップPCの代わりにノートPCを据え置きで使う方も多いですが、いかに大型のノートPCでもデスクトップ型PCよりはずっと取り回しがよく、故に盗難にあいやすくなります。
ノートPCは使わないときには必ず机の引出しなどにしまって、鍵をかけるようにしてください。
AAJノートパソコンでは、ノートPCを盗難から守るグッズを紹介しています。
ノートパソコン: ちょっと便利な周辺機器また、ノートPCがある部屋自体の管理も大変重要です。
余談ですがしばらく前、近所での盗難の多発を受け、私の住んでいるマンションの部屋の鍵が管理業者によって取り替えられました。
管理業者の弁によると「合鍵が作りにくい仕様」とのことでしたが、先日鍵を一個紛失してしまい、そこら辺の合鍵屋さんで合鍵を作ってみたところ、その合鍵であっさり開いてしまいました。
何事も、人からの触れ込みを鵜呑みにせず、自分で検証してみることが大事だという教訓でした。
◆ ノートPCへの他者のアクセスを防ぐIT Proのメンバーズページでは、ノートPCの社外持ち出しに対処する方法が載せられています。
(ただし「盗まれても中の情報を読まれないようにする」ための対策ですが…。できれば、そもそも盗まれないように対策を打っておきたいものです)
IT Pro: 個人情報を守れ——ノート・パソコンの社外への持ち出しが“落とし穴”(このページにアクセスするためには、メンバー登録(無料)が必要です)
上記ページでは、
- BIOSレベルでのユーザ認証
- ファイルの暗号化
- ディスクの暗号化
が紹介されていますが、この中では「USBトークンを利用してのディスクの暗号化」が、運用が楽でおすすめできると思います。
USBトークンには、たとえば以下のような製品があります。
丸紅ソリューション: 製品情報:MSOLOCK誰でも簡単に運び去れるノートPCでは特に、USBトークンを使う意味があると思います。ノートPCを使っている方、特に業務用で使っている方はUSBトークンの利用を検討してはいかがでしょうか。
(「USBトークンがないとアクセスできません!盗んでもムダ!」とかテプラで貼っておくと、盗難防止にも効果があるかも。…かっこ悪いけど)