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4人の子を持つ"父" Zeebraの「ヒップホップ教育論」

ご存知ジャパニーズ・ヒップホップのパイオニアとして知られるZeebraさん。ラッパーとしての一面しか知らない人も多いかもしれませんが、4人の子どもを持つ「父」でもあるのです。ヒップホップアーティストとしての活動と育児の両立には多くの苦労があったはず。そんなZeebraさんはどのような教育を子どもたちにしてきたのか。胸の内をたっぷり語ってもらったロングインタビューです。

Atsuko Tanaka

執筆者:Atsuko Tanaka

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ジャパニーズ・ヒップホップのパイオニアで、現在もシーンの最前線に立つZeebraさんが掲げる「ヒップホップ教育論」とは?

ジャパニーズ・ヒップホップのパイオニアで、現在もシーンの最前線に立つZeebraさんが掲げる「ヒップホップ教育論」とは?(Photo by Atsuko Tanaka)

1995年にキングギドラの『空からの力』でメジャーデビューし、その後ソロアーティストとしても精力的に作品を発表。また、さまざまなミュージシャンとジャンルの垣根を超えたフィーチャリング曲を数多く生み出し、近年はテレビ番組『フリースタイルダンジョン』が大反響を巻き起こすなど、ジャパニーズ・ヒップホップのパイオニアであり、現在もシーンを牽引する存在のZeebraさん。

そんな彼には、もうひとつの顔があります。それは4人の子どもを育てる「父」の顔。

今回のインタビューでは、ヒップホップアーティストとしてではなく、ひとりの「父」として話を聞きました。人生の多くをヒップホップから学んだというZeebraさんは、子ども達にどのような教育を施してきたのでしょうか。


理想の父親像はジョン・レノン

――まずはZeebraさんの子育て歴について教えてください。

Zeebra 
19歳の時に1人目の子どもができて、それがきっかけで当時付き合っていた彼女と結婚。その翌年に次男が生まれました。次男が1歳になる少し前から別居することになり、自分が子どもたちを引き取って、祖父母のところに転がり込んで少し面倒を見てもらいながら子育てをしていました。その後、2002年に今の奥さんとの間に長女ができたので再婚。2004年に次女が生まれました。

――95年に24歳でメジャーデビューされた時はすでにお子様がいらっしゃったわけですが、アーティスト活動と子育ての両立は大変だったかと思います。

Zeebra ライブやレコーディングの仕事は深夜になることが多いですからね。だから実家で面倒を見てもらうことも多かったんですけど、朝夕の幼稚園の送り迎えは全部自分でやっていました。徹夜になった時は朝の7時くらいに一旦家に戻って子どもを幼稚園まで送り、またスタジオに戻るみたいな。まだ若くて右も左も分からない小僧だったんで、幼稚園の先生やクラスメイトのご両親にもすごく助けてもらったし、色々教えてもらいました。「子どもに親にしてもらった」タイプの代表格だと思いますね、俺は。

98年に発売した、1stソロアルバム「THE RHYME ANIMAL」のブックレットでは長男、次男といっしょに写る姿も。

98年に発売した、1stソロアルバム「THE RHYME ANIMAL」のブックレットでは長男、次男といっしょに写る姿も。


――理想の父親像というものはありましたか?

Zeebra うちはすごい明るい家庭だったんですけど、親父もおふくろも趣味に走ると没頭しがちなところがあったので、俺は子どもができたら「もう少し子どもに寄った人生がいいな」と考えていました。と言うのも、10代の頃にヒップホップの曲を作るようになって、そこからヒップホップ以外にもいろいろな音楽も聴くようになって、その中でジョン・レノンの偉大さに気が付いたんです。

元々ビートルズはそんなに好きじゃなかったんですけど、ジョンのソロ活動にはすごく惹かれるところがあった。平和主義者としての活動は、ヒップホップのメッセージ性にも共通するところを感じたし、ジョンとオノ・ヨーコの愛や人生観、夫婦観、家族観にもすごい感銘を受けて、ジョンみたいな父親になりたいと思ったんです。それこそ、子どもと一緒にいるためならジョンみたいに主夫をやってもいいと思ったくらい。だから、父親像に関してはジョン・レノンが一番影響を受けた人ですね。

――Zeebraさん流の子どもをあやすコツみたいのはあるんですか?

