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エフェドラ食品が全米で販売禁止 さようならエフェドリン…

ゼナドリンなどを代表とする、米国では一世を風靡したエフェドラ入りダイエット食品(薬)がFDAの規則により販売禁止になりました!

執筆者:河口 哲也


「効くダイエット食品はありませんか?」

男性にそう聞かれたら「ありますよ」と言って最初に「エフェドリン入りのダイエット食品」を実際に私は最近まで紹介していました。

そして「安全ですか?」と聞かれれば「数万人に何人か死ぬくらいですから、ダイエット食品としては結構安全な方ですよ」と(半分皮肉、半分それくらい効くという証拠として)答えていました。

今まで何度もお話してきた通り、本当に痩身効果があるダイエット食品というものは、必ず健康障害を引き起こす高いリスクを何らかの形ではらんでいるものです。

ちなみにこのエフェドリンとは漢方薬としても使われている麻黄(マオウ/エフェドラ)という植物のの成分で、米国ではゼナドリンやエキストリームリン(写真右)などといった医師の処方箋のいらないダイエット食品の成分として広く流通していました。

私も実際にそれらの食品を飲んだことがありますが、飲むと心臓の鼓動が速くなったり、食欲がないわりには元気になったりと分かりやすい薬効があり(危険であることは別にしてですよ…)、一週間で約2kg体重が減少しました。

さて、そんな私が、危険性はあるが確かにダイエット効果があるとして認めていたダイエット成分エフェドリン(エフェドラ)はこれまで誕生しては禁止されてきた数々のダイエット食品と同様に、2004年4月12日をもってその危険性の割には効果が少ないとして、全米で販売が禁止されることになりました。(危険性についての詳しい情報は文末参考よりリンクされています)。

すなわち、今後は個人輸入でもそれらを含むダイエット食品を米国から購入することはできません。

これは、2004年2月6日付けでFDA(米食品医薬品局)が発表したエフェドラ含有栄養補助食品の販売を禁止する最終規則の公示後60日を受けての発効によるもので、今後規則が失効しない限り、エフェドラ含有栄養補助食品(エフェドリン入りのダイエット食品)は米国での流通はなくなります。

問題は多かったけど、個人的には嫌いではなかったエフェドラよ、ありがとう、そしてさようなら…。

参考:厚生労働省ホームページ内にあるFDA発表の仮訳
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ダイエットは個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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