クラシック/クラシックおすすめ新譜CD

2016年1月の、クラシック音楽のおすすめ新譜CD

2016年1月のオススメはこれ! クラシック音楽の新譜CDの中からレコード会社が自信をもってオススメするアルバムをセレクト&オススメコメントをもらい、更にガイド大塚が聴き手としての感想をつけて紹介します。

大塚 晋

執筆者:大塚 晋

クラシック音楽ガイド

2016年1月の、クラシックのおすすめ新譜CDをご紹介!

毎月大量に発売されるクラシックの新譜CD。その中からレコード会社が自信をもってオススメするアルバムをセレクト&オススメコメントをもらい、更にガイド大塚が聴き手としての感想をつけて紹介していきます。2016年1のオススメはこれだ!
(発売前、発売延期、売り切れなどの場合もございます。ご了承くださいませ。直接CD店に行く場合などはご注意くださいませ)


ゲルギエフ(指揮) スクリャービン:交響曲第3番「神聖な詩」、第4番「法悦の詩」

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■レコード会社からのオススメコメント
ゲルギエフとロンドン響は、2014年3月から4月にかけて「ミュージック・イン・カラー」と題して、スクリャービンの5つの交響曲を取り上げました。「法悦の詩」と「神聖な詩」はその公演のライヴ録音からのSACD化で、ゲルギエフが首席指揮者としての最後の在任期間にリリースされるもっとも重要なプロジェクト、スクリャービンの交響曲全集シリーズ第1弾となります。

■ガイド大塚の感想
「さすがゲルギエフ……!」という、メリハリの効いた濃厚な愛の物語。手を細かく動かす姿が目に浮かぶようで、音の移り変わり、色の変化を丁寧に描くドラマティックな極彩色演奏。ロンドン響も繊細さと分厚い演奏で好演。


飯森範親(指揮) マーラー:大地の歌

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■レコード会社からのオススメコメント
2014年4月より飯森範親を首席指揮者に迎え、新たな一歩を踏み出した日本センチュリー交響楽団。彼らの記念すべき第200回定期演奏会をライヴ・レコーディングしました。飯森のタクトによって導かれるメリハリのある表現と、情感たっぷりに歌うソリスト2名に寄り添うように奏でられる見事なアンサンブルの響きで、エンターテインメントに満ちた演奏となりました。ますますの躍進を見せる両者の演奏をご堪能ください。

■ガイド大塚の感想
各楽器の音がよく聴き取れる精巧な演奏。飯森もロマンに流されないタイトな音楽作りで、引き締まった構成の中に艶やかな色を滲ませる。ソロ歌手の福井敬と与那城敬も丁寧に歌いオケとよく合う。過去の様々な名盤と比べても、雲が薄くかかる月夜の情景が浮かぶなど、印象的な美しさ。
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クルレンツィス(指揮)、コパチンスカヤ(ヴァイオリン) チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲、ストラヴィンスキー:結婚

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■レコード会社からのオススメコメント
話題の指揮者/オーケストラであるクルレンツィス/ムジカエテルナがカリスマ美人ヴァイオリニスト、コパチンスカヤと組んで名曲中の名曲を共に初録音!コパチンスカヤは2011年にドイツ・ラインガウ音楽祭でフェドセーエフ指揮モスクワ放送響と共演した演奏が放映されて大きな話題を呼びましたが、この組み合わせはそれを大きく上回る反響を呼ぶこと間違いなし。カップリングは「結婚」。「歌と音楽を伴うロシアの舞踊」という副題と打楽器、4台のピアノ、独唱と合唱という特異な編成を持つこの曲の真価を、クルレンツィスが鮮烈なまでにえぐり出しています!

■ガイド大塚の感想
出す盤出す盤、鮮烈なクルレンツィスだけにチャイコフスキーの前奏からファゴットと低弦は地殻が振動するようで面白く「さすが!」と思った直後、コパチンスカヤが登場するなり、クルレンツィスが霞むほどの「標準」など知ったこっちゃない自由奔放ヴァイオリンで完全ノックアウト(笑)。急加速でもクルレンツィスはばっちり付け、とにかく2人がこの曲から「安定のスタンダード」の化粧を剥がす様が衝撃的興味深さ。『結婚』は歌が器楽的ではなく演劇的なリアルさで強調され、一方、伴奏はバーバリズムの荒々しさではなく、カラッとまとまり、クールな魅力がある。
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ラナ(ピアノ) プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番、チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番

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■レコード会社からのオススメコメント
ベアトリーチェ・ラナは、1993年にイタリアの音楽一家に生まれ、9歳の時にオーケストラと共演し、2013年6月にはヴァン・クライバーン国際コンクールで2位賞と聴衆賞を獲得。彼女は、ショパン:前奏曲&スクリャービンのソナタのアルバム(ATMA)をリリースしていますが、今回の指揮者アントニオ・パッパーノと聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団との共演によるアルバムは、技巧と音楽性の両方を存分に披露するというもの。伸びやかな歌心と確かなテクニックは、間違いなく確かな才能の出現を感じさせるものです。

■ガイド大塚の感想
2曲とも大曲で、見事な迫力ある演奏だが、気を張りすぎるようなことなく、自然な呼吸で音楽を生み出しているのがとにかく好印象。特にプロコの冒頭など、オケと一体となって巨大なうねりを作り、物語を聴かせてくれる。チャイコは3楽章での押し出す部分と抑える部分の対比など繊細な陰影の描き方で唸らせる。若くしてこの安定した技術と流されない音楽性はすごい……。今後も期待。

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