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2016年冬ボーナス使い道ランキング

2016年冬のボーナス事情、使い道をご紹介します。平均支給額は62.3万円で前年よりアップしています。とはいっても、自由に使えるお金は5~10万円が最多。貯金、ローン返済、教育費も必要ですが、洋服やファッション関連、カー用品などに使いたい人が多いようですよ

福一 由紀

執筆者:福一 由紀

ファイナンシャルプランナー / 仕事・給与ガイド

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冬ボーナス 平均62万3000円、前年比1万7000円プラス

2017年冬ボーナス、何に使うか迷うところ。年に2度の大切な収入。吟味して使いみちを考えたい

2017年冬ボーナス、何に使うか迷うところ。年に2度の大切な収入。吟味して使いみちを考えたい

ボーナスについて、何に使うかを考える時が一番楽しい瞬間かもしれません。ローンの返済などすでに使いみちが決まっているものもあるでしょうが、少しは自由に使えるお金もあるでしょう。

みんなは一体何に使う予定なのでしょうか? 「価格.comリサーチ 冬のボーナス2016」の調査結果からみてみましょう。

冬のボーナス2016 冬のボーナスの推定支給額」 によると、2016 年冬のボーナス推定支給額は全体平均で 62万3000 万円。この調査は、「価格.com」 サイトでの Web アンケート調査で2298人(男92.4%、女7.6%)が回答しています。大企業を中心としたボーナス調査では、平均が90万円を超えているものもあります。この「価格.com」の調査が中小企業も含めた全体の平均像とみていいでしょう。

昨年冬と比較すると1万7000円(2.8%)のプラス。また今年の夏と比べても1万4000円(2.3%)プラスで、2期連続の増加となりました。昨年の冬は前年比減少と少し寂しい結果でしたが、今年の冬は良い結果となりそうですね。そんな嬉しいボーナス、みんなは何に使う予定なのでしょうか?

自由に使えるお金 5~10万円が最多層

冬のボーナス2016 自由に使える金額」から、自由に使える金額をみてみましょう。自由に使えるお金とは、必要経費として引かれる、ローン返済、生活費補填、ボーナス一括払いなどの費用を除いたものです。一番多かった価格帯は5~10万円未満で17.6%。2番目が10~20万円で12.6%。5万円から20万円までが3割ほどとなり、最多層を占めています。これは前年冬の結果も同様でした。支給額が多少増えても、自由に使えるお金はあまり変わらないといったところですね。

その中でも、自由に使えないという回答が9%もあるのが気になるところ。ボーナスが支給されても、借金返済やボーナス一括払いなどの支払い、毎月の家計費への補てん、教育費などの支払い予定などで自由に使えないというのが1割弱もいる状況です。ボーナス商戦も関係なしといった人たちが1割弱もいると、個人消費の拡大がなかなかのぞめないのが現状でしょう。もう少しボーナスの支給額が増えて、1万円でも新しい消費につながるようになればいいですね。

■自由に使える金額ランキング
【1位】5~10万円未満17.6%
【2位】10~20万円未満12.6%
【3位】3~5万円未満11.3%
【4位】20~30万円未満10.9%
【5位】1~3万円未満10.7%
【6位】1万円未満6.8%
【7位】30~40万円未満6.3%
【8位】40~50万円未満3.9%
【9位】100万円以上3.9%
【10位】50~60万円未満3.4%
【11位】70~80万円未満1.3%
【12位】60~70万円未満1.1%
【13位】90~100万円未満0.7%
【14位】80~90万円未満0.5%
【15位】自由に使えない9.0%


使いみち金額ランキング「貯金」「ローン返済」「教育費」

冬のボーナス使いみちを、「冬のボーナス2016 ボーナスの使い道と平均消費金額」 の結果からみてみましょう。使う金額のランキングでは、トップは貯金で21万8452円。続いて、ローン返済 17万7392円、子どもの教育費15万37円となっています。前年と比べて増加しているのが、貯金、商品・サービスを購入する、旅行・外出をする(国内)、新規ローンを組む。逆に減らしているのが、金融商品の購入や補填など。貯金、消費、国内旅行に重きがおかれているようです。

ただ、住宅ローンをかかえ、子どもの教育費も負担をしていれば、ローン返済17万7392円、子どもの教育費15万37円を合計すると33万円近く。自由になるお金が少なくなるのは当然ですね。

■冬のボーナス消費平均金額(複数回答可)
【1位】貯金¥218,452(75.1%)
【2位】ローン返済¥177,392(35.6%)
【3位】子供の教育費¥150,037(31.1%)
【4位】金融商品(投資信託、株式等)の購入・外貨預金など¥144,146(15.4%)
【5位】新規ローンを組む¥136,721(4.8%)
【6位】旅行・外出をする(国外) ¥114,380(10.7%)
【7位】金融商品(投資信託、株式等)の補填¥90,656(9.5%)
【8位】商品・サービスを購入する¥80,152(69.6%)
【9位】旅行・外出をする(国内)¥58,394(37.9%)
※カッコ内はその目的にお金を使うと答えた人の割合。また、平均消費金額は「お金を使う予定はない」と答えた回答者数を除いて算出。

買いたい商品「洋服」「カー用品」「ノートPC」

ボーナスで購入したい商品ランキングを「冬のボーナス2016 ボーナスで購入したい商品」からみてみましょう。

1位は洋服・ファッション関連で17.7%。この洋服ファッション関連は例年の不動の1位。価格も幅広く揃い、自由に使えるお金によって選ぶアイテムを変えられるところも選びやすいでしょう。やはり、身近なファッション関連が一番人気でした。

2位のカー用品も、前回から人気の商品で11.9%となっています。車の買い替えとなると、簡単にはいきませんが、カー用品であればすぐにでも買える価格帯のものもあります。冬用のタイヤなど冬に欲しいものも揃っていますよね。3位はノートパソコンで11.3%。こちらも、前回は3位。トップ3は不動のようです。

また、2015年冬では6位だったPCパーツが2016年冬は4位に。また、2015年冬に7位だったタブレット端末が20216年冬には12位と大幅に下がっています。タブレット端末の購買意欲が下がっているようですね。トップ10をみると、ノートパソコン、PCパーツ、スマートフォンとIT関連商品が入っています。また、カメラや調理家電も考えると、ITと電気製品がトップ10の半分を占めていますね。

2016年冬ボーナスの使いみちをみてきました。個人消費の低迷で日本の経済全体が不調になっている今、なんとかこの2016冬ボーナスで個人消費が伸びるといいですが、どうなるでしょうか?

■ボーナスで購入したい商品ランキング
【1位】洋服・ファッション関連 17.7%
【2位】カー用品 11.9%
【3位】ノートパソコン 11.3%
【4位】PCパーツ 8.9%
【5位】本・雑誌・漫画 8.8%
【6位】スマートフォン 8.5%
【7位】家具・インテリア 8.0%
【8位】カメラ 7.2%
【9位】ホビー・おもちゃ・グッズ 7.0%
【10位】調理家電(炊飯器、電子レンジなど)6.5%

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