家計簿・家計管理/食費、水道光熱費、レジャー費など変動費の削減

水不足に備える!家計にも優しい節水対策とは?

関東地方の水不足が心配されています。資源にも家計にも優しい「水」との付き合い方をお伝えします。

二宮 清子

執筆者:二宮 清子

家計簿・家計管理ガイド

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2016年の夏、関東地方は水不足が心配!?

関東地方では、冬季の雪不足や5月から雨が少ないことが影響し、利根川上流8ダムの貯水率が過去最低となっているようです。すでに取水制限が開始されていますので、私達の生活にも影響が出る可能性がとても高くなっています。
節水というと、2011年の東日本大震災の時を思い出す方も多いでしょう。平成6年にも関東から九州北部にかけ深刻な水不足が起こりました。

東日本大震災では未曾有の大災害により、被災地では深刻な水不足が起こりました。それに伴い、当たり前だと思っていた日常が決して当たり前ではなく、大切にしなければいけないと全国で節水の意識が強く生まれました。今一度、当時を思い出し、節水の意識を高めていきましょう。

家庭で使う水の量は?

東京都水道局によると、家庭で一人が1日に使う水の量は、平均220リットル程度だそうです。最近の1坪サイズの風呂(1616サイズ)であれば、約250~300リットル入ります。使い方は、風呂(約40%)、トイレ(22%)、炊事(約17%)、洗濯(約15%)、洗面その他(6%)といった洗浄を目的とするものが飲み水や料理に使う水以上に多い事が分かります。このように統計を見れば、節水の効果が高いものが想定できるようになります。

東京都水道局

家庭での水の使用割合


水の垂れ流しはお金と資源の垂れ流し!

TOTO

エアイン?シャワー

■お風呂~シャワーは時間が勝負!
湯船にお湯を張る場合、いつもより少なめに設定してみましょう。夏が近いので思 い切って半身浴でもいいのではないでしょうか?決してお湯を溢れさせることのないように気を付けます。

シャワーの場合、時間が勝負です。だらだらと流しっぱなしにせずに、こまめに止めながら使い、できるだけ短い時間で済ませるのがポイントです。シャワーの回数が多くなるこの時期は、節水用のシャワーヘッドに取り換えることがオススメですが、水圧が気になる場合はTOTOのエアイン®シャワーが節水効果も35%で水圧も強いので特にオススメです。我が家でも新築時にオプションでシャワーヘッドをエアイン®シャワーに替えて満足度100%です!

■トイレ~最新型は超節水型!
10年前はトイレでの水の消費量がお風呂より多いのが一般的でした。しかし、節水の開発が進み、今ではトイレは2番手となっています。年々性能が上がっていますので、最新型になればなるほど省エネで節水効果が高くなっています。従って最近の住宅では新築のほうが水道光熱費は節約できるようになっています。では、今あるトイレで節水ができるとしたら、「大」と「小」のレバーやボタンを使い分けることです。タンクにペットボトルを沈めるのは故障の原因にもつながるのでおススメしません。

■炊事~水の量は箸一本!
食洗機がある場合、食洗機を使う方が断然節水に繋がります。オール電化で深夜電力の場合、夜に洗うことで水道光熱費をとことん抑えることができます。しかし、食洗機がなく手洗いというご家庭もあるでしょう。その場合、油ものは古布でふき取り、すすぐ時はタワー洗いで水の量は箸一本!の習慣を身に付けましょう。また、米のとぎ汁は庭の水やりに、麺類のゆで汁は温かいうちに洗い物に使うなど、再利用を習慣付けることで節水効果は高まります。

■洗濯~残り湯利用とすすぎ1回の効果は高い!
一般的にはドラム式の方が節水効果は高くなりますが、最新型になると縦型でも節水効果は大変高くなっています。お湯取りホースを使い、風呂の残り湯を使うと節水効果は高まる上に、温度が高いので汚れも落ちやすくなります。また、すすぎ1回で済む洗剤を使って、すすぎ1回に設定すると、全自動縦型洗濯機で約4~57L、ドラム式洗濯機で約11~33Lの節水効果があると言われています。

■洗面~コップと桶を使って出しっぱなしは絶対にNG!
東京都水道局に試算によると、歯をみがく時に30秒間流しっぱなしにすると約6リットルの水を使い、コップにくんでみがくと約0.6リットル程度の水ですみ、約5リットルの節水になるそうです。歯みがきはコップを使い、顔を洗う時は桶を使う習慣をつけましょう。

節水は家族全員で取り組むことが大切です。毎日のことなので、子どもには小さい時から習慣付けさせることです。今すぐにできる節水を取入れながら、買替の時には最新の節水型を取入れることで、想像以上の節水に繋がります。飲み水や料理に使う水以上に、洗浄に使う水の量が圧倒的に多くなりますので、洗浄に使う水の量をいかに少なくするかが節水生活のカギになります。

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