文章:中村 伸(All About「デスクトップパソコン」旧ガイド)筆者のサイトをご覧の皆さんは、どちらかというと全くのパソコン初心者の方と言うより、ある程度使ったことがある方が多いかと思います。そして、殆どの方はWindowsをOSとして利用されていることでしょう。プリンタやスキャナ、デジタルカメラなど、周辺機器を接続してパソコンライフを楽しむのは既に当たり前という方ばかりとお見受けします。そのような皆さんに、またまた常識外れなノウハウを一つ、お伝えいたします。
このダイアログはよく見かけますね表題の「再起動しますか?」という文言ですが、恐らく一度も見たことが無いという方は少ないでしょう。上記の通り、プリンタやスキャナ、デジカメ、モデム、TA、LANアダプタなどを増設した場合は必ずと言っていいほどドライバの組み込みが行われ、その後に表示されるダイアログですから。そして、多くの方は「再起動しますか?」「はい!」と答えているのではないでしょうか。筆者は断言します!「いいえ!」を選択してください。何故かって?順に説明していきます。
●再起動しますか?さてさて、今回の話題はWindowsの範疇の様にも思えます。実際、パソコンメーカーによってはOSのサポートで解決してくれるかもしれません。でも知識としては、Windows以外のOSでも応用が効きますので是非覚えておいて下さい。題材としてはWindows98を中心に取り上げますが、筆者のメイン環境だということです。ですから他のバージョンでもほぼ同じですのでご了承下さい。
Windowsは「再起動しますか?」と聞いてくるのに、普通は素直に「はい」ですよね、なぜ「はい」ではいけないのでしょうか?そして、「いいえ」を選択した後、何をすればいいのでしょうか?この2つは、全く同じ所へ帰属します。つまり、「パソコンを終了させて電源を切る」ということです。その後電源を再度投入して起動します。「それなら再起動と同じじゃないか」と思われる方もいらっしゃるでしょう。しかし、電源を切るか切らないかという2つにいは、大きな違いがあるのです。
●コールドスタートとホットスタート「冷たいスタート?」等と、ちょっと判りにくいという方も多いのではないでしょうか。実はこの用語、元々エンジンなどの機械の動作に関係する用語です。長く放置してあって室温に等しい温度から動作させる場合が「コールドスタート」で、一度動作させ暖まった状態から再度動作させる場合が「ホットスタート」です。この2つには「暖かい」と「冷たい」の違いがありますが、パソコンというかコンピュータの世界でも「コールドスタート」「ホットスタート」を使い分けることがあります。そう、もうお気づきですね?パソコンのリセットは「ホットスタート」、電源を投入して起動するのが「コールドスタート」ということになります。そして、筆者がお話ししているのは「コールドスタート」をしなさいということです。
自動車の場合などは、「コールドスタート」の時は充分な暖機運転を行ってから動き出しなさいとか、「ホットスタート」の時はいきなり全力で走っても大体大丈夫と言われています。機械関係でこの2者を区別する場合は大体似たような状況です。ところがパソコンをはじめとするコンピュータ関係の場合、この2者が逆転することがあります。そして、筆者のお薦め、「コールドスタート」の方が確実に動作するということです。Windowsはご存じの通り、設定変更のたびに再起動するよう促してきます。必ずしも全てのOSで再起動する必要はないのですが、筆者の経験からするとやはり再起動、というより電源断、再投入を行った方が良いという風に考えています。