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もうこれで大丈夫!洗濯失敗7つの実例とその対処法

「洗濯なんて簡単。だって、洗濯機が洗ってくれるんだもの」なんて思っていませんか。でも、ただ洗濯機に放りこむだけでは、せっかくの洋服が残念なことになってしまう場合も! 洗濯でよくある失敗の例とその対処法をまとめました。

河野 真希

執筆者:河野 真希

一人暮らし・簡単一汁三菜レシピガイド

洗濯なんて洗濯機がやってくれるもの。そう思っている人も多いかもしれません。でも、ただ洗濯機まかせにしていると、大事な洋服が残念な状態になってしまうことも少なくありません。そこで今回は一人暮らしによくある洗濯の失敗実例とその対処法をまとめました。

ちゃんと洗ったはずなのに、汚れが落ちていない

洗濯

一人暮らしだと毎日洗うのはモッタイナイし面倒かもしれませんが、詰め込み過ぎると、キレイに洗うことができません

■ぎゅうぎゅう詰めはNG
洗濯機は一度に洗える量が決まっています。一人暮らしをしていると、数日分まとめて洗濯をすることが多いと思いますが、だからといって洗濯機に入るだけぎゅうぎゅうに詰めて洗うと、汚れがきちんと落ちません。洗濯機の容量について、詳しくは『一人暮らし用の洗濯機の選び方』をご覧ください。

■洗濯機だけでは落とせない汚れもある

例えば襟や袖口の皮脂汚れや食べこぼしなどのシミ汚れは、洗濯だけでは落としきれず、残ってしまうことがあります。一度洗濯してしまうと落としにくくなり、シミ抜きをするのに手間がかかったり、ひどい場合はクリーニング店に依頼しなければならなくなることもあるので、目につく汚れがないかチェックし、気になる汚れは下洗いをしてから洗濯機に入れるようにしましょう。詳しい落とし方は『冬物衣類を自分で洗濯してみよう』をご覧ください。

ポケットにティッシュを入れっぱなしで洗ってしまった!

洗濯

洗濯前のポケットチェックは必須。ティッシュならまだしも、携帯やスマホを洗ってしまったら取り返しつきません!

■洗濯前のポケットチェックは基本
ポケットの中にモノが入っている状態で、洗濯してしまうのはよくある失敗です。洗濯前にはポケットの中身を確認するのは基本。ポケットにお財布やスマホなどモノをいれる習慣のある人は気をつけましょう。

■ティッシュは乾燥させて落とす
特に困るのがティッシュ。落とし方はいろいろとありますが、まずは柔軟剤を入れて何度かすすぎ洗いをします。洗濯機のゴミはこまめに取ってください。乾燥機があって、縮みの心配がないものであれば、一度乾燥させると、はがれやすくなります。乾燥機が使えないときは、干してから、バサバサと振ると落ちます。残ったものは粘着クリーナーを使って、取っていくといいでしょう。

濃い色のジーンズと一緒に洗ったら、Tシャツが青に…

洗濯

おろしたての洋服は、特に色落ちしやすいです。分けて洗いましょう

■色柄物とそれ以外にわけて洗濯する
「できれば一度で、たくさん洗ってしまいたい」と考える一人暮らしには、洋服の色移りもよくある失敗です。特におろしたての洋服は色が落ちやすいので、注意が必要。

色柄物とそうでないものに分けて、数日おきに洗濯するなど工夫が必要です。また、衣類同士がくっついていると、干している間にも色移りする可能性があるので、色物はスペースを空けて干しましょう。

■色移りは濡れているうちに対処
もし色移りしてしまったら、必ず濡れているうちに対応します。一度乾いてしまうと、その色を落とすのはより難しくなります。50℃前後のやや熱めのお湯に、既定の量より濃いめの洗剤に酵素系漂白剤を加えて、漬け込みます。水の温度の高い方が色は落ちやすくなりますが、移った色だけでなく、もともとの色も落ちてしまうことも考えられるので、気をつけてください。大事な服であれば、無理に自分で落とそうとせず、クリーニング店に依頼するのがおすすめです。

セーターを洗濯機で洗ったら、ちっちゃくなっちゃった!

