2008年世界遺産のモーリシャスのル・モン


モーリシャスの歴史を物語る岩山ル・モン

モーリシャスの南西、半島のようにちょこんと突き出てそびえ立つル・モン。このごつごつとした岩山の眺めは、圧倒的な迫力で胸に迫ってきます。ちょうどこの山の裾野にある豪華リゾートのディナロビンは、プールサイドやビーチ、あちこちからこの岩山を望めます。滞在中ふと気がつけば、岩山を眺めている、といった感じ。タヒチのオテマヌ山に女性的な美しさを感じるのですが、こちらのル・モンは男性的なワイルドさを感じます。


ディナロビンではプールサイドなど、あちこちからル・モンの威容が望めます
このル・モンが世界遺産に選ばれた理由は、その歴史的・文化的背景から。18世紀から19世紀初頭、モーリシャスは奴隷貿易の中継地点として、アフリカやマダガスカル、インドそして東南アジアの多くの国の人々が連れてこられました。そして逃げ出した奴隷たちは孤立した岩山のル・モンの頂上へと逃げ、小さな開拓地を築いたのだそうです。だから、ル・モンは奴隷たちの自由への戦いであり、受けてきた苦痛であり、積み重なった犠牲のシンボルでもあるのだそうです。

そんな思いが凝縮した岩山だからこその、迫力なのかもしれませんね。


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