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Office Spesialist Word、ExcelのExpertを満点! 彼女が上級2科目とも満点の理由

合格も難しい、Microsoft Office SpecialistのExpertを2科目とも満点取得なんて、すごいですよね。そんな彼女の勉強方法をお知らせします。

執筆者:石渡 真澄

試験
試験はドキドキしますよね

この夏に私の教えていた受講生が、Word、ExcelのExpertで両方とも満点を取りました。彼女は、どんな勉強をしたのでしょう?彼女との出会いから、合格までをお話しましょう


7月半ば(Excel2002Expert)


それは、試験後のことでした-------
AさんはExcel2002Expertを受験し、600超えの点数でしたが不合格になっていました。
受験生の解散後に「対策講座を受けたいのですが」というお申し出があり、最初は、「もう1度丁寧にすみからすみまで問題集を見直せば、今度は合格されると思いますよ」と申し上げましたが、「実は、スペシャリストレベル(旧一般)を前回受験して、12点足りなくて不合格だったんです。でも、もうそれは次に受験すれば受かるかと思って、上級に移ったんです。受験代も高いし、このまま自分で勉強しても合格できるか不安なので・・・」と強く受講を希望されたので、対策講座をお引き受けすることになりました。

勉強方法


★時間は?
彼女は、国の行っている職業訓練生でした。違う学校で毎日朝から夕方までパソコンを習っていました。ちょうど、Excelの授業が終了したので、そこでMicrosoft Office Specialistを受験しようと思ったそうです。
Specialistレベルの受験は私のスクールではなかったので、Expert受験のその日に初めてお会いしたのでした。
それから週に3日、彼女の授業が終わったあと、ここまで40分かけて来て、午後6時から2時間の対策を行いました。全部で、8時間の授業ですから、4日通ったわけですね。でも授業のない日も、こちらに来て、自習をしていました。(Aさんのお持ちのPCは、バージョンがOfficeが2003だったからです)

ーーーーーAさんは基本の勉強を訓練校で、その後自分で勉強して受験。そのあと1日2時間を4日対策授業を受け、その後自習をしました。自習は、だいたい7月25日まで20時間くらいでしょうか。

★問題集は?
授業で使用したものは、▼FOMのMOUS試験問題集
※この本は自分で勉強するにもわかりやすい本です。多くのパソコンスクールでも使用されている本です。ただ、問題の指示が詳しく表示されているので、その辺は易しくできているような気がします。ドリルも合わせて勉強なさるといいです。

その後、試験日まで自習の間、2冊目の対策本として、
▼技術評論社の合格!MOUSテキストを使いました。
※実は当スクールで満点を取得したかたにインタビューしているのですが、そのなかで、この技術評論社の問題集の評判はかなりいいのです。試験と出題方式が似ているということで、受験前の腕試しとしてはかなり自分の力を的確に計れるものだと思います。 

★方法は?
不合格を取ってから、次の受験まで2週間。その間どのように勉強したのでしょうか。まず1週間目は、FOMの本を全部繰り返し行いました。週末には、模擬テストを。かなり模擬で点数を取れるようになりました。そこで、異なった表現の問題を解くことにしました。2冊目の問題集を購入し、5日間で内容を。最後の2日間で模擬テストをしました。 

問題は、単に解くのではなく、論理的に考えていました。ダイアログボックスの問題と関係のないチェックまで、質問されました。

【質問】回答にある、ダイアログボックスのこのチェックは、入れておいた方がいいのか・・  
【回答】このテキストでは、チェックが入っていますが、もともとは入っていない箇所です。このチェックを入れるという指示がない限り、チェックをいれないでください。
⇒試験の対策として、指示されないことはしない。指示されたことだけを行うことが大事です

【質問】○○の下とあるが、下ならどこでもいいのか?
【回答】下であればいいです。
⇒右下とか、表の下のようなあいまいな表現も多いので、確認しましょう。なにかを挿入したあと、問題のレイアウトがくずれても、挿入してくださいとしか、指示がない場合には、自分で体裁を整えることはしないでください。

こんな感じで、問題を解く上での言葉の意味合いをつかむことを多くやり取りしました。
Microsoft Office Specialistでは、質問の意味がわからないと多くの受験者が感想を述べています。試験の操作そのものよりも、読解力や、理解力が必要なくらいです。                       

7月末(Excel2002Expert) 満点!


ご本人もびっくりの満点でした。「何問か、これでいいのかと迷ったものもあるし、リセットも3回使いました」とおっしゃっていました。

8月上旬 Access受験


ExcelのExpert受験の次の日から、Accessの勉強を開始。(訓練校でAcccessを習ったからです)これも、訓練校で勉強をしたので、対策講座のみを3日間行いました。
その後、1週間は自習をしていました。
Accessは900点くらいでした。

8月下旬(Word2002Expert) 満点!


Wordは、訓練校では、あまり勉強しなかったそうで、対策講座は、4日間でしたが、自習をかなり多くしていました。
土、日は、4~5時間くらいスクールで自習をしていました。

~~~全体的に言えること~~~

彼女は、ものすごく入力が速いわけではありません。(もともとこの試験は、タイピングテストではないので、速さは必要ありませんが)
ただ、第1操作がとても速かったのです。
問題が、条件付書式なら、問題を読んだ瞬間、メニューバーの[書式]にマウスポインタが動いている、という具合です。

☆何をする時は、どこから。ということがきちんと頭に入っていました。

☆問題を解くときに、指で問題をなぞって、一言もらさないよう解釈をしていました。また、問題文のスクロールがこれ以上ないかの確認もしていました。

☆特にExcelですが、日本語入力のONとOFFをきちんと確認していました。

私が思うこと


もちろん、操作を覚えることは必要ですが、それだけだと問題を解くことになりません。どこに、どのようにして、何をなどを考えながらその指示に従って回答することが要求されます。
簡単な例題で言うと、印刷設定をしなさいという問いでは、設定だけで印刷のボタンを押してはいけないわけです。
そういった、細かいところをよく読んで、何をするのかを見定めて解く力が必要です。
また期間は、あまり長く設定をしないで、とんとんと進められるといいですね。お仕事の都合などありますので、ご自身の時間の取れる最短の時間で設定をしてみてください。集中を持続することは難しいですので、なるべく少ない時間で。
どんなかたも、目標は合格ですが、どうせ勉強するなら、満点を目ざしてみませんか?



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