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プレモルをプレミアムに飲む3つの方法

プレミアムモルツ、「プレミアム」に飲んでいますか?普通のビールとして飲んでいるあなたはちょっと見直しをすべきです。

山崎 俊輔

執筆者:山崎 俊輔

企業年金・401kガイド

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プレミアムモルツを「普通」に飲んでいないか

サントリーのプレミアムモルツというビールがあります。ビール飲みなら誰でも知っている銘柄だと思いますが、第3のビールがこれだけ普及している中で、ヱビスビールと並ぶプライスで勝負を賭け、高価格ながら完全に知名度を確保した銘柄です。

最初こそ陳列棚にはひっそりと置かれていたものの、今では期間限定ブレンドなども登場し、ビール売り場の一角を占めています。

ところが、普及してしまったがゆえに「プレミアム」という名前が忘れられ「普通」「日常」の飲みに使っている人が少なくないと思います。

実はけっこう高いビールを、感動もなく当たり前のものとして飲んでいるほどムダづかいなことはありません。今回はマネーハック的発想法で、「プレモルをちゃんとプレミアムに飲む方法」を3つご紹介します。

プレミアムに飲む1 週末や特別な日にだけ飲む

これは基本中の基本ですが、プレミアムモルツのプレミアム性を高める方法として「週末のご褒美」や「特別な日の一杯」に限定する、というものです。かつてテレビCMでも同様の戦略でPRされていたと思います。

消費は「落差」があると満足度が高まります。平日はいつも第3のビールにして、金曜の夜はプレモルにするだけで、毎日だらだら飲むプレモル(3分の1くらい飲み残している)より、感動は高まるはずです。当然ながら酒の予算も週1000円浮くことになるでしょう。月4000円浮くならこれは大きい節約(でも満足度はアップ)です。

特別な日のために特別な予算を立てる、というのもいい方法です。誕生日や誰かの送別等のホームパーティだからこそ、プレモルを出すのです。ホームパーティなどは予算がかかるからと第3のビールにする人がいますが、予算が少し増えてもプレモルを最初の一杯に出してみてはどうでしょうか。ゲストの満足度もきっと高まるのではないでしょうか。

プレミアムに飲む2 家飲みの日に飲む

次のプレモル活用術は「家飲み」の選択肢として使うというものです。これは毎日飲まず、ときどきお酒を飲むような人の選択肢です。こういう人は毎日飲む人と違うお金の使い方を考えていいと思います。

ここで考えてみたいのは「外飲み」と「家飲み」の予算の差です。ワインではしばしば「家飲み用の予算の3倍がお店の値札」と言われます。ビールもおおむね2倍くらいの差があると思います。

おつまみについては家で自分で作ると時間がかかりクオリティではかなわないという問題がありますので圧倒的に「外」が有利になります。しかし、アルコールの値段だけを思えば「家」が有利であることは間違いありません。

バーで一杯だけビールを飲んで、お通しやチャージを含めて1000円払う価値はあるでしょうか。実は惰性でバーに寄って、一杯を頼んではいないでしょうか。自分のお金の使い方が疑問に思う人は、家に帰ってプレモルするべきです。高いビールであっても、総予算は半分になるでしょう。

プレミアムに飲む3 どうしても飲みたい夜は「あえて」プレモルにしてみる

最後のシチュエーションは、「どうしてもプレモルしたい夜」です。たとえば、

仕事でとてつもない理不尽を受け、怒りを覚えて帰宅した夜、
別れ話を持ち出されてアルコールの力を借りたい夜、
初めて彼女が家に泊まりに来てくれるちょっと特別な夜、
友人や好きなアーチストの訃報に接し、酒を手向けたいと思う夜、……などなど。

喜怒哀楽、シチュエーションはいろいろあると思いますが、「あえて今日はプレミアムにしたい」と思うなら、それはためらう必要はありません。

ハレとケという言葉がありますが、繰り返すべき日常(ケ)ではなく、ときどき訪れる特別な「ハレ」の日にはお金をかけてもいいのです。こういうときはスーパーも閉まっているでしょう。まったく割安ではありませんが、コンビニでプレモルを買ってもいいと思います。

プレモルのテレビCMは正しかった!

矢沢永吉さんが登場して、特別な日に飲むのだ、と印象づけたプレミアムモルツのテレビCMは、案外正しかったのではないか、というのが今日の結論です。

普及するごとに「プレミアム」という名前の商品が「毎日」になじんでしまっているのが現状ですが、今こそあえて「プレミアム」を取り戻してみてはどうでしょうか。

この方法はもちろんプレモル以外にも応用可能です。ベルギービールが好きなわが家では「週末はヒューガルデン、平日はホワイトベルグ」という戦略でプレミアム感を演出しています(ホワイトベルグはヒューガルデンの価格の3分のとは思えないほど美味いですし)。

あなたもあなたの「プレミアム」を自己演出してみてはどうでしょうか。同じビールの味が、ちょっと違って感じられるはずです。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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