家事/家事の効率化

大掃除スケジュールの立て方とリスト表の作成ポイント!

今回は大掃除のスケジュールの立て方とリスト表の作り方をご紹介します。大晦日の夜まで大掃除をしなくてはならない状況はできれば避けたいですよね。そのためにも肝心なのが大掃除のスケジュールをしっかりたて、リスト表を作ることです。

矢野 きくの

執筆者:矢野 きくの

節約ガイド

大掃除スケジュールとリスト表の作成は年末最後のゴミ出しも考慮して

大掃除はスケジュールの立て方とリストアップ表の作り方が肝心

大掃除は最初のスケジュールの立て方とリストアップが肝心

 年末が近づいてくると気持ちのどこかに「大掃除」という言葉が負担としてある人も多いのではないでしょうか。SNSを見ていてもそのような投稿が増えてきます。特に外で働いている人は、年末の3日程度の休みに集中してやるため「休み」というよりは普段よりも働かなくてはならない日になってしまっています。

そして年末最後の2週間くらいのゴミの収集日には、普段の何倍ものゴミが出されているのをご存じでしょうか。ゴミの量が激増するため、収集車のまわってくる時間も通常時期よりも遅くなるくらいです。ゴミを出せればよいですが、月に2回程度しか収集日がない資源ゴミを出しそびれ、ゴミとともに年を越すという人も珍しくはありません。

このような状況だったら確かに大掃除は大変な作業となってしまいます。しかし大掃除をスタートするときにきちんと大掃除のリストを作り、大掃除のスケジュールをたてることさえしておけば、実際の作業もぐっと楽になって、気持ちの負担となることはないのです。

今回は絶対に失敗しない大掃除スケジュールとリストの作り方をご紹介したいと思います。
   

大掃除は整理整頓と掃除を分けて考なければ、計画通りに進まない

多くの方の大掃除のスタイルは、整理整頓をしながら不要なものを捨て、スッキリしたところで拭き掃除などをするという形です。しかしこれが失敗のもと。それが年末に近づいた時期だと、ゴミの収集日が終わっているということにもなります。

また不要なものを捨てるという作業には、不要・必要を選別する時間があり、その脳の使い方と、拭き掃除などの汚れている部分を綺麗にするという脳の使い方は違うため、両方をミックスしてやることで、かえって時間がかかってしまうものなのです。

一気に不要なものを捨てるだけの場合は、とにかく捨てることに脳が専念できます。「これは必要かなぁ」と悩んだり「これ懐かしいなぁ」と思い出にひたったりすることが、大掃除を余計に大変にしてしまいます。

そのためまずは、一部の例外を除きとにかくまずは不要なものを家から全部捨てる。その次の段階として掃除をしていくというように分けて考えてください。

ここで言う「一部の例外」というのは、整理整頓する対象が細かい物の場所です。例えば机の引き出しの中。不要なものを捨てて、その後に引き出しの中を拭き掃除したいという場合は、細かいものを捨てたついでに拭いてしまったほうが早くなります。


大掃除は整理整頓と掃除を分けて考えていくという前提をご紹介しましたので、次のページで実際にやることをご紹介したいと思います。
 

大掃除のスケジュール1・カレンダーにゴミ収集日

まずはゴミの収集日を普段見ているカレンダーに書き入れましょう。生ごみなど収集日が年末ギリギリまである場合は不要ですが、回数が少ない資源ゴミの日などは必ず書き込みましょう。それに合わせて、「捨てる」作業を進めていきます。
 

大掃除のスケジュール2・捨てる作業を一気にやる

捨てる作業をスムーズにやるには、捨てるものをいれる場所の形が肝心です。例えばゴミ袋を床に置いて捨てる度に袋を開いて中に入れるような作業をしていては、それだけで時間がかかってしまいます。

大きなゴミ袋をダンボール箱にセットしてテープなどで止め、ゴミをポンポン捨てやすい状態にしておくと作業が一気に進みます。

できればこの捨てるという作業は11月中に終えておくとあとが楽になります。
 

大掃除のスケジュール3・大掃除したい場所のリストアップ

ここで初めて「掃除」の分野に入ります。まずは大掃除したい場所のリストアップです。これは場所別にイメージして、箇条書きにしていくと漏れがなくなります。

例えば浴室であれば
・入り口のパッキンのカビ取り
・水道蛇口磨き
・天井、壁掃除
・浴槽の蓋や小物の掃除
など細かく書き出してください。

また忘れてはならないのは、大掃除というのは普段掃除できていないところも掃除するということが入ります。ソファーの下や箪笥の裏なども忘れずにリストアップしてください。
リストアップする掃除内容は細かく

リストアップする掃除内容は細かく

 

大掃除のスケジュール4・リストアップしたものを所要時間ごとにわける

3でリストアップしたものを今度は場所別ではなく、掃除にかかる時間別に分けていきます。

・5分以内で終わる作業
・5分から30分で終わる作業
・30分から1時間で終わる作業
・1時間以上かかる作業
大掃除する場所をリストアップしたら所要時間ごとにわける

大掃除する場所をリストアップしたら所要時間ごとにわける

このような紙に書き出しておくとチェックしやすくなります。

ここでのポイントは上段に来ている「5分以内で終わる作業」と「1時間以上かかる作業」です。

大掃除というのは大変というイメージがあるかと思いますが、実は5分以内で終わる作業というのがかなり多いのです。これをいかに消化していくかがポイントになってきます。「ついでに掃除」か「一気に掃除」のどちらかを意識してみてください。

例えば浴室の水道蛇口磨きでしたら、お風呂に入った「ついでに掃除」してしまうか、もしくは蛇口磨き用のスポンジを手にして、他の場所の蛇口(洗面所やキッチン)だけ「一気に掃除」して周るかのどちらかです。


また1時間以上かかる作業というのは実はそんなに多くありません。だからこそ時間がまとまってとれる週末などにやってしまうのが良いでしょう。

掃除が完了したらリストの中から消していけば、残っている箇所も一目瞭然で次の行動に移りやすくなります。
 

大掃除のときに洗剤を使うとスケジュール通りにいかない…?

洗剤を使って掃除をすると汚れが落ちやすくはなるのですが、その洗剤を洗い流す(拭き取る)作業があり、トータルにするとかえって時間がかかってしまうようになります。

だから可能な限り水もしくはお湯やスチームと、マイクロファイバー雑巾などで終えられるようにしましょう。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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