メイク関連情報

更新日:2003年09月30日

メイク心を震わせるこの一冊【2】 肌色をもっときれいにする本

人種や季節によっても変わり、さらに流行、好みで自由に変化させることができる“肌色”。一体“きれいな肌色”ってどんな色? そんなことを考えさせてくれるちょっと変わった一冊をご紹介します。

文章:岡田 さちこ(All About「メイク・コスメ 」旧ガイド)

マンネリに陥ったり、気持ちが萎えてしまったり……毎日メイクしていると「メイクって楽しい! キレイってうれしい!」の気持ちもしぼみがち。そんな心に効くのが“メイク心を震わせるこの一冊”です。

新刊既刊問わず、HOW TOモノからビジュアル本まで、固まりがちなメイク心をぶるんと震わせてくれる一冊をピックアップするこのシリーズ。今回はドキリとさせるタイトルの一冊をご紹介します。


“きれいな肌色”ってどんな色?




肌色をもっときれいにする本

村沢博人 佐藤敏子

ポーラ文化研究所
1999年10月
1,300円

(↑写真かタイトルをクリックすると、amazon.co.jpの紹介ページへジャンプします)

「肌色をもっときれいにする」なんてワクワクするようなタイトルに思わず手がのびますが、読後「でも“肌色”って?」と考えさせてくれるのがこの本。

私たちが幼稚園の頃クレヨンの箱に必ず入っていた“はだいろ”は、私たちの本当の肌色とは似ても似つかない色でした。これは、英語の「flesh color」をそのまま「肌色」と訳してしまったため。欧米人の肌色をベースとした色が、私たちの肌色と同じであるわけがなかったのです。ちなみにこの本によると、現在“はだいろ”はクレヨンの箱からはずされる動きがあるようです。

そんな人種間の違いだけでなく、ひとりの女性でも流行や好みによって変化させることのできる肌色。かつてのガングロも白肌全盛の今では美白に余念がないはずです。考えてみると“きれいな肌色”って一体どんな色なんだろう……。

歴史的に見ると白い肌が“きれい”とされた時期が多いとか。これは野外労働に従事する必要のない人が自然と白い肌をキープしていたことから、「白肌=上流階級の証=きれい」となったようです(この本、こうした時代ネタ豊富です。付けぼくろで支持政党をあらわしていた時代があったという話には思わず「へぇ~へぇ~へぇ~へぇ~」) 。とはいえ、これは「日焼け=仕事焼け」とは限らない現代には通用しない基準。夏休み明けに白肌をさらすのははずかしかったりもしますよね。

なにより、肌の色も好みで自由に変えられる時代。地肌はきっちり美白ケアしながらも、セルフタンニングやブロンザーで日焼け肌を演出……なんてことも普通になってきました。私たちの目指す“きれいな肌色”が単一であるわけがありません。

で、「つまり、結局は色にこだわらず“肌をきれいに”しなきゃいけないんだよなぁ」と、当たり前の結論に落ち着いてしまうのでした。この本にあるベースメイクテクや最新スキンケア情報(といっても5年も前のものですが)は、“肌色”ではなく“肌”をもっときれいにするためにあるのです!


もっと知りたい! 関連リンク集
ガイドおすすめのメイク本を他にも見てみたい!
→「
ガイド岡田のおすすめメイク本」へ

(執筆者:岡田 さちこ)

  • 印刷する
  • ブックマークする
  • 携帯に送る
  • ブログに書く

あわせて読みたい

この記事の担当ガイド

写真

新見 千晶

美容誌・雑誌・広告などで、モデル・女優・タレントを担当するヘア&メイクアップアーティスト。撮影現場で…

続きを読む

ガイドからのお知らせ

ビューティ関連コミュニティ

北欧好きが、愛用の北欧モノを見せ合うコミュニティ

メルマガ登録

【MICOビューティメルマガ】あなたのキレイを応援するビューティマガジン。メイク・ヘア・ネイルなど、リアルに使える美容情報をお届けします。

ショッピングカタログ

All About ウェブマガジン

女性向け

雨が楽しくなる!レイングッズ15

男性向け

マネしたくなるアイデア住宅

All About モバイル

QRコード

All Aboutがケータイで読める!

オススメ記事をメールでチェック

知識・経験を生かして、記事を書いてみませんか?