発掘!あるある大事典の内容に虚偽
2007年1月7日に関西テレビ・フジテレビ系列で放送されたテレビ番組「発掘!あるある大事典2」において、納豆で痩せるというテーマの番組が放送されました。その番組内で、虚偽のデータを使った誇張があったなどとして、関西テレビ社長を始め関係者が謝罪をしています。実は、同番組の2週間後に放送されるはずであった、「ダイエットが長続きする人としない人の違い」をテーマにしたものに、私も制作段階から関わり番組内にもスポットとして出演していました。
収録はしましたが、番組が打ち切りになったため放送はされていませんが、制作段階を見た立場からも、今回の納豆ダイエット問題についての考えを述べさせていただきます。
関係者は謝罪よりも説明すべき
納豆が最大の被害者? |
バラエティ番組であれば、読者を楽しませることを目的にした作りこみはあるものです。しかし医師などの専門家も登場して検証データを出せば、医学的にも説得感が生まれてしまいます。なぜ、この番組が「健康情報バラエティー番組」であったことを説明しようとする関係者が少ないのでしょうか?そもそも番組制作時点でも、この姿勢が視聴者にはっきり伝わっていなかったのかもしれません。
私は、ここで簡単に幕切れするようでは、また同じような番組が(報道番組や科学番組のような娯楽番組)が作られ、同じようにだまされる視聴者が出るのではないかと危惧しています。
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