節約/通信費の節約

インターネット高速化の9つの方法(3ページ目)

「ブロードバンドにしたけれど、あまり速い気がしない。」 そんなお悩みはありませんか? ADSLや光接続を、簡単により高速にする方法をご紹介します!

執筆者:大串 明弘

屋内配線を再確認しよう! <高速率★☆☆>

実際によくあるのですが、電話回線を使用するドアホン(ドアホンの配線が独立しているものは問題ありません)やガス等の遠隔検針システムセキュリティーなどが付いていると、ADSLが不安定になったり、速度が遅くなることがあります。

筆者の自宅でも、ガスの遠隔検針システムらしい装置が外壁の保安器側についていたので、ADSLを導入する前にガス屋に確認したところ「装置は既に外されているので問題ない」と言われました。ところが、実際にADSLを導入してみるととてつもなく速度が遅いのです。いろいろ調べた結果、検針システムが電話回線から外されていなかったことがわかり、それを取り外すと速度が速くなったということがありました。

また、保安器がADSLに悪影響を及ぼすこともあります。電話がかかってきたときにADSLが切れてしまったり、不安定になる(IP電話で話していると声がおかしくなったりする)という現象が起こるならば、保安器の可能性もあります。保安器は有料でNTTで交換してくれます。

パソコンを買い換える <高速率★★★>

主にADSLを速くする方法をご紹介しましたが、実は意外と速度低下の大きな原因はパソコンだったりするのです。パソコンの処理速度が十分でないと、回線は十分な速度がでているのに、実際の計測速度が遅くなってしまうことがあります。パソコンが回線速度に追いついていないのです。例えば、筆者が利用している2台のパソコンも、同じ回線に繋がっているものの、1台は約37Mbps、もう1台は約47Mbpsと約10Mbpsもの差があります。以前、回線速度が60Mbps程出ている光接続環境で、Windows98の古いマシンを繋げたところ、実測値が10Mbpsにも満たない結果になったことがあります。それくらいパソコンの処理能力は実効速度に影響するのです。

速度が出る回線になればなるほど、パソコンの能力が大きく影響してきます。回線をアップグレードしても速度が速くならない場合は、パソコンの買い換えを考えた方が良いかも知れません。

マシンパワーが十分にあっても、メモリが少ないと速度が遅くなる場合があります。メモリは最低でも256MBは欲しいところです。Windows XPの場合、512MB以上あれば理想的です。古いマシンは概してメモリが少ないので、買い換えできない場合は、メモリを増設すると速度が改善されることが多いです。古いマシンならばオークションなどで中古を探すと格安で購入できるでしょう。

高速化ソフトを試してみる <高速率★★☆>

驚速パソコンをはじめとした便利なツールが4本セットでお買い得な「速PACK2006」

マシンパワーが十分にないパソコンでも、最新のパソコンでも、回線をより高速にできると謳うソフトがあります。高速化ソフトと呼ばれるジャンルのものです。

今回はソースネクストの「驚速パソコン」というソフトを使い、実際にADSL環境、光接続環境で速度が速くなるのかどうかを実験してみたいと思います。

実際に使用したのは、驚速パソコン・驚速メモリ・驚速HD・驚速レスキューという便利なソフトがパックになった「速PACK2006」です。驚速パソコン1本で1,980円のところ、4本も入っていて3,970円ですから、1本あたり1,000円以下という安さが魅力です。このパックは1製品ずつインストールすることが可能です。

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