一人暮らし/人を呼べるインテリアのコツ

インテリア実例:カリモクソファ主役のシンプルライフ

メンズライクなカリモクソファをインテリアの主役に、すっきりとシンプルで居心地のいい部屋を楽しむ一人暮らし女性を取材しました。

河野 真希

執筆者:河野 真希

一人暮らし・簡単一汁三菜レシピガイド

一人暮らしのインテリア

メンズライクなカリモクソファが目を引く一人暮らし女性の部屋を紹介します

部屋のドアを開けた瞬間に目に飛び込んでくるカリモクソファがインテリアの主役。このカッコよさを上手く生かしたシンプルかつクール、それでいて女性らしいキュートさも感じさせる一人暮らし女性の部屋を取材しました。モノが好きだけれども、すっきりと快適に暮らすための工夫についても伺いました。

一人暮らしの部屋作りのヒントや実例は『人を呼べるインテリアのコツ』にまとめてありますので、ぜひ併せてご覧ください。

部屋の間取り

ヨシノさん(32歳)
会社員
一人暮らし歴3年

-Room Data-
神奈川県在住
家賃:62,000円(管理費込)
間取り:1K
間取図

間取図


ヨシノさんが一人暮らしを始めたきっかけは、「30歳を機にそろそろ家を出た方がいいんじゃないか」と考えたこと。それまで住んでいたご実家から離れた場所へ転職を決めたのと同時に、この部屋で一人暮らしを始めました。

そもそも土地勘はない場所。どうやって部屋探しをしたのかを伺うと、「時間があれば、いくつかの不動産会社を回りたかったのですが、どうしても部屋探しに1日くらいしか時間がなくて、できるだけ効率のよい方法を考えました。まずは大手不動産会社に連絡を入れて、希望に近い物件を20~30軒リストにして送ってもらいました。内見当日は朝一に予約を入れて、リストからピックアップした2軒を見せてもらいました。そのあと、駅前にあった地元の不動産会社にふらっと入り、すでに見せてもらっていた部屋の資料を提示して『これより条件のいい部屋はありますか』と聞いたところ、紹介してもらったのが、この部屋だったんです」。すでに見た部屋を提示することで、より短時間でより条件のいい部屋を紹介してもらいやすくなります。上手な交渉術ですね。

家賃との折り合いがつかず、一番妥協できるところとして会社からの距離が少し遠くなってしまいましたが、それでも築年数が浅く、キッチンが広く、日当りも良いこの部屋はとても気に入っているそうです。

惚れ込んだカリモクソファを主役に据えて

部屋に入った瞬間に最も目を惹くのがソファ。『カリモク60 Kチェア』です。「インテリアのまとめサイトを眺めていたと気に、このソファを見て、その瞬間に『カッコいい!』と惚れ込んでしまったんです。一人暮らしをしたら、絶対にこれを置こうと決めていました」。
一人暮らしのインテリア

男性の部屋にある印象が強いカリモク60のソファ。主張がありながらも、落ち着いた雰囲気を感じさせる

インテリアは、このソファが主役。他の家具は、ソファに合わせることをイメージして揃えていったそうですが、なんと一人暮らし当初に現在ここにあるほとんどの家具を一気に購入したんだとか。初めての一人暮らしで最初にすべて揃えようとすると失敗する人も多いのですが、上手くまとめることができた理由を伺うと、「部屋を決めたら、すぐに部屋のサイズをあちこち測って、同じ比率で家具を置いたら、どうなるかを図にしてシミュレーションもしました」とのこと。頭の中のイメージを具体的に目に見える形に書き起こしてみることで、インテリアの失敗も減らせます。
一人暮らしのインテリア

(左上)見た目だけでなく、実用性も高い。クッションがよく、座り心地もいい (右上)ソファに座って寛ぐ時間がお気に入りだというヨシノさん。ソファから見える風景 (左下)メンズライクにも感じるインテリアだが、部屋のあちこちには可愛い動物たちが。女性らしい温かみを感じる (右下)チェストの上のインテリアコーナー。花もしくはグリーンを常に飾っているところも女性ならでは

ただ、ヨシノさん曰く、「私は最初からかなりお金をかけて部屋作りをしましたが、みんなが同じようにできるわけではないと思います。そういうときは最初は最低限のものを揃える。でも、妥協はしない方がいい。100円ショップも便利なのだけれど、適当に買ったものってなかなか手元にいつかないんですよね。だから、しばらくは不便かもしれないけれど、時間をかけて妥協せずに選ぶ方がおすすめです」。