Zeebra とにかくあやしまくる。友だちの子どもも自分から積極的に「ちょんちょん」とかつついたりして、その子の親がちょっと引くくらいあやしちゃう(笑)。嫁から「そんなにチューとかしたら嫌がられるよ」って言われても、ほっぺにチューとかしちゃうんですよ。少し年の離れた弟(編注:ヒップホップアーティストとして活躍するSPHERE)がいたこともあって元々子どもは大好きだったから、わりとうまく子育てはできていると思いますね。

――ちなみにZeebraさんはお子さんには厳しいほうですか?

Zeebra いろいろな意味でものすごく甘い親だと思います。稼いだ金はほとんど子どもに使っていますしね。一時期4人の学費を払わないといけなかったときは気が狂うかと思いましたよ(笑)。ただ、長男が就職先を探している時に「面接だけでも受けさせてもらえるように言ってもらえないか……」って口利きをお願いされたことがあったけど、俺はやらなかった。とりあえず自分でやってみろ、と。せっかく高校も大学も自分で決めて行ったんだから、最後に親父のコネを使ったらもったいないじゃないですか。結果、自分で見つけた一般企業に入社して安定した生活を送っているし、次男も好きな道を進んでいるので良かったです。

――ヒップホップアーティストの中にもお子様を持つ方は多くいますが、パパ友的なネットワークなどはあるのでしょうか。

Zeebra ヒップホップ業界のパパ友はそんなにいないけど、一番パパ友っぽいのはGLAYのTERUくんかな。うちの長女と彼の娘は幼稚園が一緒で大親友だったので、家族同士でご飯に行ったりしていましたね。小学校からは別々になっちゃったんで最近は年に1回会うくらいですけど、子どもを通じて繋がったっていう意味ではパパ友ですね。

――子育てをしていく上では、良い夫婦関係を保つのも大事なことだと思いますが、心がけてやっていること、逆にやらないようにしていることなどはありますか?

Zeebra やらないようにしているのは、お互いを縛り合いすぎないことかな。もちろん隠し事は良くないですけど、スケジュールをすべて報告するとか、常に電話し合うとかはなくていいと考えている。そこは信頼で埋めていけばいいと思うんですよ。あとは、二人の間の温度感。できるだけアツアツな状態をキープするというか……。

Zeebraさんと奥様(モデルの中林美和)の写真。アツアツな状態であり続けるために心がけていることとは?

Zeebraさんと奥様(モデルの中林美和)の写真。アツアツな状態であり続けるために心がけていることとは?


――それは実際どのようにキープするんでしょうか。

Zeebra 当たり前のことだけど、問題事があったらちゃんと解決する。あとはとにかくベタベタ(笑)。うちは普段からベタベタしているから、それが拒否されるってことは何か問題があるわけなので、常にベタベタしても平気な状態にもっていく感じです。ベタベタしすぎて、よく娘たちにひかれますけどね(笑)。恋愛感覚というか、彼氏・彼女感覚は夫婦になっても絶対に残さないといけないと思っています。


Zeebra流ヒップホップ教育は「自分で物事を判断する」こと

――Zeebraさんのご両親は海外の文化や音楽が好きだったそうですね。そこから受けた影響は大きいと思いますが、同じようにZeebraさんもお子さんに海外の文化や音楽を教えているのでしょうか?

Zeebra それこそ産まれる前からやっていましたね。息子たちの時はスティーヴィー・ワンダーやマーヴィン・ゲイ、ジョン・レノンの曲などで胎教して、出産後は柔らかいソウルやボブ・マーリーとかを聴かせていた。あとは俺自身が子どものころ、インター(インターナショナル・スクール)に通っている友だちがいたり、育ての親父が英語を話せたり、叔父や叔母が国際結婚をした関係でいとこにハーフが多かったりと、インターナショナルな環境に育ったので、子どもにはインターに行かせたいと思ってました。息子たちは幼稚園からインターに行って、中学卒業後は大学までアメリカ。娘たちも幼稚園からインターに行ってるので、海外のカルチャーの影響をかなり受けています。

彼らを見ていると“英語がわかる”っていうだけでチャンスが広がるんだなと実感できる。今はインターネットで世界中のことを調べられますけど、英語ができればより多くの情報を得られますからね。そういう意味でも英語を教えるっていうのは、子どもにとってすごく大切なことだと思います。

――Zeebraさんは独学で英語を習得されたんですよね。

Zeebra 自分の好きな音楽や映画、カルチャーを通して学びましたね。小学校4年くらいのときにマイケル・ジャクソンやライオネル・リッチー、プリンスとかの歌詞を覚えて、同じような発音で歌ったり。映画だったら『ワイルド・スタイル』を観て、喋り方や発音のしかた、ニューヨークの訛りの感じを真似していました。

