年の差64歳の共通項は?
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| 「一度お年寄りのお話をじっくり聞いてみたかった」と参加した20歳。84歳が体験した昭和はどのように映っているのでしょうか。 |
「私はね、チャンバラばっかりしとったね。あの頃、女の子は、皆、お人形でおままごとだったけれど、私はおちゃめだったの。だからねぇ、男女(おとこおんな)って呼ばれておってね」
84歳のおばあさんが、ゆっくり話す関西弁まじりの言葉を20歳のボランティアがうんうんとうなずきながら、書き取っていきます。
「紙芝居屋もよく来はったよ。どんぐりをね、もらえたの。」
「どんぐり? 木の実のこと?」
「ううん、飴玉のようなもので、私らはどんぐりって呼んどったね。1個、50銭くらいやったかな。いや、そんなにせぇへんな。10銭ぐらいやったかな。拍子木をならしてやって来はってね~~~」
10銭? 拍子木? 目を丸くして聞いているボランティアの顔をのぞき込むと、最初は緊張気味だったおばあさんの顔にも、笑みがこぼれていきます。お互い、初対面同士。でも向き合って話していると距離が縮まり、空気が柔らかくなってくるのがわかりました。
あとでボランティアさんに感想を聞いてみると
「男女(おとこおんな)って言われていたというのが、自分とかぶるところがあっておもしろかったです」とのこと。
84歳と20歳。祖母と孫の年齢差ですが、思わぬところで共通項を発見するものです。
聞くことがプレゼント
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| 活動を取り仕切る瀧澤さん。「世代に関係なく、皆、人との関わりを欲しているなと感じます」といいます。 |
9月15日、敬老の日、ガイドは、横浜市にある介護付き有料老人ホーム“レストヴィラ綱島”におじゃましました。NPO“昭和の記憶”の活動を拝見するためです。NPO“昭和の記憶”は、お年寄りの過去の話を聞き書きしていく活動を行っています。文字通り、昭和を生き抜いてきた高齢者の記憶を記録に残していく活動です。
活動を始めたのは昭和63年。2006年からは「敬老の日を聴き書きの日に」キャンペーンを実施し、2010年までに、全国1万人の聞き書き世代間交流を目指しています。
「よくある敬老のイベントでは、子どもたちが歌を歌っているのを聞くだけといった受動的なものが多いですよね。それか、高価な物を贈っておしまいとか。そこから視点を変えて、まずはおじいさんやおばあさんと向き合ってみる。そしてお話を聞いてみる。それが何よりのプレゼントになると思うんです。だから敬老の日に話を聞こうとよびかけているんですよ」
理事で事務局長の瀧澤尚子さんはこう話します。
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