ガセビア2.「80%ラインで志望校を決めれば安心」はガセ
マスコミの世論調査はよく見聞きされるだろう。では世論調査をする機関によって数字が異なることを不思議に思ったことがあるのではないか。例えば内閣支持率について見てみよう。
2005年1月調査
12%も異なっている。その理由には調査時期の違いもあるが、最大の要因は設問の仕方だ。例えばだが、「あなたは小泉内閣を支持しますか?」というストレートな質問の仕方もあれば、「あなたは小泉内閣を支持しませんか?」と逆に聞く方法もある。こちらでは「いいえ」と答えた人を「支持」に数えるのである。他にも「小泉内閣の政策をどう思いますか?」という質問の仕方もあるだろう。
入試に戻って考えると、問題が違えば数字が違ってくるということだ。80%合格ラインと言っても、20%つまり5人に1人は不合格なのだし、逆に合格可能性が20%でも5人に1人は合格しているのだ。
80%合格ラインというのは、
過去のその塾の在籍生が同時期の模試でこのくらいの点数を取ると、8割が合格しているというものなのだ。残念だった20%は、体調不良ということもあるだろうが、問題が模試とは異なる傾向のものだったという可能性が大きい。
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| 問題との相性が重要 |
合格可能性が低かったにも関わらず栄冠を勝ち取った生徒は、模試に出るような一般的な問題は苦手でも、めっぽう記述に強かったというようなこともあるに違いない。
確実性が要求される学校と、解答プロセスを重視する学校とでは、採点基準が異なる。麻布中学のように全受験生の答案を見てから、採点基準をどうするか検討して採点するという学校さえあるのだ。
また解答が合っていても途中経過が一切記入されていないと正解としない学校もある。逆に正解が出せていなくても部分点を加算してくれる。言わば東大タイプの入試だ。
だから模試と同じようなタイプの問題を出す学校なら、80%偏差値はかなり信頼できるだろう。確実校としてこのラインの学校を併願校に加えておく必要はある。だが、80%ラインばかりでなく、50%ラインの学校も加えると学校のバリエーションも広がり、さらに合格可能性が高まるのではないだろうか。
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