Zeebraさんが影響を受けたと語る映画『ワイルド・スタイル』。詳細はこちらの記事で紹介しています。(C)New York Beat Films LLC

Zeebraさんが影響を受けたと語る映画『ワイルド・スタイル』。詳細はこちらの記事で紹介しています。(C)New York Beat Films LLC


でもやっぱり一番大きかったのは、アメリカのテニスキャンプに行ったこと。最初は何も話せなくて身振り手振りばっかで、それがすごく悔しかった。だからキャンプから帰ってきた後に親父のいとこから英語を教わって、あとは小学校でも英語のクラスが始まって、それもすごいプラスになったかな。

ただ、日本って英語の発音を良くして喋ると「何かっこつけてんの?」ってバカにされることがあるじゃないですか。あれは本当に良くない。まあ、俺は当時から心臓に毛が生えてる系だったから、「お前らの方が将来バカにされるよ」って気にせず“良い発音”で話してたんですけどね(笑)。

――お子さまたちに「ヒップホップ教育」はしていますか?

Zeebra ヒップホップに関しては俺が必要以上に教えなくても、英語が喋れて、外国人の友だちがいる環境であれば否が応でも通る道なんです。極端なことを言えば、アメリカでは一歩外に出たらほぼ全てがヒップホップ。うちの娘たちもニッキー・ミナージュやドレイクの曲を普通に歌ってますよ。あとヒップホップの精神論で言えば「自分で物事を判断する」っていうのはちゃんと教えているつもり。息子たちには中学生くらいの頃から「事の善し悪しを自分でしっかり見極めて判断しろ」と教えてきました。世の中の価値観や法律って時代によって変わったりするから、自分で理解して判断していくべきだし、目に見えるものが全てじゃないぞ、と。

――「ヒップホップを聴かせるなら、何歳くらいから聴かせるのがいいと思いますか?」という質問を用意していたのですが、お話を聞く限り「いつの間にか聴いてるもの」といった感じですね。

Zeebra 実際そうなんですけど……悪い言葉がいっぱい入っている曲を小さい子に聴かせるのはもちろん良くないと思います。日本人で英語が分からない子どもに洋楽のラップを聴かせるのはいいかもしれないけど、言葉の意味が分かる子に聴かせるのはやっぱり違うんじゃないかな。たとえばアメリカでは、ヒップホップの影響で3、4歳の子どもがFワード(編注:英語圏における“放送禁止用語”に当たるもの。活字では「FXXk」など伏せ字で表現されることもある)を使って話す様子を、親が面白がってYouTubeにアップすることがあって……あれはすごく問題だと思った。

――教育と言えば、Zeebra さんはTwitterでファンとの交流も積極的に行い、ときには、馴れ馴れしかったり無礼に絡んでくる人たちにも誠実に対応していますよね。

ファンとの交流も盛んに行われているZeebraさんのTwitterアカウント。

ファンとの交流も盛んに行われているZeebraさんのTwitterアカウント。


Zeebra 
俺のTwitterアカウントのフォロワーは若い子が多いんで、一種の教育だと思ってやっています。とは言え、話したら分かるようなやつだったら話すけど、話しても分からないような時は即スパブロ(笑)。あと、そういったやり取りは出来るだけ他の人にも見てもらえるように公開していますね。何が不毛なのか? ということをフォロワーの人たちにもちゃんと見てもらいたいから。まあ、ちょっと口うるさいじいさんのようなスタンスなんですよ。


ヒップホップを通じて築かれるコミュニケーションとは

――2012年から小、中学校でヒップホップダンスが必修科目に加わりました。文部科学省の説明によればヒップホップダンスを通じて「仲間とのコミュニケーション」を学んでほしいという考えもあるそうです。

Zeebra そういう背景があったのは初めて知りましたけど、確かにヒップホップにはコミュニティーと一緒になって物事を考えていく文化があると思う。例えば子どもたちの非行をなくす、銃による犯罪をなくすためにはどうしたらいいか……なんてことを、ヒップホップほど考えている音楽文化ってほかにないですよ。あと、ヒップホップは一致団結するのが大好き。仲間同士で集まって強者と闘うっていう図式がヒップホップにはあるから、そこがコミュニケーションに繋がっているのは間違いないと思います。そういった事情も理解したうえで、国がヒップホップダンスを推奨しているんだとしたら、それはすごい嬉しいことですよね。

――メディアにおけるヒップホップの役割はどうでしょうか?

