ステーショナリー・文房具

日本のためだけに作られた、MOLESKINE手帳

2016年、MOLESKINEのダイアリーに完全日本語対応されたタイプが登場します。日本の祝日はもちろんのこと、全ての標記に英語+日本語になって、より使いやすくなっています。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド

MOLESKINEの日本語版手帳が登場

MOLESKINEundefined2016年度版4月始まりダイアリー(日本語版) ・マンスリーダイアリーundefinedラージundefined3,672円、ポケット2,700円 ・ウィークリーダイアリーundefinedラージundefined3,672円、ポケット2,700円 いずれも税込み

MOLESKINE 2016年度版4月始まりダイアリー(日本語版) ・マンスリーダイアリー ラージ 3,672円、ポケット2,700円 ・ウィークリーダイアリー ラージ 3,672円、ポケット2,700円 いずれも税込み

海外の手帳を使っていて、気になるのが紙面の表記がすべて英語であるところだ。英語の表記だとそれを見て頭の中で日本語に変換している。スケジュール確認をスムーズに行う上で少々面倒な作業だ。手帳のデザインは素敵なものが多いが、使い勝手では少しばかりの我慢を強いられる。

そんな中MOLESKINEから日本語版のダイアリーが登場する。これはMOLESKINE史上初のことだそうだ。


紙面フォーマットは2タイプ

サイズはポケットとラージがあり、それぞれにマンスリーダイアリーとウィークリーダイアリーがある。いずれも2016年3月~2017年4月まで。マンスリーは見開き2ページで1ヶ月分のカレンダーがある。他のマンスリー手帳と少し違うのは、日付けがマス目の下にあるところだ。一般的にはマス目の上にあるものだ。第一印象はちょっと違和感があったが、これはこれでいいかもと思えるようになった。予定を上に書けるので、より目立つ。日付けより予定の方が主役とばかりに。

MOLESKINEundefined日本語版ダイアリーundefined2016年3月はじまりundefinedマンスリーポケット

月曜日はじまり。6週ある月は5週目に併記される少々窮屈なスタイル。
祝日には特に色がないので、自分で赤丸をするなどが必要だ。
*全ての画像はクリックすると拡大できます
 


ウィークリーダイアリーは見開き2ページで1週間のいわゆるレフト式。余計なものがなくスッキリとしている。1日の記入欄には時間軸の数字もなく午前と午後をゆるやかに分けるガイドがあるだけだ。(ラージサイズのみ)

MOLESKINEundefined日本語版ダイアリーundefined2016年3月はじまりundefinedウィークリーラージ

ウィークリーはレフト式。土日記入スペースは1/2ずつ


今回の最大の特徴は日本語版であるところだが、これはかなり本腰を入れて作られている。それを感じたのは祝日表記。それが日本のものだけになっている。海外の手帳では各国の祝日がズラリと表記されていて、そこに日本の休日も加わっているものを見かける。

それが、日本の祝日だけに絞られている。つまり今回の手帳は日本市場だけで売ることを考えている。MOLESKINEが日本市場に重きを置いているのがよくわかる。

MOLESKINEundefined日本語版ダイアリーundefined2016年3月はじまり

ハードカバーの外側には2016年-2017年という表記はない



マンスリー、ウィークリーで手帳の厚みはほぼ同じ

ふつうマンスリーダイアリーはページが少ないものだ。今回のものではウィークリータイプとほぼ同じ厚みになっている。そのためウィークリータイプとマンスリータイプは同じ価格設定。厚みとしてはMOLESKINEのノートブックタイプよりわずかに薄いぐらい。手にしたときの収まりがいい。

MOLESKINEundefined日本語版ダイアリーundefined2016年3月はじまり

マンスリー、ウィークリーで手帳の厚みは同じ


ちなみに、ページ数がほぼ同じ理由は、巻末にあるノートページによるものだ。ウィークリータイプはわずか4ページだけに対して、マンスリータイプは33ページもある。ウィークリータイプのノートが4ページだけと聞くと少なく感じるが、そもそもレフト式のすべての右側にはノートスペースがあるので十分だと言える。

また、ウィークリータイプとマンスリータイプにはもうひとつ違いがある。それは冒頭のマンスリーページだ。ウィークリータイプは、1ページに1ヶ月分のカレンダーが2016年3月から2017年4月まである。一方、マンスリータイプでは、ここが1ヶ月が縦に流れるフォーマット。1ページに2ヶ月分だが、この縦カレンダーはウィークリータイプよりずっと長い2018年12月分まである。メインのスケジュールフォーマットがカレンダースタイルなので、同じものを載せても意味がないと縦マンスリーにしたのだろう。

MOLESKINEundefined日本語版ダイアリーundefined2016年3月はじまりundefinedウィークリーラージ

ウィークリータイプの冒頭ページには、1ページ1ヶ月のカレンダーフォーマット。ウィークリーページと同じで2017年4月分まである


MOLESKINEundefined日本語版ダイアリーundefined2016年3月はじまりundefinedマンスリーポケット

マンスリータイプの冒頭には、こうした1ヶ月が縦に流れるスタイル。
こちらは2018年12月分までとたっぷりある。
  

それ以外はウィークリータイプ、マンスリータイプとも同じページ構成。共通ページとしては、たとえばパーソナルデータ、トラベルプラン、飛行時間、祝日/イベント、タイムゾーン度量衡換算などがある。

日本語表記としてもうひとつ注目は、ある表記があるところ。詳細は次のページへ>>
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます