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不倫の代償を払う覚悟はあるか……その男性は代償を払うに値する?

不倫スキャンダルを見て改めて感じた、不倫の代償。独身女性にとって、不倫恋愛は危険と隣り合わせだと気づく機会になったのではないでしょうか。今回は、女性側が忘れがちな「不倫の代償」と、不倫する男性をなぜ信用してはいけないのかを一緒に考えてみましょう!

久野 浩司

執筆者:久野 浩司

恋愛ガイド

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 独身女性による「不倫の代償」を考えてみる

不倫の代償を払う覚悟はあるか……その男性は代償を払うに値する?

なぜか既婚男性に惹かれてしまう独身女性は、そのリスクを考え直してみて。

独身女性が不倫の恋愛をすることで、大きく人生を狂わすことは珍しくありません。もしかしたら、読者のみなさんの周囲にも、現在進行形の方、過去に既婚者に恋をしてバレずに終わった……など様々な不倫経験ある女性もいるかもしれません。

今回のテーマは、さまざまな立場で「明日はわが身」の危険にもなり得る「不倫の代償」について、みなさんと一緒に考える機会になればと思います。
 
<目次>
 

不倫をしてはいけない最大の理由

そもそも、不倫という「禁断の恋愛」をした場合、どんなリスクがあるのでしょうか。

手を出してはいけない最大の理由は、登場する当事者はもちろん、そこに関係する家族やら誰もハッピーにならない結末を迎えることです。からも祝福されない、応援されない恋愛から、「幸せな結婚」を目指すのは、正直ハードルが高すぎるのです。

たとえば、独身女性と既婚男性の不倫カップルの不倫が発覚したらどうなるでしょうか。まずは既婚者である男性は、本妻と離婚騒ぎになることが考えられます。当然、夫の不倫が原因の離婚ですから、慰謝料を請求されるのはもちろん、本妻や自分の親族も巻き込んでの大騒動になるでしょう。もし子供がいる場合には、親権の剥奪や別離という問題なども出てくるでしょう。

不倫が発覚して破局した場合、離婚を回避したとしてもパートナーを裏切った代償は大きく、本妻からの不信感は拭えず、完全なる信頼関係を修復することは難しいでしょう。年齢にもよりますが子供たちからも軽蔑されるでしょうし、身から出たサビとは言え男性にとっても大きな代償になることは間違いありません。

もう一人の当事者である独身女性側も、当然ながら相手の家族を巻き込むことからの心労や罪悪感、発覚して破局した場合の喪失感に加え、場合によっては本妻からの裁判や慰謝料の請求など、経済的にも社会的にも大きなデメリットがあるのは事実です。

「恋は盲目」といいますが、その瞬間だけ熱くなっている当事者同士は、今の恋愛を正当化しようとするでしょう。しかし、そのリスクをしっかり認識して、責任取れる覚悟でなければ、やはり独身女性が本気で既婚男性と恋愛するメリットなんてこれっぽっちもないのが現実なのです。

しかし、「盲目」になってしまったときこそ考えてほしいのが、その既婚男性は、上記のリスクを負ってまで貫きたい恋愛の相手なのか、本当に信頼できるパートナーとなりえる人物なのか、ということです。
 

不倫する既婚男性を信頼できない理由

曖昧な立場で、女性をもてあそぶ既婚男性が、あなただけを大切にしてくれるでしょうか?

曖昧な立場で、女性をもてあそぶ既婚男性が、あなただけを大切にしてくれるでしょうか?

不倫のアプローチを仕掛ける男性を信用してはいけない、と思う理由は次に挙げる、「2種類の責任感の欠如」です。

1つ目は、一生をかけて幸せにすると誓った結婚をしたのにもかかわらず、それをさっそく放棄して別の女性にうつつを抜かす、という責任感のなさです。

仮に、「奥さんとの関係が冷めていた。たまたま結婚した後に、心から愛せる女性に出会った」という場合だったとしても、もっと未来を見据えた行動を伴えなければ、誰も幸せにすることはできません!!

本妻との結婚にいたる経緯や関係性は、本人たちしか知る由はありませんが、理由がどうであれ、軽率であり、結婚に対する覚悟や責任が乏しかったといわざるえません。

目の前の恋愛への情熱が冷めれば、また新たに勢いのある恋愛を探し、同じように別の女性のもとに逃げ込むような無責任さがある男です。勢いだけの恋愛をする傾向があるからこそ、冷める勢いも早いということです。

恋愛とはそもそも短期間で当事者同士は一瞬にして燃え上がったりするもの。障害があればそれさえも共通の敵となり、燃料となる場合もあるでしょう。しかし、「結婚」というものは、そんな勢いだけのものではないのです。何十年という時間をかけて二人で育んでいくものです。それを途中で放棄して別の女性にアプローチをするような責任感のない男性を信じることはできますか?

2つ目は、自分の立場を曖昧にすることで、どちらの責任からも逃げているという「責任感」のなさです。

まず不倫の恋愛が始まる際、既婚だと伝えた上で恋愛する場合、既婚だと伝えずに恋愛する場合があります。

普通、相手が既婚者だと知れば、お互いが「淡い恋心」を抱いていたとしても自制するものです。誰しも揉めごとは避けたいでしょうから、最初から略奪を企てたり、家庭を壊してやる、と考える人は多くないでしょう。つまり、既婚者側が「妻とは別れるつもりだから、ボクと付き合おう」などのちょっかいを出して始まることが多いと想像できます。

逆に、既婚だということを明かさずに恋愛がスタートしてしまった場合、独身女性は「これ以上好きになってはいけない……」と思いつつも、気持ちをとめられなくなってしまうかもしれません。既婚者側が「好きだから言い出せなかった」などと言っても、だましていたのと同じことです。

上記の理由から「恋愛の主導権」があることが多いのは既婚男性側であることが多いのです。彼が既婚者としてしっかりと立場をわきまえて、「責任感」を持っていれば、不要な過ちを避けることができるケースが多いはずなのです。

(もちろん、実際には独身女性側が既婚者と知っても強くアプローチする場合、妻との関係が特殊な場合など世の中にはさまざまなケースはあるとは思いますが……)

現在進行形で不倫をしている女性はもちろん、既婚男性にアプローチされている女性、なぜか既婚者に惹かれてしまう女性――あとになって「そんなつもりではなかった」「私は知らなかった」では、済まされません。結婚を意識するしないにかかわらず、パートナー選びは、本当に注意が必要だということを肝に銘じてください。

そして、一生をかけて幸せにしてくれる本物のパートナーであるか見極めなければ、思いもよらないところから、あなたの人生が大きく狂わされてしまうということをぜひ、覚えておいてほしいのです。

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