Zeebra 昔、パブリック・エナミーのチャックDが「ヒップホップはストリートのCNNだ」と話していました。「ストリートで起きていることを包み隠さずに伝えるのがヒップホップだ」という意味で。アメリカのメディアが本当のことを伝えていないっていうのは昔から騒がれていたことだけど、日本でも近年、それに近い状態が明らかになってきていますよね。

あと、SEALDsの若い子たちが自身のメッセージをラップにしたことが話題になったけど、その主張が正しいか正しくないかは別として、手法としてヒップホップは真実の声を伝えやすいっていうのはあると思う。スポーツに例えるなら野球とサッカーの違い。野球はユニフォームやグローブ、スパイクとかが必要だけど、サッカーはボールひとつあれば始められる。ヒップホップはその感覚に近くて、楽器を買わなくてもラップは出来るわけです。その敷居の低さが、真実の伝えやすさにもつながっているのかなって感じますね。


本当の意味で市民権を得た、日本のヒップホップ

――メディアにおけるヒップホップと言えば、日本では2015年9月に放送を開始した『フリースタイルダンジョン』がすごい人気です。

Zeebra 
『BAZOOKA!!! 高校生RAP選手権』という番組があって、それがけっこう上手くいったんです。その流れで、またMCバトルの番組をやらないかという話がきて企画したのが『フリースタイルダンジョン』。『高校生RAP選手権』のときはトーナメント制だったんですけど、今回はもっとゲームっぽく……K-1みたいなマッチメイキングをメインに見せた方が面白いんじゃないかって考えて、いまの形になった感じですね。

――『フリースタイルダンジョン』を始めて、周囲の反響はいかがですか?

Zeebra おかげさまでとてもいいです。会場も最初は150人くらいで満員の所だったんですけど、5月から新木場Studio Coastに移動して1000人収容出来るようになりました。それでも観覧希望の数が多くて入りきれないくらいなんですよ。業界の反応もすごく良くて、例えば番組の出演者が他の番組に出ることになったり、ほかにもMCバトル番組が作られたり。

――『フリースタイルダンジョン』の成功を通して、どんなことを感じていますか?

Zeebra 民放のテレビ番組でヒップホップの本当に面白い部分を伝えられる機会っていままでなかったから、それを出来ることがまずうれしい。数十年来のヒップホップファンから一見さんまで、みんなが一喜一憂して盛り上がる様子を見られるのは感動的ですよ。

正直、日本のヒップホップシーンは、ここ何年か冬の時代と言われることもありました。でも今回のMCバトルブームで一気に盛り返した感じはありますよね。CMでも最近ラップが使われることが多いじゃないですか。文部科学省の『トビタテ!留学JAPAN「Dear Father」』のCMではライムスターのMummy-Dが歌詞も書いて出演もしているし、レッドブルのCM『翼を授ける ナポレオン編』はPUNPEEが書いている。最近はプロデュースする側もヒップホップやラップのことをちゃんと理解していて、真似事ではないものが増えてきた実感があります。本当の意味で、ヒップホップが市民権を得たと言えるのかもしれません。


――日本でもヒップホップがようやく一般に浸透してきたようで私も嬉しく思います。

Zeebra 『フリースタイルダンジョン』以前は、俺らが何をやっているのか分かってない人が多かったと思う。ネックレスをジャラジャラ首から下げて「Yo Yo」言ってる人たちみたいなイメージですよね。でも、番組のおかげで即興ラップすることのスゴさや、韻を踏む意味とかがやっと理解してもらえた。それは本当に嬉しく思っています。もし自分が志し半ばに途中で諦めていたら、今悔しい思いをしていたと思うから、続けてきて本当に良かったです。


Zeebra直伝! フリースタイルの考え方・はじめ方

――Zeebraさんご自身もフリースタイルは大好きで、ひと晩中やり続けることもあるとか(笑)。

Zeebra 普段はカッコつけなんで言葉を選んじゃうんですけど、酔っぱらうと自分でもびっくりするくらいスラスラと言葉が出てきますね。不思議と頭の回転が良くなるんです。でも、飲み過ぎた後にフリースタイルをすると脳内に血中が回りすぎるのか、やり出したところまでは覚えているけど途中から覚えてない。確実に記憶をなくすんです(笑)。それこそよくミュージシャン同士で楽器を弾いてジャムしているけど、ラッパーにとってはフリースタイルってそれと同じ感覚なんですよ。

――ヒップホップに馴染みのない人でも、簡単に始められるフリースタイルのコツはありますか?

