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| 「家電を休ませう」とどことなくホッとする展示もあったエコプロダクツ2006。確かに「家電に頼らずそうじをする日」があってもいいかも……。 |
環境問題の最も大きな課題の1つが、地球温暖化防止です。各地で異常気象が記録され、世界的に気温の上昇が続いています。極地の海氷や高山の氷河、永久凍土の氷解、それに伴う海水面上昇など伝えられてくる地球の異変は、深刻なものばかり。エコプロダクツ2006でも「もはや待ったなし」と差し迫った言葉があちらこちらから聞こえてきました。
環境に配慮した製品や技術の展示会、エコプロダクツ2006のご報告の後編では、温暖化を止めるための緑化技術と、NGOブースをご紹介します。前編の
「エコプロ最前線(前)目指すはゴミゼロ生活」ではリサイクル技術をご紹介しています。合わせてお読み下さい。
ヒートアイランドをやわらげる緑化技術
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| コケを利用した緑化設備。屋根裏の温度差は13度にもなるそうです。(写真1) |
この100年間で地球の平均気温は0.6度上がったといわれます。日本では1度、特に東京では3度と、急激な上昇です。都市部の路面や構造物が太陽熱を蓄積したり、エアコンの室外機などの人工的な熱の放出によるヒートアイランド現象の影響と考えられます。
それを少しでもやわらげるための緑化技術が進んでいます。写真1は、
モスワールドが開発したモスインティー。ナイロン樹脂製の立体ネット基盤にコケ(スナゴケ、ハイゴケ混合)の種苗を固定させ、屋上、屋根、壁面などのコンクリート面を緑化するというものです。
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| このネット状の基盤を貼り付けると、数ヶ月後には上の写真のように緑のコケが生えてきます。(写真2) |
写真2のようなナイロン製の基盤を面に直接貼り付け、数ヶ月後には、写真1のように一面が緑化するというものです。二酸化炭素を吸収し、ヒートアイランド現象を抑えます。さらに、コケは温度上昇の抑制と保温効果があることから、冷暖房の省エネルギー効果も期待されています。また、建物の保護効果もあるそうです。
ホタルの舞うビルをめざせ!
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| 展示されていたビオトープにも実際にホタルの幼虫が育っていました。 |
屋上などのビルの緑化効果は、ヒートアイランドの抑制や省エネルギー効果、建築物の保護だけではありません。景観の美しさや、癒しや安らぎの場という観点からのニーズが高まっています。
その方法もガーデニングや庭園、さらには生態系の保全を考慮した屋上ビオトープなど多様化しています。エコプロダクツ2006では、なんと、ホタルが飛ぶ屋上を目指したビオトープも展示されていました。建設会社の
熊谷組のブースで、ホタルや餌となるカワニナが生息するに適した「水づくり」「土づくり」を基本に作られたビオトープで卵から羽化まで、自然の状態でホタルが育つ環境を再現しています。
展示されていたのは小さなビオトープでしたが、ある程度の大きさのあるものなら、1度水と土壌を整えれば、人の手を加えなくても水が循環し、ホタルが生育する環境を維持することができるのだそうです。働いている会社のビルの屋上にホタルが飛ぶスペースがあったら……、心から癒されますよね。
次のページでは、家庭でできる温暖化防止や、ユニークなアイディアでがんばるベンチャーをご紹介します。