LAN・無線LAN・Wi-Fi/おすすめLAN・無線LAN機器レビュー

“Wi-Fiの見える化”で何が見えるのか?

無線LANの性能は、同価格帯であれば、どの製品でそれほど差はないだろう。そのような状況の中で、差別化の方向が出てきた。今回は、2016年4月に発売されたAterm PA-WG2200HPの「見えて安心ネット」を例にとって、ほかの無線LANルータにはない便利な機能をレポートしよう。

岡田 庄司

執筆者:岡田 庄司

LAN・無線LANガイド

見えて安心ネットとは


PA-WG2200HP

Aterm WG2200HP

NEC製のAterm WG2200HPには、「見えて安心ネット」という機能がある。これは、安心してネットが使える環境を目に見える形で提供するといったコンセプトだ。具体的には、以下のような機能となる。

・不明な端末が接続してきたら、以後は接続できないようにする。
・子供の端末の利用可能時間を指定する。
・子供の端末がアクセスしたら、親にメールで知らせる。


以上の機能をビジュアルに設定できる。

不明な端末は接続できないようにする

まずは、不明な端末を接続できないようにする機能について見ていこう。

会社など、社内の人間であれば、無線LANの暗号化キーは知っているだろう。そのため、休み時間にスマホで会社の無線LANルータにWi-Fi接続することも可能だ。しかし、管理者としては、セキュリティ上、望ましいことではない。

また、家庭でも何らかの理由で無線LANの暗号化キーが漏れれば、外部の人間がWi-Fiに侵入する可能性もある。

やはり見慣れない端末の接続を検知したら、接続できないように設定するようにしたい。その際、見慣れない端末は、後述のメール設定を行うと接続と同時にメールで連絡が来るので、常時見張っている必要はない。

「見えて安心ネット」での設定は、iPhoneまたはAndroidスマホに、指定のアプリ(無料)をインストールして行う。Androidの場合は、Playストアーで「Atermスマートリモコン」を検索する。

インストール先は、管理者のスマホにする。たとえば、お父さんのスマホだ。

次に、具体的な操作の概要を説明しよう。

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