noyauは [nuwayo]と読み、種または核という意味。人がそれぞれ過ごしてきた時間の経過、記憶の質感は異なり、そんな個々の質感とコミュニケーションすることをアートワークを通じて表現したいと考えている、現役美大生でありデザイナーである田部井志保さんと玉木裕子さん2人のクリエイティブ・ユニット。
私は過日、時間のない中で駆け足で見て回らなければならない大きなrooms No.16の会場で、その通路とも言えるようなyellowブースの彼女たちの小さな作品の前を素通りすることが出来ませんでした。何か静かに流れる清らかな水や風に触れる感じがしました。
静謐な美しさと素朴な可愛らしさ
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| noyauのブース&作品—rooms 16にて |
多くの商業的なものの中にあって、「私は、違う。」と音無しく主張しているように思えました。
自然にヒントを得た線で形作るオブジェのような美しいアクセサリーを作る田部井さんの作品は、まるで机の上に浮かぶ水紋のように見えました。そして、野ざらしになっていたイスや割れたビン、欠けた皿を再構築し人の記憶の小さな芽を咲かせたような何とも可愛らしく微笑みを誘う玉木さんの作品。
おふたりの作品には全く違う表情でありながら、共通する魅力があり、田部井さんのレースペーパーをかたどったような銀のネックレスは、そのままMOMAショップにあっても可笑しくない完成度が感じられ、缶詰という世界共通概念をコンセプトに卵のネックレスなどを封じ込めた玉木さんの作品は、たとえばセレクトショップの片隅に飾られていても人を惹き付ける存在感を感じました。
当日も既にバイヤーのお声がけがあったそうで、将来が楽しみなおふたりのユニットnoyau、陰ながら応援してゆきたいなと思いました。
一点一点手作りのため、制作には時間のかかる商品もあるそうですが、どうぞピンと来た方は、直接以下の連絡先よりご連絡下さい。
【連絡先】
noyau@live.jp