ダイエットの基本

冬休みに太らない方法とは? 年末年始ダイエットのコツ

今回は、冬休みに太らない方法を解説します。年末年始太りは当然のことと思っていませんか? 年末年始太りの原因や危険性を解説しつつ、年末年始でも太らない人の食事や生活習慣から学ぶべき、ダイエットのコツを紹介します。

和田 清香

執筆者:和田 清香

ダイエット・ボディケアガイド

冬休みに太らない方法とは……年末年始太りは阻止できる? 

冬休みに太らない方法とは

年末年始太りは当然と思っていませんか?

忘年会、クリスマス、大晦日、お正月、新年会……と、年末年始はイベントが続き、ついつい暴飲暴食を繰り返してしまうもの。

結果、体重が増えた、ウエストがきつくなった、顔が丸くなった等に気づき、「痩せなきゃ!」と焦り出す人も多いのではないでしょうか。

ただ一方では、全く太ることなく、体型にも変化がないという人たちがいるのも事実です。

そこで今回は、「年末年始でも太らなかった!」という人たちの食事や生活習慣を学ぶべく、この時期のダイエットのコツを紹介したいと思います。
   

年末年始太りする3大理由

イベントは楽しいけれど、食べ過ぎはほどほどに!

イベントは楽しいけれど、食べ過ぎはほどほどに!

まずは年末年始太りの理由を把握! 理由が分かれば、対策を立てることもできるでしょう。

1 イベントが多い

冒頭でも解説したように、イベントが集中するこの時期は、外食、ホームパーティ、飲み会などが多く、いつもより食事量やアルコール量も増えるため、当然カロリーも多く摂取してしまいます。

暴飲暴食をした後、2~3日の間で調整できればいいのですが、休む暇なくイベントが続いたり、ホームパーティでの残りや頂きものを引き続き胃の中に投入する日々が続くと、太ってしまうのは必至です。

2 糖分・塩分の多いおせち料理

おせち料理は和食なのでヘルシーだと思っている方もいるかもしれませんが、おせち料理は日持ちを長くさせるという理由から、糖分や塩分が高く、太りやすいメニューが多くなっています。

例えばカロリーの高いメニューを紹介してみると、「栗きんとん」は栗1個あたりで約90kcal、「伊達巻」は1切れで約50kcal、「お雑煮(お餅2個)」は約300kcal、「煮しめ」は1人前で約300kcal、「牛肉牛蒡巻き」は一人分で約150kcalとなっていますので、注意しながら食べると良いでしょう。ちなみに、「数の子」や「かまぼこ」は低カロリーとなります。

3 運動不足

年末年始は慌ただしさから運動習慣をサボりがちになる他、特にお正月は「寒いから」「お正月ぐらいは……」などと言い訳しつつ、家の中でゴロゴロ怠惰な生活を送ってしまうのも、太る理由となります。

運動不足でカロリーをあまり消費しない生活を送りながらも、いつもより多くのカロリーを摂取しているわけですから、脂肪がどんどん付いてしまうのも当然です。
 

年末年始太りはなぜ危険なの?

年末年始は内臓脂肪がつきやすくなります!

年末年始は内臓脂肪がつきやすくなります!

年末年始太りで体重やサイズが増えるだけでなく、そのまま放っておくと、内臓脂肪が増えてしまう可能性もあるので注意が必要です。

内臓脂肪は、その名の通り、体脂肪のうち内臓の周囲に付く脂肪のことで、大量に増えてしまうと、高血圧や高脂血症になる率が高くなるといわれています。

内臓脂肪がつきやすくなる原因の一つとして、まず食生活の乱れが挙げられます。余分な栄養分が血液を通り、肝臓や脂肪細胞に運ばれ、さらに消費されずに溜まったものが内臓脂肪となるので、食べ過ぎが続く年末年始は要注意です。

また、お酒と一緒に食べているものは、内臓脂肪になる可能性が高くなるそうなので、ご馳走と一緒にお酒を飲む機会が増える年末年始は気を付ける必要があります。

さらに、寒さや天候から来る「運動不足」や「筋力ダウン」によって、基礎代謝が下がることも、内臓脂肪をつきやすくする要因のひとつ。有酸素運動と筋トレを組みわせることが内臓脂肪減少に役立つといわれているので、ダラダラしがちな年末年始でも可能な限り取り入れると良いでしょう。
 

年末年始でも太らいない人が教える4つのコツ

ちょっとしたコツでスリムボディをキープできますよ!

ちょっとしたコツでスリムボディをキープできますよ!

とはいえ、「太りたくないから、パーティを断る」「おせち料理は一切食べない」という訳にはいかないもの。そこで、イベントやご馳走は楽しみつつも、年末年始太りを阻止するコツを紹介したいと思います。

年末年始でも太らない人は、以下4つのコツを心掛けているはずです。


1 食べる量は最小限に

色々なメニューを食べてもOKですが、とにかく食事の全体量を抑えましょう。特にカロリーの高いメニューに関しては一口と決め、それをよく噛んで味わいながら食べることを意識。お餅も1回につき1個、1日2個までと決めれば、食事を楽しみながら太らずに済むことができるでしょう。


2 ながら食べは止める

友人や家族と集うことが多く年末年始は、テレビやビデオを見ながら食事をすることも多いと思いますが、これは「食べた」という満足感が得られないと同時に、自分が食べた量を把握しづらく、結果カロリーオーバーになりがちです。

会話を楽しみながら、食材を味わいながら、食事の時間自体を優雅に過ごしましょう。これは年末年始に限らず、普段の生活でも心がけると良いですよ。


3 用事を作って動く

その都度買い物に行く、出したものはすぐに片付ける、掃除をコマメに行う、庭や玄関の掃き掃除をする、(雪国の場合は)雪かきをする等々、ダラダラしがちな年末年始でも案外体を動かす機会が多いものです。

「食べたらとにかく動く!」を心掛け、あえて体を動かすようにすれば、太りにくくなるでしょう。


4 普段と生活を変えない

「年末だから、お正月だから」と当たり前のように食べ過ぎたりダラダラしたりせず、できる範囲で自分の生活ペースを崩さないように過ごせば、太ることはないはずです。

ご馳走が目の前にあっても食べ過ぎる必要はありませんし、テレビを見ながらダラダラする時間があれば、ストレッチやウォーキングを始めてみましょう。


「少し太ったかも……」ぐらいで手を打たないと、脂肪を付けたまま1年を過ごすことになりかねません。食事で摂りすぎたカロリーを、運動やエクササイズで消費するのは大変苦労しますし、長期間放置して体脂肪になってしまえば、さらに時間がかかります。太った体を元に戻すために、あとから時間や労力を使ってダイエットで苦労するよりも、年末年始にちょっとずつ気を付けたほうが気楽なものですし、もうすぐ来たる「薄着の春」を迎える際に焦らずに済みますよ!

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ダイエットは個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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