確定申告/確定申告の手順(申告・納税・還付)

確定申告の還付金はいつ振り込まれる?どの銀行口座を書いてもいい?

医療費控除や住宅ローン控除を確定申告したら、あとは還付金が振り込まれるのを待つだけ。還付金が銀行口座に振り込まれるまでは1カ月から1カ月半はかかるようです。振込先には自分名義の銀行口座を指定できますが、一部のネット銀行は対象外なので注意を。

執筆者:All About 編集部

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<目次>

確定申告書の提出から還付金が銀行口座に振り込まれるまでは最低1カ月はかかる

医療費控除住宅ローン控除などの還付申告をすると、払い過ぎた税金を取り戻すことができます。「還付金がもらえる」なんて言い方をよく耳にしますよね。
還付金をどの銀行に振り込んでもらえばいい?

還付金をどの銀行に振り込んでもらえばいい?

この還付金、申告手続きから実際に支払われるまで1カ月から1カ月半くらいかかるのが一般的。e-Tax(電子申告)だともう少し早く、3週間ほどで処理されるようです。ただ、ツイッターなどのSNSを見ると「早めに提出したら2週間くらいで還付金を受け取れた」なんて書き込みも。

還付申告は申告の対象となる年の翌年の1月1日から提出が可能。さらには過去5年間までさかのぼれます。原則、2月16日から3月15日の確定申告期間※は手続きが非常に混み合うため、この時期を外して申告書を出すのもひとつの手です。
 

還付金は口座振込で受け取るのが便利

還付金を受け取る方法は次の2つです。
 
  1. 指定した自分名義の口座への振込
  2. ゆうちょ銀行や郵便局の窓口で受け取り

基本的には1の口座振込を選ぶのがおすすめ。わざわざ窓口まで足を運ばなくてよいので楽ですよ。

確定申告書第一表の右下に、「還付される税金の受取場所」という欄があります。振込先として指定したい金融機関名、支店名、口座番号などを記入すればOKです。
確定申告書第一表「還付される税金の受取場所」の記入イメージ

確定申告書第一表「還付される税金の受取場所」の記入イメージ

 

ネット銀行で還付金の振込先に指定できるのはごく一部

一部のインターネット専用銀行については、還付金の振込みができません。振込みの可否について、あらかじめご利用のインターネット専用銀行に確認する必要があります。
 

還付金が振り込まれる時期に通知書が届く

国税還付金振込通知書はこんな書類です(画像は一部加工済)

国税還付金振込通知書はこんな書類です(画像は一部加工済)

確定申告書が受理されて還付金額が確定すると、じきに「国税還付金振込通知書」が送られてきます。このタイミングと前後して、口座に還付金が振り込まれるはずです。念のため通帳記帳や入出金明細の確認をして、通知書の金額と実際に振り込まれた金額を照合すると安心です。

特に住宅ローン控除は還付金額が大きく、臨時収入を得たような気持ちになりますが、元は自分が払った税金の一部。くれぐれも気を大きくして散財しないようにしましょう。
 

申告書に電話番号を書くことを忘れずに!

たとえば次のようなとき、おそらく、申告書類を提出した税務署からお尋ねの連絡が来るはずです。
  • 自分以外の名義の口座を書いてしまった
  • 自分の口座ではあるが名義が旧姓のまま
  • 銀行名や支店名が間違っていた気がする
  • そもそも口座情報を書き忘れた
申告書には電話番号を書く欄がありますが、携帯電話など日中に連絡が取りやすい番号にしておくと安心です。

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