英語/英語学習アーカイブ

英語の発音練習のやり方―「F・V」

大人になってから英語を習うと正確な発音ができないのでしょうか? そんなことはありません。大人になってからでも練習次第で矯正は可能、きれいな発音ができるようになります。これまで、「LとRの発音のコツ」「SとTHの発音のコツ」をお届けしてきました。今回は「FとVの発音のコツ」にせまってみましょう。

執筆者:川本 佐奈恵

FとVの発音のコツ

FとVの発音のコツ

FとVの発音のコツ

英語の発音ってある「コツ」をつかむととってもきれいになるんですよ。英語なんて通じればいいんだ、発音なんて関係ない! なんて言わずにちょっとしたことに気をつけてみませんか? これまで、第1弾「LとRの発音のコツ」、 第2弾「SとTHの発音のコツ」をお届けしてきました。今回は「FとVの発音のコツ」です。上の歯の位置がポイントなんですよ。


Fの音は、上の歯を下唇のうえにそっと置いてお腹からフーッ!

F・Vの発音
F・Vの音は、上の歯をそっと下唇の上に置いてスタート
上の歯を軽ぁ~るく、軽ぁ~るく下唇の上に乗せてみて! 息をフーッとお腹から出す。これが英語のFの音です。 full of fun future を早口言葉のように3回続けて言ってみてください。下唇に上の歯が軽く当たるのを感じますか? 息がフッフッと出ていますか? これが、正しい「F」の音です。

Vの音は、唇がむずがゆくなればOK

では、口のポジションはFと全く同じで、今度はヴーっと音を出してみてください。声を出しながら息を出すと、上の歯と下唇が振動し、唇がなんだかむずがゆい感じがします。 そう! それが正しいVの音です。

こんなに違うぞVとBの音

昔、私自身がやった失敗をご紹介しますね。ある時、アメリカ人と話をしていて、アメリカ北東部のVermont州の話をしようとしたのです。ところが、バーモントと言っても通じないのです。「You know, the States of Vermont. (バーモント州よ!)」と言っても相手はポカンとしているのです。

F・Vの発音
発音はちょっと気をつけるだけで見違えるようにきれいになります。発音矯正をしてコミュニケーション能力を高めましょう。
この人、ほんとにアメリカ人? 自分の国のバーモント州も知らないわけ? そりゃぁ、岩手県を知らない日本人みたいなものじゃないの。と思った私は、いささかイライラしつつ、「ホラ、アメリカの北のほうの、ニューヨークよりも、もっと上の……」 と地図を描いて説明しました。

すると、このアメリカ人、"Ohhhh!!!! You wanted to say 'Vvvvvermont.' You said 'Bermont.' That's why I didn't understand." (あぁ!ヴァーモントって言いたかったのか。君、バーモントって言ってたから、わからなかったよ)

「ヴァーモント」と「バーモント」の違い、わかりますか? どうやら、彼らの耳には、「V」と「B」の音は全く違って聞こえるようです。私は日本語発音式の「バーモント」と言っていたのですね。

Vの文字を見たら、上の歯を下唇の上に置く。この口の形、覚えておきましょうね。

ちなみに、Bの音は、唇を一旦閉じて、ブッ、ブッと息を出す破裂音になります。破裂音のBと摩擦音のV、この音の違いをマスターしたら、あなたのコミュニケーション能力も上がること間違いなしです。

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