クロスメディア新英語番組 リトル・チャロ(3ページ目)

NHKの新英語番組「リトル・チャロ」、主人公のチャロの声を担当しているのは、女優の「純名りさ」さん。番組作りの裏話、英語学習者に向けてのメッセージをいただいてきました。

純名りさ さん、ニューヨーク仕込の英語

宝塚歌劇団の元花組トップ娘役の純名りささん。画像をクリックするとオフィシャルサイトに飛びます。

純名りささんご自身は英語をどうやって勉強してきたのでしょう？　――　純名さんは女優でもありますし、歌手でもあります。英語の歌も歌いますし、以前ホンコン映画に出たこともあるんだそうです。そのときは英語が少ししかわからなくて監督が何を言っているのか聴き取るのにとても苦労したといいます。

相手の目をしっかりと見て、一生懸命相手の話すことを理解しようと集中する。そうすることによって少しずつ英語がわかるようになってきたんだそうです。その後、留学したいと事務所に申し出てニューヨークに1ヶ月間行くことになります。自分で留学先も学校も決め、アパートの交渉ごとなどもすべてひとりでやってのけたといいます。

「英語を使う環境に自分で自分を追い込むことが大事かな」と英語学習者に向けての上達のヒントをくださいました。

リトル・チャロの声役、純名りささん
英語が上手すぎるという理由で収録し直しが

将来は外国人と結婚なんていうのもいいかなあ、と笑う純名りささん。

そんなわけで純名りささん、とても英語がお上手なんです。収録のときは、10人くらいのキャストがいる中で純名さんの周りはほとんどが外国人だといいます。会話もe-mailも今では全く苦労なくやり取りできるようになったし、収録をしながらも日々上達を感じていると目をキラキラさせながら語ってくれました。

ちょっとおもしろいエピソードがあるんですよ。純名さん、英語が堪能すぎて、「今の英語、上手すぎ！」との理由から、とり直しが何度もあったんだそうです。リトル・チャロは英語があまりうまくなくて徐々に上達していく設定になっているのです。だから、わざと下手な英語を話さなければいけなかったとのことです。番組の中にはミュージカル調な部分もあるので、純名さんの歌声を聴くことができるシーンも出てきますよ。

記者から、「純名さん、結婚するなら外国人なんてどうですか？」という質問が飛ぶと、「そうですね、それもアリかな？」なんてお茶目に瞳を輝かせるとても素敵な女性でした。

では、チャロの冒険物語を少しのぞいてみましょう。⇒ 次のページへ