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新型プリウスは発売前にすでに5万台を受注!

4代目となる新型トヨタ・プリウスが登場。カタログ燃費40.8km/Lを誇るが、こちらは最廉価の燃費重視仕様のみとなっている。しかし、燃費だけでなくクルマとして全方位正常進化を遂げているのは間違いない。すでに5万台を受注している新型プリウスだが、気になる中身は?

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

4代目、新型プリウスを発売開始

新型プリウス

4代目にスイッチした新型プリウス。価格は242万9018円~339万4145円


2015年12月9日に発売された新型プリウス。すでに発売前の受注で約5万台を集め、納期はグレードによっては4~5カ月という人気ぶりだ。

新型プリウスの目玉は、40.8km/LというJC08モード燃費だが、これは廉価グレードで燃費スペシャル仕様である「E」のみで、こちらは2WDのみ。

また、ついに用意された電気式4WD「E-Four」や「Toyota Safety Sense P」の設定など見どころは満載だが、燃費だけでなく、内・外装や走りの質感を高めるなど、トヨタが新しいクルマ作りの段階に入ったことを示すモデルとなっている。

クルマ作り全般を含め、プラットフォームやパワートレーンなど多くのパーツを一新。人材育成まで含めた、オールトヨタの新しいクルマづくりを含めて「TNGA」と呼ぶそうだが、お客さんは急に「TNGA」と言われてもピンとこないかもしれない。

燃費だけでなく、走りも質感も大きく進化

新型プリウス

燃費は最高値で40.8km/L。ハイブリッド車としては世界トップレベルを誇る。リチウムイオン電池とニッケル水素仕様を用意するが、生産やコスト、さらにニッケル水素もまだ伸びしろがあることからニッケル水素も引き続き採用されたという


要は中身だろう。プロトタイプにクローズドコースで試乗する機会があったが、先代プリウスと比べると、走りのスムーズさやボディのしっかり感、そして内装の質感などは大きく向上。燃費はもちろんだが、荷室の広さなども含めてクルマとして正常進化しているのは間違いない。

冒頭で紹介したEグレード(2WDのみ)が燃料タンクの容量を減らす(タンク形状は同じ)などしてJC08モード燃費40.8km/Lを達成。売れ筋グレードの「S」は、2WDが37.2km/L、初設定の4WDが34.0km/Lとなっている。

価格はEグレードが242万9018円で、最高価格はAプレミアム ツーリングセレクションの4WD(E-Four)が339万4145円。グレード選びは、最廉価のEでもLEDヘッドランプやオートエアコンなどが備わるほか、当然ながらドライブモードスイッチ(ノーマル/パワー/エコ/EV/ドライブモード)なども備わる。

燃費重視ならEグレードで、8万6400円の「Toyota Safety Sense」をオプションでチョイスすれば安全装備も一定の満足度が得られる。いま、欲しいと思っても発売直後なのに来年春くらいまでは待つ可能性があるから、急ぐ必要のない人はじっくり吟味した方がいいかもしれない。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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