モノは好きだけど、シンプルに暮らしたい

一人暮らしのインテリア

ドレッサー、テーブル、テレビ台はすべて「emo」のもの。クラシカルで落ち着いた色味とデザインが、カリモクソファにもよく合う。


シンプルですっきりとした部屋。モノも少ないように見えますが、実は「モノが好きなんです」と、ヨシノさん。でも、ゴチャゴチャはさせたくなかったので、あえて隠す収納をしているとのこと。家具には扉やフタがついていて、細かいモノはカゴなどを使ってしまってあるため、生活を感じさせません。

また、掃除がしやすいというのも、家具選びのポイント。ベッドはもともと使っていたものだったため、そうではありませんが、他はすべて足つきのものを選んだそうです。こうすることでいちいち家具を動かさなくても、フローリングワイパーなどで奥までしっかりと掃除をすることができます。
一人暮らしのインテリア

(左上)ドレッサーはフタを開けると収納になっている (左上)ドレッサーの中にはメイクアイテムが並ぶ。コスメ好きだというヨシノさん。隠してスッキリさせる (左下)洋服も大好き。大容量のクローゼットがあるため、どの洋服も見える場所で美しく収納 (右下)チェストの中のアクセサリーコーナー 

「一人暮らしは楽しいけど、しんどい。しんどいけど、楽しい」というヨシノさん。その理由を伺うと、「料理や掃除、洗濯などは面倒くさい。ちゃんとタイムスケジュールを考えて動かないと、暮らしが成り立たなくなってしまいます。でも、自分の好きなモノに囲まれて暮らせるのは、本当に楽しいこと。この部屋にあるものは『全部好きです』といえるモノばかりなので、すごく心が落ち着くんです」。これぞ一人暮らしの大変さであり、醍醐味でもあります。"好き"が詰まった暮らしがとても愛おしんでいることがヨシノさんの言葉から伝わってきました。

今の生活にフィットする収納を考える

一人暮らしのインテリア

広々としたキッチン。友人が遊びに来て、一緒にキッチンに立つこともあるという

一人暮らしで、そこに暮らしているのが自分だけであっても、時間の流れとともに、暮らし方や考え方は変わっていきます。ヨシノさんは「インテリアや収納を考えるときに常に意識していることは、今の生活にフィットしているかということです」と言います。「例えば、この部屋の中にはティッシュボックスが2個あります。同じ部屋に2個あるのって無駄と思うかもしれないですが、よく座るソファの側と、メイクをするドレッサーの側にもほしい。いちいち取りに行くのも、戻すのも面倒なので、その方が暮らしやすい。そんなふうに自分の暮らしやすさや動線などは、いつも意識しています」。
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(左上)調理スペースには余計なものを出しっぱなしにしない (左下)食器好きでもあるヨシノさん。一人暮らしだからこそ種類は多くても、同じものを何枚も揃えない (右)お気に入りの冷蔵庫。シンプルでスタイリッシュなデザイン

時間に余裕があって毎日自炊できるとき、忙しくてそれどころではない日もあるというヨシノさん。「こうでなければならない」と思いこまず、柔軟に対応することで、より暮らしやすく居心地のいい空間を作っているようです。
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(左)白で統一された気持ちのいい洗面所 (右上)ごちゃつきやすい洗面所。ロゴやラベルのあるものをなくすだけで生活感が消える (右下)ヨシノさんの夜のスキンケアセット。ターバンやニベアなど必要なものをまとめておいて、お風呂上りにそのままさっと使える動線を考えた収納


表と裏のブログで一人暮らしを公開中

一人暮らしのインテリア

お茶をさっと楽しめるために用意されたコーナー。より暮らしやすく、より使いやすく、計算されたヨシノさんの部屋。気になった方はブログも併せてご覧ください

ヨシノさんは一人暮らしの生活情報を公開したブログ『日常の本懐』を運営しています。単なる日記にとどまらず、インテリアや収納、料理、一人暮らしの始め方など、ご自身の実際の体験を元にした役立つ情報が満載。月間10万PVを越える人気サイトとなっています。一人暮らし情報がほしい人必見。

また、『本懐のうらがわ』というブログでは、ヨシノさんの買い物記録や仕事で思ったことなど、もっと一人暮らし女子のリアルな実態を見ることができます。ぜひご覧ください。

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