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「パークコート青山 ザ タワー」3つの注目点

「パークコート青山ザタワー」(港区南青山2丁目・分譲三井不動産レジデンシャル)の3つの注目ポイントについて解説する。

坂根 康裕

執筆者:坂根 康裕

高級マンションガイド

第1期最高額15億円、坪単価約@2118万円

外観

外観

「パークコート青山ザタワー」(港区南青山2丁目、分譲:三井不動産レジデンシャル)は地下鉄半蔵門線・銀座線「青山一丁目」駅徒歩3分、地上26階建て、総戸数163戸の分譲マンションである。設計、施工は大林組。

第1期販売は10月15日から同23日まで。55戸を売り出した。販売価格は1億7880万円~15億円。専有面積70.07m2~234.04m2。最大面積を最高額で割ると坪換算約2118万円である。18日(火)記者発表会までの総反響数は約3000件、累計来場数は約500件であった。

レジデンシャルサロン<モデルルーム>を見学して感じ取った同物件の特徴を3点に絞って解説したい。

立地の個性から建物の特徴を理解する

サービススペース概念図

サービススペース概念図

まずは、曲線で構成された建物デザインである。外観のみならず、モデルルーム専有部もほとんどアール状の壁を提案するという徹底ぶり。背景には、敷地条件が少なからず関係しているようだ。地型が接道部を長辺とする三角形に似た形であること、そして接道する大通りがここでカーブしていること。

他に類を見ないフォルムは青山独特のイメージが重なり合って、洗練された住まいであることを強く印象付けるよう、細部まで同コンセプトが徹底されたと思われる。おもに車両の往来が多い通りであるため、独創性の浸透がプラスに働けば資産性にまで寄与するかもしれない。

次に、バルコニーである。サービススペースと名付けられたバルコニーは非常時以外はそこに出ることができない。室外機置き場として、外観上給排気口を見せないための動線として、そして景色を遮らない避難通路として用途を特化。大通り沿いであることから、頻繁に窓を開放しないことを前提に考えた場合、実用的なアイデアといえる。

インフィニティプール

インフィニティプール

最後は、共用施設である。最上階には使用料500円に2000円を加えると貸切ることもできるインフィニティプール(3m×20m)や女性専用のトリートメントルーム(無料)を用意。エントランスもプライバシー性を意識した「擁壁に入り込むような」設え。2階レベルの「プライベートガーデン」は「東京ミッドタウン」芝生広場のオブジェをモチーフにした同作家の彫刻を据え置く。

ソフトサービスとしては、バレーパーキングサービス、ポーターサービス、ホームアテンドサービス、コンシェルジュサービス、24時間有人管理等がラインナップされている。

【参考サイト】
FBページ「高級マンション」


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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