Zeebra まずは2小節ラップをするくらいから始めるのがいいかな。2小節って2行って意味で、1行の上の句に対して、1行の下の句で韻を踏む。韻を踏むっていうのは母音と母音を合わせることなんで……例えば、今ここにあるマルボロを使って韻を踏むなら「新しいタイプのマルボロ、デザインそろそろ変わる頃」とかね。実際マルボロは本当にコロコロデザインが変わるから(笑)。

――「オールアバウト」で韻を踏むとしたらどうでしょう。

Zeebra オールアバウトの場合は、母音が「お・お・う・あ・あ・う・お」だから、それで韻を踏む。「アバウト」で韻を踏むなら、「庇(かば)うぞ」、「かねはらうよ」とかかな。「バウト」だけでも踏めるから、その場合は「ダウト」や「アウト」を使ったりして、辻褄が合う2行を作るんです。言葉遊びだから、ガチガチっと全部細かく韻を踏まなくても何となくかっこ良く聞こえれば大丈夫。そうだなぁオールアバウトでしょ、オールアバウト……オールアバウト……んー、文字にするとあんまり硬くないけど発音次第で意味を通すなら「オールアバウトで上手なライフを」っていうのはどうかな。

――素敵なライムありがとうございます! 最後に、2008年に出された自伝本『ZEEBRA自伝』に「中、下巻と続きを出せたらいい」と書いてありましたが、実際に執筆は進んでいますか?


Zeebra 
去年くらいから時間のある時に少しずつ書いています。今のところ10項目くらい書いたけど、まだ大分かかりそうかな。今回は自伝というよりは物事の考え方について伝えたいと考えていて、「俺は世の中をこう見ている」みたいな感じのこととか、あるいはTwitterでは言い切れなかったことをまとめる予定。あといつか映画を作りたいんですよね。ヒップホップ好きなヤツらが楽しめるようなヴァイオレンス・アクション系のやつで、いつか形に出来たらいいなと思っています。



<番組 INFO>
『フリースタイル ダンジョン』
放送日時:毎週火曜日深夜1:26~1:56(テレビ朝日系列)。
インターネットテレビ「AbemaTV」のバラエティチャンネルでも動画配信中。
https://abema.tv/


<CD INFO >
「フリースタイルダンジョン ORIGINAL SOUNDTRACK」
発売日:5月18日(水)
価格:2000円[税別]
内容:モンスター・審査員・MC等としてレギュラー出演するアーティストの楽曲に加え、番組テーマ曲『SKY-HI / ENTER THE DUNGEON』も収録! また、チャレンジャーとして強烈なインパクトを残した3人のMC「掌幻」「CHICO CARLITO」「焚巻」による待望のコラボを新録!!
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[収録楽曲]
M01. 掌幻, CHICO CARLITO,焚巻/ フリースタイル・ダンジョン 2016 [新録曲]
M02. 晋平太 / CHECK YOUR MIC
M03. KEN THE 390/ Make Some Noise feat. ZORN,NORIKIYO
M04. 2WIN(T-PABLOW&YZERR) / IN MY BLOOD
M05. ACE / 朧月~三つ巴~ feat. R-指定, 輪入道
M06. 漢 a.k.a. GAMI / my money long
M07. 般若 / はいしんだ feat. SAMI-T from Mighty Crown
M08. ロロロ/ ヒップホップの経年変化
M09. Zeebra / Bring It Back
M10. サイプレス上野とロベルト吉野/ RUN AND GUN feat. LEON a.k.a. 獅子, DOLLARBILL
M11. Creepy Nuts(R-指定&DJ松永) / 刹那
M12. UZI / 韻 feat. K DUB SHINE
M13. 韻踏合組合 / 一網打尽
M14. キング・ギドラ / フリースタイル・ダンジョン
M15. SKY-HI / ENTER THE DUNGEON


<EVENT INFO>
『why can't we live together ~シアターブルック結成30周年記念イベント~』
日程:5月21日(土)
場所:東京・下北沢GARDEN
出演:シアターブルック & キングギドラ
詳細:https://kinggiddra.amebaownd.com/pages/1270/static
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その他、情報は公式サイト“zeebra.amebaownd.com ”をチェック!
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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