洗濯

「セーターが洗える!」といった洗剤もありますが、必ず洗濯表示を確認してから使いましょう

■ドライマーク用洗剤でも洗ってはいけないものがある
ウールやカシミアなどのドライマークのついた衣類でも洗えると謳ったおしゃれ着用の中性洗剤があるため、自分でセーターやカーディガンを洗う人もいるかもしれません。でも、「洗ってみたら、縮んでしまった!」という例も多くあります。

ウールやカシミア、 シルク、レーヨン、キュプラ、アセテートといった素材は水に濡らしたり、また乾かしたりするときに、縮みやすい性質があります。必ず洗濯表示を確認し、水につけてもいいものか確認してから、洗濯をしましょう。おしゃれ着などの洗濯方法や自分で洗濯できるかの判断について、詳しくは『冬物衣類を自分で洗濯してみよう』をご覧ください。なお、洗濯表記は平成28年12月から変更されますので、注意してください(参考:洗濯表示が暗号ほど変化!?新洗濯表示の読み解き方

■もう一度お湯につけて、形を戻す
ウールのセーターが縮んでしまったときは、段ボールなどで戻したい大きさの型紙を作り、中性洗剤を規定通りに溶かしたぬるま湯につけ置きします。その後、軽く脱水し、型紙をセーターの中に入れ、陰干しをしましょう。ただし、完全に元通りにするのは、クリーニング店に頼んでも難しい場合が多いです。

洗いあがったセーターが伸びてしまった!

洗濯

なんでもハンガーにかけて干していいわけではありません。ウールやカシミアなど伸びやすい素材は注意

■ネットに入れて洗おう
洗濯で洋服が縮むこともありますが、反対に伸びてしまうこともあります。洗濯機の中で他の洋服などとからみあい、引っ張りあうことなどが原因の場合があります。型崩れが心配な洋服は、畳んだ状態で洗濯ネットに入れて洗いましょう。

■水の重さで伸びないよう平干しする
洗いあがった洋服を干すときに、ハンガーなどにかけると、含んだ水の重みで袖や裾が伸びてしまうことがあります。セーターなどのおしゃれ着は形を整えて、平干しするのが基本。セーター用の洗濯干しネットがあるといいですが、ピンチハンガーの上に乗せて干したり、できるだけ平らになるように気をつけましょう。

■伸びてしまったセーターは温めると縮む
ウールやカシミアなどは温めると縮む性質があります。伸びてしまったときには、その部分にドライヤーやアイロンのスチームを当てると、縮みます。型崩れしないように、手で整えながら、当てましょう。

レースが他の洋服のボタンにひっかかって破れた!

洗濯

レース、刺繍、リボン、飾りボタンがついた洋服は、そのまま洗うと、他のものと引っかかって、傷んでしまうことも。洗濯ネットを用意しましょう

レースやリボン、シフォン、刺繍など繊細な素材が使われていたり、細工が施されている洋服は、必ず洗濯ネットに入れて洗います。また、引っかかりやすいボタンやフックのついたものも、別の洋服を傷つけないようネットに入れましょう。

洗濯ネットは様々な大きさのものがあります。手持ちの洋服に合わせて、いくつか用意しておきましょう。100円ショップやホームセンターなどで購入できます。

 

部屋干ししたら、洗濯物がにおう…

洗濯

部屋干しの悩みはニオイや湿気。密着させて干さずに、風通しをよくすることで防げます

日中部屋にいることが少ない一人暮らしは、洗濯物を部屋干しする人も多いです。でも、部屋干しで気になるのがにおい。それは雑菌の繁殖が原因です。狭い部屋でも上手に部屋干しする方法は、『部屋干しのニオイを防げ。梅雨時の洗濯トラブル解決法』『湿気とニオイを防ぐ部屋干しテクニック』に詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

 

柔軟剤ってどうやって使ったらいいの?

洗濯

洗剤や柔軟剤の正しい使い方を知っていますか。多く入れれば効果が高いわけではありません

初めての一人暮らしで、初めて自分で洗濯をするという人が使い方に悩む洗濯アイテムが柔軟剤。その名の通り、洗濯物を柔らかく仕上げるものですが、静電気を防止したり、商品によっては汗などのニオイの付着を防いだり、洗濯でしわになりにくくなる効果があるものもあります。

ちなみに、入れるタイミングはすすぎのとき。洗剤と一緒に使うと、どちらの効果も落ちてしまいます。洗濯機にはそれぞれ洗剤と柔軟剤を入れるケースがあります。間違えないようにしましょう。

また、柔軟剤の使い過ぎにも注意しましょう。入れすぎると吸水性が低下して、汗を吸い取りにくいなどのデメリットがあります。また、最近は香りが強いものが多く、それが周囲の人に不快感を与えるという話も耳にします。適切な量を守って、ほどよい香りを楽しむようにしましょう。

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