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更新日:2002年03月03日
モバイルPentium 4-Mが登場し、今後続々と搭載機種が発表されますが、モバイルPentium III-Mと比較した場合はどうなんでしょうか?
3月1日、東芝がインテルから発表前のモバイルPentium
4-Mを搭載したDynaBookが発表した。
この DynaBook
G4/U17PME には 1.7GHz のプロセッサが使われており、今まで最高だった Pentium III 1.2GHzと周波数だけで比べると約1.4倍の0.5GHz
(500MHz) 増となり、Pentium III時代は1.1倍程度毎の向上しかなかったので、今回は、飛躍的に性能が高まったと思う方も多いだろうが、そう考えるのは早計である。
たしかにDDR SDRAMを採用したりGeForce4 440Go等の最新ビデオチップが使われて、全体的なパフォーマンスは確実に向上しているが、周波数分の向上があるかどうかは疑問が残る。
例えば ZDNetの記事
には
同一クロックの場合にPentium IIIのほうがPentium 4のパフォーマンスを上回ることがあるのではとの質問に,IntelのAlbert Yu氏は「技術的には正しいが不自然だ」と語っている。
と書かれていますし、別のZDNetの記事でも
実際,同じクロック周波数で比べた場合,Pentium 4のほうがPentium IIIよりも20%ほど遅くなるだろうと言うアナリストもいる。
PC Insider での元麻布氏の記事 Pentium 4がPentium IIIよりも遅い?ではベンチマークによって速度に差が出ることが書かれているし Windows系PCのライバルである Apple Macintosh に採用されている PowerPC とは 周波数では全く比較できないためメガヘルツ神話として
Macworld New Yorkで、アップルのハードウェア部門上級副社長のジョン・ルビンスタインは、なぜシステム性能の比較にコンピュータのクロック速度を用いるのは正しい方法と言えないのかを詳しく述べています。
このように、名前が似ているが実際はP6アーキテクチャが使われてる Pentium III とは別の、NetBurstマイクロアーキテクチャが使われてるPentium 4 では単純な周波数では比較が不可能である。アーキテクチャ自体の説明はIntelのサイトに詳しいのでそちらを参照していただきたいが、単純な周波数では比較できないと言うことは上記記事などで理解していただけると思う。

このグラフは単なる予想であり実際とは違います
Intelの戦略により2002年春から少なくとも2003年初頭までは、モバイルPentium 4-MがノートPCのメインプロセッサとなり2GHz版などの登場も予想されるが、そもそもPentium
4は発熱などの点からノートPCには向かない。今後水冷に代表される冷却技術が進み発熱の等の点は問題にならなくなる可能性がある物の、B5ノートなどにはPentium
4の搭載は難しく、2003年第二四半期に登場すると言われている次世代プロセッサ「Banias」(コード名)が、本当の意味での次世代プロセッサになる。モバイルPentium
4-Mはいわば Banias までの繋ぎと考えても間違いではないかもしれない。
今、モバイルPentium 4-M 搭載機種が買いかどうかと聞かれれば、とにかくパフォーマンス重視な方にはよいかもしれないが、価格などが気になる方には必要十分な性能があるモバイルPentium
IIIやモバイルCeleron搭載機種を選ぶのがいいだろう。
3月7日 ZDNet にモバイルP4搭載ノート,スピードテストの結果は…… という記事が掲載された。ベンチマークの結果が知りたい方は、こちらも参照してください。
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