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出会って1ヶ月のスピード再婚でもうまくいく秘訣

お見合いから結婚までの期間が1ヶ月というカップルがいます。結婚から数年がたちますが、今でもラブラブ。大切な結婚をこれだけの短期間で決断し、しかも今でも仲良くしていられる秘訣を紹介します。

佐竹 悦子

執筆者:佐竹 悦子

再婚ガイド

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交際1ヶ月のスピード再婚がうまくいった3つの理由

スピード再婚でもうまくいく人、うまくいかない人がいます。それは交際中の過ごし方にポイントがあるようです

スピード再婚でもうまくいく人、うまくいかない人がいます。それは交際中の過ごし方にポイントがありました。


結婚相談所で結婚する方も、出会いが「お見合い」なだけで、一般的な恋愛結婚と同じく、そこから数か月の交際を経てからめでたく結婚、という流れがほとんどです。それは、結婚相談所を介していても、お付き合いの中で、相手のことを知り、その上で生涯の伴侶にするかどうかを決めるため、ある程度の期間が必要だからです。

でも、なかにはお見合いからたった1ヶ月で結婚を決めた人たちもいます。人生を決めると考えると非常に短い期間だと思うのですが、それでもスピード結婚を決めた理由を考えてみたいと思います。



1.ギュッと濃縮された交際期間を過ごしていた

私が結婚の相談を担当し、スピード婚をしたカップルは、48歳の男性と42歳の女性です。男性は初婚で、女性は再婚という組み合わせでした。

2人はお見合いのときにすでに意気投合し、さっそく毎日デートをしていたそうです。平日は夕食を一緒に食べて、休日は朝からデートをしていたと言います。

通常、お見合いで交際するカップルは、最初から毎日のように会うということはほとんどありません。お互いのことが少しずつわかってきて、慣れてきたら会う回数を増やしていく場合が多いのです。

そう考えるとお見合いの次の日から2人で毎日会うというのは珍しいケースで、短いながらも、ギュッと濃縮された交際期間だったことがわかります。


2.結婚後の生活についてくわしく質問

黙っていたら何もわからない。相手のことを知るには、質問をしないといけない。

黙っていたら何もわからない。相手のことを知るには、質問をしないといけない。

さらにデート中のコミュニケーションのコツについても聞いてみたところ、女性から男性にたくさん「質問」をしたそうです。

彼女は、「妄想や推測で相手を判断したくなかったから」と、のちに言っていました。確かに、勝手な想像で相手を判断してしまうと、それに気づいたときに自分が傷つき、相手のことも傷つけてしまうかもしれません。過去の経験から、それを防ぎたかったのだと思います。

また、質問に対する彼の返事が、いつも彼女の期待を上回るほど良い内容だったそうです。

例えば、彼女が「実は私、料理が得意ではないんですけど、男性は結婚したら家で手料理を食べたいですよね?」と聞くと、彼は「家でのごはんは僕が作りますよ! 独身生活でずっと自炊をしていたから、なんとかなります。それに、2人でおいしいお店探求もいいじゃないですか? おいしいお店なら、たくさん知ってますよ!」と言ってくれたそうです。

また、「私はだらしない性格で、整理整頓も苦手なんです。几帳面な方ですか?」と聞くと、「僕も洋服を脱ぐとハンガーではなくて、椅子の上にかけてしまうんですよ。2人ともそうなると、家の中がすごいことになりそうですね! お互いの“服をかける椅子”を決めておきましょうか?」と、笑って言ってくれたそうです。

こういった言葉が、彼となら暖かい家庭が作れそうだと思い、結婚の強い後押しになったのです。

実は、彼女の元夫は、「女なんだから、毎日手料理を作れよ。女が作るのが当たり前だろう」という考えでした。その上、整理整頓が得意で几帳面なタイプだった元夫は、彼女の掃除の仕方や仕上がりに満足がいかず、いつも「片付けられない女だ」と怒られていたのだそうです。とはいえ、彼女も仕事をしていたので、夫として協力や理解が欲しいと思っていました。それでも元夫は全く協力することがなく、それが離婚の原因になっていったのです。

離婚後、彼女は夫からのプレッシャーがなくなり、気楽に過ごしてきたので、「全く家事をしないつもりではないけれど、家事に厳しくて几帳面な人との再婚は避けたい」と常々思っていたのでした。


3.おおまかな結婚生活のルールを決めた

さらに2人は、話し合いの上で、結婚生活に関するルールを決めていました。内容はとても大まかですが、お互い40過ぎまで自由に生きてきたんだから、それぞれのライフスタイルを尊重しよう、というのが大前提でした。

それは、命に関わらないことであれば、相手に「変な習慣や癖」があってもとやかく言わない、どうしても嫌なことや生理的に受け付けられないことは優しく注意するということでした。要するに、「とにかく大目に見る!」という基本のスタンスを夫婦間のルールにした、ということです。


2人が結婚してもう数年経ちますが、今でもラブラブな生活が続いています。
お互いを尊重して優しさを忘れず、ときには冷静になる。わからないことは勝手に想像しないで相手に聞く――これによって正しい判断ができ、もともと他人同士の2人が仲良く暮らしていけるのです。

再婚に限らず、結婚の決め手や夫婦生活がうまくいくためにも、スピード再婚で幸せになった2人から学ぶことはたくさんあると感じた実例のひとつでした。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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