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誰でもできる完全無欠のバックアップ(3)

NAS自体が故障したり、2台のハードディスクが同時に故障したりしたすると大変です。今回の記事では、そのような事態に備えるためのレプリケーション機能を紹介しましょう。

岡田 庄司

執筆者:岡田 庄司

LAN・無線LANガイド

NASが故障したらどうする?

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相談者:

HDDに問題がなくても、NAS本体が故障したらどうなるでしょうか?また、NASを机上から落としてしまったなど、同時に複数台のHDDが物理故障をおこした場合はどうなりますか?

ガイド:
残念ながら、 どちらの場合も、データの喪失を回避できないことになります。

相談者:
NASが故障しただけなら、HDDは正常なので、ほかのPCに直接接続するなどして、ファイルを取り出すことができないんですか?

ガイド:
RAIDで記録されている場合は、ファイルがそのままの形で保存されている訳ではないので、PCに直接接続してもファイルを取り出すことはできません。

相談者:
そうなんですか。NASの修理しかないでしょうね。また、HDDが2台とも同時に故障したときは、もうどうにもなりませんね。

ガイド:
その通りです。

相談者:
個人ユースレベルであれば、それほど心配することではないと思いますが、ビジネスユースの場合は、ちょっと問題ですよね。

ガイド:
そのような場合に備えて、この機種には、レプリケーション機能があります。レプリケーション機能とは、メインで利用しているNASのデータをネットワークで接続したもう一台のNASにバックアップする機能です。バックアップ先のNASを、バックアップサーバーといいますが、ネットワークで接続が可能なので、たとえば遠隔地にバックアップサーバーを配置するなどして災害等へのリスクヘッジとして利用 することもできます。

相談者:
なるほど。それなら完璧バックアップですよね。企業で使うので有れば、そのようにしたいものだと思います。それで、その設定方法はどのようにするのでしょうか?

ガイド:
設定は簡単ですよ。次のページをご覧ください。

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